

タッチアップの目的と作業方法
外壁塗装を行った際、傷や塗り残しが見つかった場合、鉄部、木部など仕上げ塗装後に外装部材を釘止めした際、釘やビスの頭を隠すために部分的な補修塗装することを「タッチアップ塗装」と言います。
今回は、外壁タッチアップ塗装の目的や費用・作業手順を「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁塗装、修繕塗装など塗装工事を検討中のお客様はぜひご覧ください。
- ・タッチアップ塗装とは何か?
- ・タッチアップ塗装の費用
- ・タッチアップ塗装作業の注意点
1. タッチアップ塗装の目的と作業方法
タッチアップ塗装(タッチアップ補修)とは、外壁の仕上げ塗装後の塗装面に細かい傷や塗り忘れが見つかった場合に補修塗装を行うことで、塗装工事の手直し、塗装した一部分を塗り直す場合‥に行います。
また、外壁サイディングや幕板・鼻隠し・破風板などの塗装された外装部材を釘止めした後に、釘頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料を塗ることもタッチアップ塗装と言います。
なお、外壁塗装工事が終わった後に、何らかのトラブルによって塗装の一部が剥がれてしまった場合の補修塗装もタッチアップ塗装と言います。
2. タッチアップ塗装はどうして必要なの?
建物はいつも直射日光や風雨に曝されており、塗装によってこれらの影響を緩和させ経年劣化を防ぐ役割をしています。
新築時や外壁塗替えの際に傷が付いたり、塗り忘れがあったり、その後に何らかの原因で塗料が剥がれた場合に、その部分をきちんとタッチアップ塗装しないと、そこから劣化が進んでしまいます。
新築の建物の場合、塗装の一部分が傷付いていたとても、しばらくは外壁材が持つ耐久性で大きな不具合は発生しませんが、年月の経過と共に塗装の傷付いた部分が原因となって大きな不具合に発展する恐れがありあるので注意が必要です。
3. タッチアップ塗装の種類
外壁塗装におけるタッチアップは「細かい傷などを隠す、部分的なタッチアップ」と「釘頭を隠すためのタッチアップ」の2種類があります。
3-2 外壁塗装の部分的なタッチアップ塗装
外壁に部分的な汚れ、傷などがあるものの、外壁全体としては塗り替えの必要無い場合は、既存の塗装の色にちゃんと合わせて部分的なタッチアップ塗装を慎重に行います。
タッチアップ塗装は、部分的な塗装工事なので、一般住宅の場合は0.5~1.5日くらいで工期も短く、費用も安く抑える事ができます。
部分的なタッチアップ塗装を行う際には、既存の塗装とタッチアップ塗装との違いが目立たない様にする必要があるので、敢えてきれいに塗り過ぎないようにしたり、できるだけ補修した部分が目立たないように汚れやシミなどを少し残してエイジング塗装するケーズもあります。
なお、細かい傷部分のタッチアップ塗装は、刷毛で塗るのでなく、筆で点を打つように傷を埋めていきます。 その際は一回に塗らずに乾燥と塗りを繰り返して周りの塗装面より盛り上がるまで塗り重ねるのがコツです。
3-3 釘やビスを隠すためのタッチアップ塗装
窯業サイディングなどの外壁材や化粧胴差し、付け柱、鼻隠し、破風板、笠木などを釘止めした後に、釘頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料でタッチアップを行います。
サイディング表面に凹凸があるなど釘頭が目立ちにくいサイディングでしたら、釘頭は隠しやすく、粗もそんなに目立たないのでタッチアップ塗装がしやすくなります。
また、新築時に外壁と同じ色のタッチアップを行った釘頭の塗装が、他の外壁サイディングの塗装より早く劣化が進む可能性があるので、こういった場合も釘頭を再度タッチアップ塗装を行います。
4. タッチアップ塗装の費用
通常、タッチアップ塗装は、材料費+工事費になるケースが多いです。
外壁タッチアップ塗装費用の目安
- ■ 0.5日=12,000~18,000円(一般的な塗料を使用した場合)+諸経費
- ■ 1日=20,000~34,000円(一般的な塗料を使用した場合)+諸経費
※ なお、フッ素、無機、石材調など特殊塗料した場合、高所作業を行う場合は別途費用が発生します。
5. 外壁タッチアップ塗装の作業手順
一般的な外壁タッチアップ塗装の手順は以下の通りです。
- 1. 塗装面の状態を確認します。
(変色・褪色・チョーキング・汚れ・塗装の浮き・剥がれ・タッチアップの範囲)
また、どんな種類の塗料が使われているかも確認する必要があります。 - 2. タッチアップ塗装する部分の汚れを拭き取るなどといった適切な下地調整を行います。
その際、状況によってマスキング養生・床養生など適切な養生を行います。 - 3. タッチアップ用の塗料がない場合、調色して塗料を作ります。
タッチアップ塗料を作る際には、同グレードの塗料や着色剤を使用する必要があります。
なお、色合わせする際には、塗料を乾燥させて色の状態をしっかり確認する必要があります。 - 4. 補修する範囲(面積)に応じて、ナイロン筆、目地刷毛、ローラー、カップガンなどを使用して慎重に補修塗装します。
(塗装する部位によっては、錆止め、シーラーなど下塗り作業が必要な場合があります。)
6. 外壁タッチアップ塗装の目的と作業方法 まとめ
タッチアップ塗装する際は、補修した事が目立たないようにすることが重要です。
タッチアップ塗装は、すでに塗装されている他の外壁部分との調色作業(色合わせ)や塗膜の厚みを合わせ、補修跡が極力目立たないように塗装する必要があるので、職人の技術力が問われる作業とも言えます。
もし、技術力が乏しい塗装業者に依頼をすると、タッチアップの部分が目立ってしまうなどといった、建物の美観に関する不具合が起こることがあります。
また、タッチアップ塗装が必要となった場合は、外壁塗装を行った業者がアフターフォローを行っているはずなので、問い合わせしてみると良いかと思います。
なお、外壁塗装を行った際には、工事で余った塗料をもらって保管しておくと非常に便利です。
なぜなら、その塗料を使ってタッチアップ塗装を行うことで、既存の色と塗装色が合わないなどというトラブルが起こりづらいからです。
精度の高い外壁タッチアップ塗装なら、小林塗装へお任せください。
名古屋市周辺で、タッチアップ塗装を検討中のお客様は「名古屋の塗装店」小林塗装へお任せください。
当店は、お客様の希望をしっかりお聞きして、いつも丁寧な塗装工事を行っています。
タッチアップ塗装の見積りは無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコンテンツ作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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