塗装工事の際、困ったお客様について
今回は、なんだか愚痴っぽいコラムになります。
当店が毎日、塗装工事業を営んでいる中で、普通の人が聞いたらビックリする様なお客様もたまにいます。
そんな、店主が今まで出会った、とんでもない塗装工事のお客様についてお伝えしたいと思います。
ここで言いたい事は、「品質の良い塗装工事をお求めでしたら、塗装業者にとって良心的なお客様になりましょう。」と言う事です。なんだか、上から目線の言い方で、すみません。
1． 非通知で何度となく電話してくる 困ったお客様
非通知で何度となく電話してくるお客様は、ちょっと困ります。
いくら、お客様の個人情報が大切だからって、1回回でなく、毎回‥‥って、ちゃんと通知してくれると助かります。‥‥
（ちなみに最近、フリーダイヤルで営業会社からも電話が掛かってきます。そういった会社は、どういう社員教育をしているか、全く分かりません。）
2． 約束を簡単に反故する 困ったお客様
約束した日時に伺ったら、不在で電話連絡したら、約束を忘れていたというお客様がいました。
気を取り直して再度伺ったら、やっぱり不在だったケースがありました。
（すごく自己中心的で困った方でした。）
3． やたら、知ったかぶりをする 困ったお客様
やたら、知ったかぶりをされるお客様も困ります。
インターネットで知った上辺だけの知識をさぞ当たり前と言った感じで、ひけらかすお客様は、本物のプロの人からすると、「ただの痛い人」にしか映りません。
実はそういったお客様は、目に見えないところで、すごく損をしているかもしれません。
4． 全てにおいて逆説の質問を言い続ける 困ったお客様
全てにおいて逆説の質問を言い続けるお客様は非常に困ります。猜疑心の強いお客様にありがちなパターンです。
あまりにひどい場合、お客様に対する誠意や丁寧な説明をする気持ちが全く無くなってしまいます。
（どんな業者でもそうだと思います。）
こういったお客様は、塗装工事が目的ではなくて、塗装業者を論破する事が目的になってしまっているのではないのでしょうか？（一体、何がしたいんだか、全く分からなくなっています。）
5． 「相場金額もより高い」‥と言い出す 困ったお客様
インターネットや折り込みチラシに掲載されている「一体どこで見たのか、よく分からない価格」‥を言ってくる困ったお客様はたまにいます。
特によく分からない塗装工事の一括サイトなどから得た、「現実とは大きく乖離している施工価格」‥に関する情報は本当に困ります。
建築関連の相場は、各地域によって異なりますし、現場ごとに違うだけでなく、各塗装店のノウハウや塗装技術によっても大きく違ってきます。
また、施工価格が安い理由は、必ずどこかにあるはずなので、「なぜ安いのか？」‥その理由も施工業者から、ちゃんと聞く必要があるかと思います。
インターネットにある情報は、あくまでも「客寄せ」ですから、実際とは違うという事も多いのです。
ですから、インターネットで見た他社の金額や相場価格をそのまま言ったりすると、普通の業者であれば断ったり、わざと高いお断り見積りを出したりして工事を避ける事もあります。
当店としても、お客様からその様な事を言われると、あまりいい気分はしません。
6. 過度の値引きを求めてくる 困ったお客様
塗装工事は、確かに高額な工事かと思いますが、だからと言って見積提示金額15％、20％も簡単に値引けるものではありません。
塗装工事の値引きにつきましては、よくできて ～10％くらいが限度かと思います。
また、お客様が無理に値引けば値引いた分だけ、工事の品質が低下してしまう恐れがあります。
（そもそも、そんな簡単に値引きできる様でしたら、その見積書自体が非常にいい加減な見積と言えるのではないのでしょうか？）
7． 「契約するから、何かサービス工事をして！」‥としきりに言ってくる 困ったお客様
ちょっとした工事でしたら、サービスする事が多いのですが、中には「物置きの塗装を無料にして！」、「ベランダのポリカ貼り替えをタダにして！」‥と言い出したりする、困ったお客様もいます。
行き過ぎたサービスの要求は、はっきり言ってすごく困ります。
8． 工事契約後に、他社の金額や保証‥について言い出す 困ったお客様
過去、工事の契約後に他社の金額や保証‥について言い出す困ったお客様がいました。
そもそもの話ですが、なぜ当店と契約したのでしょうか？
契約した後に他社と比較をする事は、非常に失礼な事だと思います。
建築工事は、工業生産品ではないので、それぞれの品質が現場ごとに絶対違ってくるので、当然見積り金額も違います。
さらに、品質保証についてお伝えしますと、施工内容に自信が無い会社ほど、長い保証期間を提示する傾向があります。
なぜなら、普通の会社は現実的な期間でしか品質保証をしません。
一般的な外壁塗装の品質は、シリコン塗装で5～6年、ラジカル制御型塗料で6～7年、フッ素塗装で8～10年、無機塗装で10～12年が限度だと言えます。
これ以上長い品質保証をするのは、怪しいと思ったほうが良いかと思います。
なお、零細企業の品質保証書は、ただの紙切れになってしまう可能性が高く、5年後には塗装会社自体がないといった事も往々にあり得ます。
9． 塗装工事の最中、他社の施工を褒める 困ったお客様
もし、お客様が本当にそう思うのでしたら、初めから他の塗装屋に頼めば良かったのでは？‥と思います。
当店の様なカラーコーディネートや塗装技術が売りの塗装店と、大量の広告を出す塗り替え屋さんを比較するのは、「握り寿司のお店の中で、回転寿司の方が好きだ。」と大きな声で言っているのと同じ事だと思います。
はっきり言って非常に不愉快なお客様です。
10． 工事の後、勝手に値引きしてくる 困ったお客様
工事の後、勝手に振込手数料などを値引きしてくるお客様もたまにいます。
契約した工事金額はちゃんと支払いましょう。
そういう人って、自分がやられたらどう思うのかなぁ。‥‥
11． 自分の都合で工事代金の支払いを遅らせる 困ったお客様
「お客様の都合で工事代金の支払いを遅らせる。」これは、最近よくある困ったケースの一つです。
塗装工事の代金は、通常代金と工事は引き換えで支払うものなので、塗装工事が完成したら、速やかに支払いをしなければならないものです。
それが、「今月ローンの支払いが多いから、ちょっと待って」、「うちの会社では、請求があった翌月の末に支払っているから、それと同様の条件で支払います。」とか「3か月間、何も問題がなかったら、工事代金を支払います。」‥と全く意味の分からない事を言い出す人は、法的にも完全アウトな人です。
12． 「今は、年金暮らしだから。」‥と言う、困ったお年寄りのお客様
「今は、年金暮らしだから、値引きしてくれない？」‥‥という高齢の困ったお客様もたまにいます。
でも、コンビニでも、スーパーでも、高齢者だから値引くという事はしていませんよね？
また、年金の支給日に合わせて、高齢者向けの限定サービスを行って客寄せを行う事はあっても、全ての商品を値引くという事は、どんな小売業者さんでもしていないと思います。
こういった場合、予めお客様の事情をお伝えして頂けると、それに応じた塗装工事のご提案ができます。
13. 1日中、ずっと職人の背後にいる 困ったお客様
工事期間中の約2週間、毎日ずっと職人の背後についてくる非常に困ったお客様がいました。
当然ですが、塗装工事の作業工程にも大きく影響が出ました。
作業内容をずっと見ていたいのでしたら、工程もその様に予定しますので、予め教えて下さる様、お願いします。
（まぁ、現場で作業する職人が「接客する」といった勉強ができたので、良かった部分もありますが。‥‥）
この様なお客様は、ほとほと対応に困まってしまいました。
工事業者に品質の良い塗装工事を行ってもらうには、正しい倫理観を持った良いお客様になる事も大切かと思います。
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小林塗装は、いつも「最高の品質」を目指して、塗装技術の向上、最適な塗料や塗装環境に応じた施工方法の考案、直接施工にこだわり続けています。
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コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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