塩ビシート防水の塗装価格と施工手順　名古屋　小林塗装

1.　塩ビシート防水の特徴

塩ビシート防水とは、塩化ビニール樹脂で作られた厚さ1.5～2.5mmの紫外線、赤外線に対し、優れた耐久性を持つ防水材です。
塩ビシート防水は、シート自体が丈夫なので鳥害による穴開きも生じません。
さらに意匠性に優れ、色や模様がプリントされたシートもあります。

塩ビシート防水は、昭和27年に旧国鉄の難燃性の塩化ビニール樹脂系シートが採用されたのがルーツです。
主にヘーベルハウスや積水ハウスといった大手ハウスメーカーの建物は、塩ビシート防水が施工されています。

なお、塩化ビニールは元々硬い素材で、柔らかくするため可塑剤が添加されていますが、それが経年劣化してしまうと硬くなって、割れやすくなってしまいます。

ですから、5～10年の間で、塩ビシートが固くならない様、塩ビシート用トップコートでメンテナンスする事をおススメします。

塩ビシート防水　トップコート　塗装価格（税別）

当店が施工する一般住宅・アパート・マンション・オフィスビル‥塩ビシート塗り替え塗装工事の参考価格（税別）をお伝えします。

塩ビシート防水　塗装施工価格に関する注意事項

• ・塩ビシート防水に伴う、笠木塗装、ドレン塗装、高圧洗浄‥下地調整費用、塗装に関連する養生費用、シート端部シーリング工事‥は別途必要になります。
• ・カタログ記載以外の特注色での塗装は、追加費用となります。

塩ビシートの塗り替え　塗装施工手順

当店の塩ビシート防水塗り替え、塗装施工手順を詳しくお伝えします。

1.　塩ビシート防水の塗装施工手順　高圧洗浄

ゴムシートのホコリ、カビ、藻‥を高圧洗浄機で洗浄します。
高圧洗浄したした後、入隅部分、不陸部分‥に細かい砂などが残っている場合は、ダスター、ブロア、フロアーほうき‥を使って、塩ビシートの清掃を徹底する必要があります。
（塗料にゴミが混入する原因、マッドカーリング現象＝塗膜剥離の原因になります。）

2.　塩ビシート防水の塗装施工手順　養生作業

笠木部分、ドレン部分‥をマスキングテープ、マスカ―‥を使ってしっかり養生します。
なおドレン部分は、水がちゃんと排水できる様、養生する必要があります。

3.　塩ビシート防水の塗装施工手順　下塗り

塩ビシート用プライマーや塩ビシート防水塗料を筋交い刷毛や塩ビシート防水塗料に適した無泡ローラーを（毛丈13㎜程度）使って、シート防水の端部から手際よく下塗りします。
ローラーで塗装する際は、塗り斑やローラーすじが出ない様、シートのジョイント部分でキレイに塗り継ぐ様にします。（艶消し塗料の場合は、ローラーすじが出やすいのでローラーの進行方向には注意が必要です。）
塩ビシート防水の立ち上がり‥入隅部分は、塗料が溜まると乾燥後に塗装が割れたり、塗装が剥がれたりする原因になる為、塗料が溜まらない様、十分注意して塗る必要があります。
また、屋上‥風の影響で周囲に、塗料が飛散しやすい場所での塩ビシート防水塗装については、風の強い日は施工しない、周囲の車や自転車にシートをかぶせるなどと言った対策も必要です。

4.　塩ビシート防水の塗装施工手順　上塗り

1回目に塗装した塩ビシート防水塗料が十分乾燥した事と塩ビシートの表面にブツが混入してないか、しっかり確認して（塗膜にブツが混入していた場合は、塗装面を粒度の細かいスコッチ、スポンジ‥を使って軽く擦って取り除きます。） その後、塩ビシート防水を筋交い刷毛や塩ビシート防水塗料に適した無泡ローラー（毛丈13㎜程度）を使って、シート防水の端部から手際よく仕上げ塗りします。
ローラー塗装する際は、塗り斑やローラースジが出ない様、塩ビシートのジョイント部分でキレイに塗り継ぎます。

5.　塩ビシート防水の塗装施工手順　仕上り確認

塗装が完了したら、塩ビシート塗装の塗りムラ、透け、カスレ、塗り忘れがないか確認します。
上塗りの塗料が乾燥したら、慎重にマスカーやマスキングテープなど養生材を取り除きます。

5.　塩ビシート防水塗装　その他注意事項

防水層の膨れ、破れがある場合は、予め防水層の補修を行う必要があります。
冬場の施工は塩ビシート用水性塗料が乾燥しづらく、夜露で塗料が流れてしまう事があるので、午後2時半くらいまでに塗装を終える必要があります。
夏場の場合は、日中の施工を避け、塩ビシートの表面温度や気温が低い夕方や早朝の施工をおススメします。

6.　塩ビシート防水の塗り替え　おススメ塗装プラン一例

名古屋の塗装店小林塗装がおススメする塩ビシート防水の塗り替え　おススメ塗装一例をお伝えします。

【スズカファイン】
ＨＰ塩ビ用シリコントップＰ
ゴムシートに直接塗装可能な防水材の伸縮に追従し、耐水性、耐候性に優れた環境に配慮した水性1液型シリコン塗料です。
当店で施工するＨＰ塩ビ用シリコントップＰの1㎡あたり塗装施工価格は、1,100～1,150円です。
（高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。）

【日本特殊塗料】
プルーフロンＧＲトップ・ＧＲトップ遮熱
塩ビシートの塗り替えに適した耐候性に優れる施工実績豊富な溶剤ウレタン塗装仕様です。
プルーフロンＧＲトップ・ＧＲトップ遮熱の1㎡あたり塗装施工価格は、1,900～2,100円です。
（高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。）

【大同塗料】
水系ソフトトップコートＡＵ・遮熱
環境に配慮した水性2液型ウレタン塗料です。
当店で施工する水系ソフトコートＡＵの1㎡あたり塗装施工価格は、1,700～1,850円です。
（高圧洗浄‥下地調整は、別途費用なります。）

7.　塩ビシート防水の施工例

当店が施工した塩ビシート塗装の一例です。

愛知県名古屋市周辺で塩ビシートの塗装工事を検討しているお客様は、「名古屋の塗装店」小林塗装へぜひお気軽にご相談下さい。 塗装工事の専門店だからこそできる、仕上がり感が良い品質本位の塩ビシート塗装工事を施工します。

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コラム筆者
小林塗装　店主　小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコンテンツ作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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