

高級塗料の代名詞、フッ素塗料の特徴とは?
今回は、高級塗料の代名詞、フッ素塗料の特徴について『名古屋の塗装工事専門店』小林塗装がコラムにしてまとめました。
フッ素塗料を使用した外壁塗装を検討されているお客様は、ぜひご覧下さい。
1. フッ素塗料には、どの様なメリットが期待できるの?

高級塗料の代名詞とも言えるフッ素塗料には、いくつかメリットがあります。
その中でも最も大きいメリットが、耐用年数の長さです。
他にも外壁塗装で使われる塗料は多くの種類があり、どこに使うかによっても耐用年数は変わってきますが、他の塗料の耐用年数を見ると、アクリル塗料が5年~6年、ウレタン塗料が8年~10年、シリコン塗料が10年~15年といった感じです。
一方、フッ素塗料の場合、耐用年数は大体15年~20年です。
この様に他の塗料と比較すると1.5倍から3倍以上といった優れた耐用年数を誇ります。
しかも、これはあくまでも平均的な耐用年数であって、フッ素塗料を使って外壁塗装をした建物の中には、20年以上塗り替えを行わずに劣化がほとんど発生していない例もたびたび見られます。
この耐用年数の長さによって、外壁塗り替えをする回数を少なくできます。
他の塗料は10年前後で耐用年数が来ますから、10年に1回くらいのペースで外壁塗装する必要があります。
しかしフッ素塗料の場合、最大20年程度持ちますから、外壁塗装をする回数を少なくさせる事ができます。
したがって、塗装工事が起因するストレスを感じる回数を少なくできる事がフッ素塗料を選ぶ大きなメリットと言えます。
2. フッ素塗料は、大変優れる機能を持っている塗料です。
高級な外壁塗装や屋根塗装にしばしば使われるフッ素塗料は、多くの機能を持っています。
まずフッ素塗料の代表的な機能として、フッ素塗料に含まれるセラミックによる親水性(雨水などによって汚れを洗い流す作用)の高さが外壁や屋根塗装に使われる理由の一つです。
一般的な塗装の場合、外壁や屋根に汚れが付着する事もありますが、フッ素樹脂の場合、雨が降った際、雨水によって外壁のきれいに洗い流してくれます。
この様に汚れが塗装面に固着しにくい為、時間がある程度経過してもきれいな状態を維持できる特徴があります。
また、外壁塗装のクレームでよく言われる問題点として、水垢、粉塵などの汚れがあります。
この問題点もフッ素塗料を使って外壁塗装や屋根塗装する事で問題解決に繋がります。
次にフッ素塗料は、耐紫外線や耐熱性に優れているのも特徴です。
フッ素塗料は、建材にしっかり密着しますから紫外線や熱から建物を守ってくれます。
紫外線を浴び続けると、建物は徐々に劣化していきます。
この劣化をフッ素塗料が食い止めてくれので、建物の強度をいつまでも保つ事が可能です。
その他にも、優れた薬効成分による防カビ性や防藻性を持っていますから、カビや藻が外壁に生えにくくなります。
なお、この様な性能は光触媒塗料にもありますが、光触媒塗料は建物の北側や周囲に建物がある場合‥太陽の光が元々当たりにくい場所は、十分な性能を発揮する事ができません。
しかし、フッ素塗料の場合は、日光が充分当たらない場所でも防汚機能を発揮する事ができます。
また、塗装面にカビや藻が付着したとしても、フッ素塗料が持つ非粘着性によって、簡単に取り除く事が可能です。
ですから、もし外壁や屋根にカビや藻が付いてしまった場合、簡単に取り除く事ができます。
フッ素塗料は、こういった多機能を持っているので、様々なメリットを得る事ができます。
なお、先程もお伝えた様に、フッ素塗料は親水性が優れているので、この親水性をより高める為に、艶有りのフッ素塗料を使うのが一般的です。
艶有りフッ素塗料を使って外壁塗装を行う事で、多少築年数の経過した建物でも、新築と比較して差がないくらい、ピカピカな仕上がりにする事ができます。
(最近では、落ち着いた雰囲気になる艶消し仕上げのフッ素塗料もいくつかあります。)
3. フッ素塗料でよく聞かれる誤解に惑わされない事が大切です。

フッ素塗料は、この様な多くのメリットがありますが誤解を受ける事も多いです。
フッ素塗料に関するよくある誤解の一つ、戸建ての外壁塗装には向かないという噂があります。
「フッ素の塗膜は固くて、すぐにひび割れしてしまうから・・・。」というのが理由らしいです。
フッ素塗料の塗膜が硬いのは確かにそうですが、モルタルにフッ素塗料を塗った場合、モルタルの収縮効果によって、ひび割れを起こす可能性も多くあります。
しかし、微弾性フィラーや弾性フィラーなどを下塗り材として使用し、弾性タイプのフッ素塗料を使用すれば、多少のモルタル収縮は可とう性を持つ塗膜が追従する為、ひび割れが起きるリスクを軽減できます。
(これについては、塗膜が固いシリコン塗料、無機塗料に於いても同様の事が言えます。)
また、サイディングに塗装する際、シーリングの上では塗膜がひび割れるリスクはあります。
こういった場合も弾性タイプのフッ素で対処すれば良いのではないかと思われる方もいるでしょう。
しかし、弾性タイプのフッ素塗料を塗ってしまうと、シーリング材の内部に熱が籠もりやすくなってしまい、シーリング部分の膨れを誘発させる可能性が出てきます。
だからと言って、フッ素塗料がサイディング塗り替えに使えない訳ではありません。
なぜなら、フッ素塗料を窯業サイディングに塗る場合には、外壁塗装を塗った後でシーリングを後打ち施工したり、塗装する前に窯業サイディング用の微弾性サフェーサーを下塗りしたりすると良いからです。
こういった対策を行う事で、フッ素の塗膜がひび割れしてしまう心配もありません。
一部フッ素塗料が向かない建材もありますが、一般的な住宅の塗装工事に使う事には何ら問題ありません。
(これもやはり、シリコン塗料、無機塗料、断熱塗料などに於いても同様の事が言えます。)
また、以前は一回フッ素で塗装すると、他の塗料が使えなくなるという事も言われていました。
その理由は、先ほどお伝えしたフッ素塗料が非粘着性塗料の為です。
確かに一時期そのような事はありましたが、最近ではシリコンエポキシ系シーラーなどといったフッ素塗料に対しても極めて優れた密着性を持つ下塗り塗料もある為、一回フッ素塗料で外壁塗装をして次回以降、別の塗料で外壁塗装を行っても、何ら問題はありません。
こういった理由から、現在フッ素塗料は、住宅の外壁や屋根などといった塗替え工事におススメの塗料と言えます。
フッ素塗装の事なら「塗装工事のプロ」小林塗装にお任せ下さい。
小林塗装は、名古屋市にある塗装店です。
当店は、2,003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識と経験で、フッ素塗装を行っています。
名古屋周辺で外壁塗装や屋根塗装を検討されているお客様は、お気軽にお問い合わせください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラム作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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