外壁塗装で品のある家に見せる色と質感の考え方を塗装店が解説
外壁塗装で「品のある家」に見せるためには、派手な色を選ぶことではなく、色・艶・質感・配色のバランスを丁寧に整えることが大切です。
「おしゃれな家」と「品のある家」は、似ているようで少し違います。
おしゃれな家は、目を引く色や流行感、個性的な配色で印象に残ることがあります。
一方、品のある家は、強く主張しすぎなくても、清潔感、落ち着き、調和、細部の整い方によって、自然と美しく見えます。
たとえば、グレージュの外壁にチャコールの付帯部を合わせた住まい。
アイボリーの外壁にブラウンの屋根と木目玄関を合わせた住まい。
ウォームグレーの外壁に黒すぎない濃色を少し効かせた住まい。
こうした外観は、派手ではありません。けれど、道路から見た時に「感じがいい家だな」「落ち着いていて素敵だな」「きちんと手入れされている家だな」と思わせる力があります。
外壁塗装で品を出すには、単に高級そうな色を使えばよいわけではありません。
真っ白にすれば清潔、黒にすれば高級、グレーにすればおしゃれ、というほど単純ではないのです。
大切なのは、その家に似合う色を選ぶこと。
周辺の街並みに調和すること。
屋根やサッシ、玄関ドア、外構とバランスが取れていること。
そして、艶や質感が建物の雰囲気に合っていることです。
今回は、外壁塗装で「品のある家」に見せるための色と質感の考え方を、グレージュ、ベージュ、ウォームグレー、白、黒、ブラウン系などの外壁色とあわせて、名古屋の塗装店 小林塗装が分かりやすく解説します。
- ■ 外壁塗装で「品のある家」に見える理由
- ■ 上品に見える外壁色の共通点
- ■ グレージュ・ベージュ・ウォームグレー・白・黒・ブラウンの使い方
- ■ 艶と質感で外観の印象が変わる理由
- ■ 付帯部・屋根・サッシ・玄関ドアとの調和
- ■ 街並みに自然になじむ色選びの考え方
1. 外壁塗装で「品のある家」とは?
外壁塗装で「品のある家」とは、どのような家でしょうか。
それは、色が強く主張しすぎず、清潔感があり、建物の形や街並みに自然になじみながら、どこか丁寧に整えられた印象のある家です。
品のある家は、必ずしも豪華な家ではありません。高価な塗料を使えば自動的に品が出るわけでもありません。
むしろ、品のある外観は、控えめなところに宿ることが多いです。
色数を増やしすぎない。彩度を上げすぎない。艶を強く出しすぎない。付帯部の色を丁寧に整える。屋根やサッシとの相性を見る。近隣の家並みから浮かないようにする。
こうした小さな判断の積み重ねが、外観全体の品をつくります。
人の服装でたとえると分かりやすいかもしれません。
高級ブランドの服を着ていても、色合わせが強すぎたり、靴やバッグと合っていなかったりすると、上品に見えにくいことがあります。反対に、シンプルな服でも、色、素材、サイズ感、靴、バッグが整っていると、とても品よく見えます。
外壁塗装も同じです。
外壁色だけが主役ではありません。屋根、雨樋、破風、軒天、水切り、玄関ドア、サッシ、外構、植栽まで含めて、住まい全体のコーディネートとして考えることが大切です。
たとえば、グレージュの外壁に黒すぎないチャコールの雨樋を合わせる。アイボリーの外壁に木目玄関を合わせる。ベージュの外壁にダークブラウンの屋根を合わせる。ウォームグレーの外壁に白い軒天を合わせる。
こうした組み合わせは、激しく目立つわけではありません。
けれど、ふと見た時に、家全体がきれいに整って見えます。
品とは、目立つことではなく、整っていることです。
強い自己主張よりも、全体の調和。流行を追いすぎるよりも、長く愛せる落ち着き。派手な装飾よりも、細部の丁寧さ。
外壁塗装で品のある家に見せるためには、色を「選ぶ」だけでなく、住まいに合うように「整える」ことが大切です。
2. おしゃれと品の違い
外壁塗装でよく聞かれる言葉に「おしゃれ」があります。
「おしゃれな外壁にしたい」
「今っぽい色にしたい」
「普通すぎるのは嫌」
このようなお気持ちは、とても自然です。せっかく外壁塗装をするなら、以前より素敵に見せたいものです。
ただし、外壁塗装では、おしゃれだけを追いかけると少し危うい場合があります。
なぜなら、外壁は面積が大きく、10年前後は同じ色で過ごすことになるからです。また、住宅街の中で多くの人の目にも入ります。
おしゃれな色は、流行感や個性を出しやすい反面、使い方によっては数年後に飽きたり、周囲から浮いて見えたりすることがあります。
一方、品のある色は、流行だけに頼りません。
品のある外壁塗装は、今見てもきれいで、数年後にも古く見えにくく、街並みにも自然になじむ外観です。
| 比較項目 | おしゃれ重視 | 品のある外観 |
|---|---|---|
| 色の印象 | 流行感や個性が出やすい | 落ち着きと清潔感がある |
| 見え方 | 目を引きやすい | 自然に感じよく見える |
| 配色 | アクセントが強くなりやすい | 全体の調和を重視する |
| 長期性 | 流行が変わると古く見えることがある | 長く飽きにくい |
| 街並み | 個性が強いと浮く場合がある | 周囲となじみやすい |
もちろん、おしゃれと品は対立するものではありません。
品がありながらおしゃれな外壁塗装は、十分に可能です。
たとえば、グレージュ外壁は今らしさがありながら、落ち着いて見えます。ベージュ外壁は定番ですが、少しグレー味を加えると上品で洗練された印象になります。白外壁は清潔感がありますが、真っ白ではなくアイボリーにすると、やわらかく品よく見えます。
黒外壁も、全面に強く使うと重たく見える場合がありますが、チャコールや付帯部のアクセントとして使えば、外観を品よく引き締めることができます。
つまり、おしゃれを品よく見せるには、少し引き算が必要です。
色を強くしすぎない。コントラストをつけすぎない。艶を出しすぎない。素材感を盛り込みすぎない。アクセントを入れる場合も、全体の中で効かせる。
この「少し控える」という感覚が、外壁塗装ではとても大切です。
料理で言えば、濃い味付けではなく、出汁がきいているような美しさ。ファッションで言えば、大きなロゴではなく、素材とシルエットで魅せるような装い。
外壁塗装で目指したいのは、ただ目立つおしゃれではなく、暮らしに長く寄り添う品のあるおしゃれです。
3. 上品に見える外壁色の共通点
上品に見える外壁色には、いくつかの共通点があります。
それは、明度と彩度が整っていること、街並みになじむこと、建物の形をきれいに見せることです。
外壁色は、ただ「好きな色」だけで決めると失敗することがあります。好きな色が、必ずしも住まいに似合う色とは限らないからです。
たとえば、小さな色見本では素敵に見えた色が、外壁全面に塗ると明るすぎたり、強すぎたりすることがあります。これを面積効果と言います。
外壁は面積が大きいため、色の印象が強く出ます。そのため、上品に見せたい場合は、彩度を少し抑えた色、明るすぎず暗すぎない色、周囲の色とつながりやすい色を選ぶと安心です。
| 上品に見えやすい色の特徴 | 理由 |
|---|---|
| 彩度が控えめ | 派手に見えにくく、街並みに調和しやすいです。 |
| 明度が極端でない | まぶしすぎず、重たすぎず、落ち着いて見えます。 |
| 少しくすみ感がある | 今らしさと大人っぽさが出ます。 |
| 屋根やサッシと合う | 外観全体がまとまって見えます。 |
| 汚れ方まで考えられている | 数年後も清潔感を保ちやすくなります。 |
| 付帯部で引き締めている | 外観の輪郭が整い、品よく見えます。 |
具体的には、グレージュ、アイボリー、ベージュ、ウォームグレー、モカブラウン、グレーブラウン、チャコール、セージグリーンなどは、上品に見せやすい色です。
これらの色は、強く主張しすぎず、住まいの形を自然に引き立ててくれます。
ただし、同じ色名でも、赤み、黄み、青み、グレー味の違いで印象は変わります。
たとえば、ベージュでも黄みが強いと明るく親しみやすい印象になりますが、場合によっては少し昔っぽく見えることがあります。グレーを含んだベージュなら、落ち着きと今らしさが出ます。
グレーでも青みが強いと冷たく見える場合があります。ブラウンやベージュを少し含んだウォームグレーなら、やわらかく上品に見えます。
白も同じです。真っ白は清潔感がありますが、建物や日当たりによってはまぶしく見えることがあります。アイボリーやオフホワイトにすると、やさしく品のある印象になります。
黒も、使い方次第です。全面を真っ黒にすると重く見える場合がありますが、チャコールやブラックを付帯部やアクセントに使うと、外観が引き締まり、品よく見えます。
上品な外壁色とは、目立つ色ではなく、住まい全体をきれいに見せる色です。色そのものより、色の使い方に品が表れます。
4. グレージュ・ベージュ・ウォームグレーの魅力
品のある外壁塗装を考える時、特におすすめしやすいのが、グレージュ、ベージュ、ウォームグレーです。
これらは、外壁塗装の中でも住宅街になじみやすく、上品で、長く飽きにくい色です。
| 色 | 印象 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| グレージュ | 上品、今らしい、落ち着き | グレーの洗練感とベージュの温かみを両立できます。 |
| ベージュ | 親しみやすい、やさしい、安心感 | 住宅街になじみやすく、幅広い建物に合います。 |
| ウォームグレー | 大人っぽい、静か、清潔感 | 冷たすぎず、モダンにもナチュラルにも合います。 |
グレージュは、現在の外壁塗装でも人気の高い色です。
グレーだけでは少し冷たく感じる。ベージュだけでは少し普通に感じる。その中間にあるグレージュは、落ち着きと温かみを両立しやすい色です。
グレージュ外壁は、白いサッシ、黒いサッシ、木目玄関、チャコールの付帯部など、さまざまな素材と合わせやすいのも魅力です。
ベージュは、昔から外壁塗装で選ばれてきた定番色です。
定番というと無難に聞こえるかもしれませんが、ベージュには大きな安心感があります。住宅街になじみやすく、やわらかく、家全体を温かく見せてくれます。
ただし、ベージュを上品に見せるには、色味の調整が大切です。黄みが強すぎると少し古く見えることがあるため、今らしく仕上げたい場合は、少しグレー味のあるベージュや、落ち着いたサンドベージュを選ぶときれいです。
ウォームグレーは、近年とても使いやすい色です。
青みの強いグレーは、建物によっては冷たく見えることがあります。しかし、少しベージュやブラウンを含んだウォームグレーは、落ち着きがありながら、やわらかさもあります。
モダン住宅にも、ナチュラルな住宅にも、品よく合わせやすい色です。
これらの色に共通しているのは、強すぎないことです。
外壁塗装で品を出すには、色の強さを少し抑え、素材感や全体の調和で魅せることが大切です。
ファッションで言えば、グレージュのコート、ベージュのニット、ウォームグレーのストールのような色です。派手ではありませんが、素材と組み合わせが良ければ、とても上品に見えます。
グレージュ、ベージュ、ウォームグレーは、住まいにやさしい余白をつくってくれる色です。品のある外壁塗装を目指す方に、とてもおすすめしやすい色です。
5. 白・黒・ブラウンを品よく使う考え方
白、黒、ブラウンは、外壁塗装でよく使われる色です。
どれも魅力的な色ですが、使い方によって上品にも、少し強くも見えます。
| 色 | 魅力 | 品よく使うポイント |
|---|---|---|
| 白 | 清潔感、明るさ、爽やかさ | 真っ白より、アイボリーやオフホワイトでやわらかくする |
| 黒 | 引き締め、高級感、モダン感 | 全面より、チャコールやアクセント使いで品よく整える |
| ブラウン | 温かみ、落ち着き、自然素材感 | 濃すぎないモカブラウンやグレーブラウンを選ぶ |
白い外壁は、清潔感があり、家を明るく見せてくれます。
ただし、真っ白すぎると、日差しの中でまぶしく見えたり、雨だれや汚れが目立ちやすくなったりします。品よく見せたい場合は、真っ白よりも、少し温かみのあるアイボリー、オフホワイト、クリーミーホワイトがおすすめです。
黒は、外観を引き締める力があります。
モダンでかっこよく、高級感も出しやすい色です。しかし、全面を真っ黒にすると、建物によっては重たく見えたり、圧迫感が出たりする場合があります。
品よく黒を使うなら、チャコールグレー、ブラックブラウン、濃いグレーなどに少しやわらげる方法があります。また、外壁全面ではなく、雨樋、破風、玄関まわり、バルコニーなどのアクセントとして使うと、外観がきれいに引き締まります。
ブラウンは、温かみと落ち着きのある色です。
木目玄関、ブラウン屋根、ナチュラルな外構と合わせやすく、住宅街にもなじみやすい色です。ただし、濃いブラウンを全面に使うと、少し重たく見える場合があります。
品よく使うなら、モカブラウン、グレーブラウン、ココアブラウンなど、少しニュアンスのあるブラウンがおすすめです。
白、黒、ブラウンは、いずれも基本色です。
基本色だからこそ、使い方で差が出ます。
白をやわらかくする。黒を少し控える。ブラウンを重くしすぎない。こうした小さな調整が、外観の品につながります。
品のある外壁塗装では、色を強く使うよりも、少し整えて使うことが大切です。白も黒もブラウンも、その家に似合う濃さと面積で使うことで美しく見えます。
6. 艶と質感が外観の品を左右します
外壁塗装で品を出すためには、色だけでなく艶と質感も大切です。
同じ色でも、艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しでは、外観の印象が大きく変わります。
艶は、住まいの肌質のようなものです。
適度な艶があると、清潔感や新しさが出ます。しかし、艶が強すぎると、建物によってはテカリが目立ち、少し落ち着かない印象になることがあります。
| 艶の種類 | 印象 | 注意点 |
|---|---|---|
| 艶あり | 新しく、明るく、光沢感がある | 建物によっては光りすぎる場合があります。 |
| 7分艶 | ほどよい艶と清潔感 | 素材感を出したい場合は少し強く感じることがあります。 |
| 5分艶 | 自然でバランスが良い | 塗料によって対応可否があります。 |
| 3分艶 | 落ち着きがあり上品 | 汚れや耐候性は塗料の種類を確認します。 |
| 艶消し | しっとり、素材感が出る | 立地や外壁材によって汚れに注意が必要です。 |
品のある外観を目指す場合、強い艶よりも、少し艶を抑えた仕上げが似合うことがあります。
特に、グレージュ、ウォームグレー、ベージュ、ブラウン系などの落ち着いた色は、艶を少し抑えることで、より上品に見えやすくなります。
ただし、艶消しが必ず良いというわけではありません。
外壁材の種類、塗料の性能、汚れやすい立地、日当たり、湿気などによって、向き不向きがあります。艶を抑えた塗料は、種類によって汚れの付き方が変わるため、見た目だけで選ばないことが大切です。
また、外壁の質感も重要です。
窯業サイディングの柄、モルタルの凹凸、ジョリパットの質感、金属サイディングのフラット感、木目調のアクセントなど、外壁材そのものが持つ表情によって、似合う艶や色は変わります。
たとえば、塗り壁調の外壁に強い艶が出ると、素材感が少し損なわれる場合があります。反対に、フラットなサイディングでは、適度な艶が清潔感を出してくれることもあります。
小林塗装では、色だけでなく、艶と質感も含めて外観を考えます。
どの艶が建物に合うか。どの質感なら上品に見えるか。外壁材の凹凸がどのように光を受けるか。周囲の景色の中でどう見えるか。
こうした細かな部分まで考えることで、外観の完成度は大きく変わります。
品のある外壁塗装は、色だけでなく質感で決まります。強く光らせるのではなく、住まいに似合う艶を選ぶことが、上品な仕上がりにつながります。
7. 付帯部・屋根・玄関ドアとの調和
外壁塗装で品を出すためには、外壁色だけでなく、付帯部、屋根、玄関ドアとの調和が重要です。
付帯部とは、雨樋、破風、鼻隠し、水切り、軒天、庇、シャッターボックスなど、外壁以外の細かな部分です。
外壁だけがきれいでも、付帯部の色が合っていないと、外観全体がちぐはぐに見えることがあります。
ファッションで言えば、服は素敵なのに、靴やバッグ、ベルトの色が合っていないような状態です。
品のある外壁塗装では、外壁色と付帯部の色をセットで考えることが大切です。
| 外壁色 | 合わせやすい付帯部色 | 印象 |
|---|---|---|
| グレージュ | チャコール、ブラウン、白 | 上品で今らしい印象になります。 |
| ベージュ | ダークブラウン、ホワイト、グレーブラウン | 温かく親しみやすい印象になります。 |
| ウォームグレー | チャコール、ブラック、白 | 落ち着いたモダンな印象になります。 |
| アイボリー | ブラウン、チャコール、木目 | 明るく清潔感のある印象になります。 |
| ブラウン系 | アイボリー、黒、グレージュ | 重厚感と温かみが出ます。 |
| 黒・チャコール | 木目、白、グレー | 引き締まった高級感が出ます。 |
屋根色も重要です。
屋根がブラウン系の場合、外壁はベージュ、アイボリー、グレージュ、モカ系が合わせやすいです。屋根がブラックやチャコールの場合は、白系、グレージュ、ウォームグレー、ネイビーなど幅広く合わせられます。
ただし、外壁も屋根も濃くしすぎると、全体が重たく見えることがあります。
玄関ドアも、外観の印象を左右します。
木目の玄関ドアがある場合は、それを主役にする配色もおすすめです。外壁をアイボリーやグレージュにして、木目を引き立てると、温かく品のある外観になります。
黒い玄関ドアなら、外壁を少し明るくしてコントラストを整えると、スマートに見えます。シルバー系のドアやサッシがある場合は、青みの強い色より、グレージュやウォームグレーの方がなじみやすいこともあります。
外壁塗装で品を出すには、色を単体で見ないことです。
外壁、屋根、付帯部、玄関ドア、サッシ、外構。これらがひとつの外観としてまとまった時、住まいは品よく見えます。
品のある家は、細部の色が整っています。雨樋一本、水切り一本、玄関ドアの木目ひとつまで意識することで、外観全体の完成度が高まります。
8. 街並みに調和する色選び
品のある外壁塗装では、街並みとの調和も大切です。
住まいは、家族だけのものでもありますが、外から見れば地域の景色の一部でもあります。
道路からの見え方、隣家との距離、周囲の建物の色、植栽、外構、日当たり。こうした要素によって、外壁色の見え方は変わります。
外壁塗装で品よく見える家は、周囲から浮きすぎず、けれど埋もれすぎない、ちょうどよい存在感があります。
| 周辺環境 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| 住宅密集地 | 圧迫感の少ない明るめの中間色を選ぶ |
| 隣家との距離が近い | 濃色を全面に使いすぎず、やわらかい色で調和させる |
| 道路からよく見える | 彩度を抑え、上品で落ち着いた色を選ぶ |
| 植栽が多い | グリーンが映えるアイボリー、ベージュ、グレージュを選ぶ |
| 周囲が淡色の家並み | 少しだけアクセントを入れて個性を出す |
| モダン住宅が多い地域 | ウォームグレー、チャコール、グレージュで整える |
たとえば、周囲にベージュやアイボリーの家が多い住宅街で、真っ黒や鮮やかな色を全面に使うと、かなり強い印象になります。
もちろん、個性を出すことは悪いことではありません。
ただし、品よく見せたい場合は、外壁全体で強く主張するより、付帯部や玄関まわりでさりげなく個性を出す方がまとまりやすいです。
たとえば、外壁はグレージュでなじませ、玄関まわりに木目を入れる。アイボリー外壁にチャコールの雨樋を合わせる。ベージュ外壁にモカブラウンの屋根を合わせる。
こうした配色は、街並みに調和しながらも、住まいに個性を与えてくれます。
また、色見本は必ず屋外で確認することをおすすめします。
室内で見る色と、屋外の自然光で見る色は違います。朝、昼、夕方でも見え方が変わります。外壁色は、太陽の光、曇り空、雨の日の湿度、周囲の反射によって表情が変わります。
小さな色見本だけで決めるのではなく、大きめの色見本で確認することが大切です。
品のある色選びは、慎重で良いのです。
外壁塗装は一度塗ると、長い期間その色と付き合います。流行だけではなく、家族が毎日見て心地よいか、街並みの中で自然に見えるかを考えることが大切です。
街並みに調和する外壁色は、住まいを控えめにする色ではありません。住まいの良さを、周囲の景色の中で美しく引き立てる色です。
9. まとめ|品のある外壁塗装は、色・艶・質感・調和で決まります
外壁塗装で「品のある家」に見せるためには、単におしゃれな色を選ぶだけでは不十分です。
品のある外観は、色、艶、質感、付帯部、屋根、玄関ドア、外構、街並みとの調和によって生まれます。
グレージュ、ベージュ、ウォームグレー、アイボリー、ブラウン、チャコールなどは、上品に見せやすい外壁色です。
ただし、色名だけで決めるのではなく、赤み、黄み、青み、グレー味、明るさ、濃さ、艶まで確認することが大切です。
白は清潔感がありますが、真っ白すぎるとまぶしく見える場合があります。黒は高級感がありますが、全面に使うと重たく見える場合があります。ブラウンは温かみがありますが、濃すぎると重くなることがあります。
どの色にも魅力があり、注意点があります。
だからこそ、外壁塗装では「良い色」を探すだけでなく、「その家に似合う色」を見つけることが大切です。
また、艶と質感も重要です。強い艶が似合う家もあれば、3分艶や艶控えめの方が上品に見える家もあります。外壁材の凹凸、塗り壁調の質感、サイディングの柄、木目や石目調のアクセントによって、似合う仕上げは変わります。
さらに、付帯部の色も外観の品を左右します。雨樋、破風、水切り、軒天、玄関ドア、サッシの色を整えることで、住まい全体がきれいにまとまります。
品のある外壁塗装は、目立つことを目的にしません。
清潔感があること。落ち着きがあること。街並みに自然になじむこと。建物の形がきれいに見えること。数年後も古く見えにくいこと。
そうした要素が重なった時、住まいは自然に品よく見えます。
名古屋市周辺で、外壁塗装の色選びや質感に迷われている方は、ぜひ小林塗装へご相談ください。
小林塗装では、流行色だけに流されず、建物の形、屋根色、サッシ、玄関ドア、外構、周辺環境、お客様の好みに合わせて、品よく、長く愛せる外壁色をご提案いたします。
外壁塗装は、住まいに新しい表情を与える工事です。小林塗装は、色の美しさだけでなく、下地処理、塗料選び、施工品質、近隣配慮まで大切にしながら、上品で長持ちする外壁塗装を心掛けています。
10. 品のある外壁塗装に関する深掘りQ&A
品のある家に見せるには、色だけでなく、艶、質感、付帯部、屋根色、玄関ドア、外構、街並みとの調和が大切です。
派手な色で目立たせるよりも、住まい全体を品よく整えることが、上品な外観につながります。
グレージュ、ベージュ、アイボリー、ウォームグレー、モカブラウン、チャコール、セージグリーンなどは、上品に見せやすい色です。
ただし、建物の形や屋根色、サッシ、周辺環境によって似合う色は変わります。色名だけで決めず、全体のバランスで考えることが大切です。
グレージュは、グレーの落ち着きとベージュの温かみを持つため、品よく見せやすい外壁色です。
チャコールの付帯部、木目玄関、白い軒天などとも相性が良く、今らしく落ち着いた外観に仕上げやすいです。
ベージュは定番色ですが、色味によっては少し古く見えることがあります。特に黄みが強すぎるベージュは、建物によって昔っぽく見える場合があります。
今らしく上品に見せたい場合は、少しグレー味のあるベージュや、落ち着いたサンドベージュ、グレージュ寄りの色を選ぶと良いでしょう。
白い外壁で品よく見せるには、真っ白ではなく、アイボリーやオフホワイトなど少し温かみのある白を選ぶのがおすすめです。
また、雨樋や屋根、玄関ドアとの色合わせも大切です。白だけでまとめすぎるとぼやける場合があるため、付帯部で少し引き締めると上品に見えます。
黒い外壁は、建物に合えばとてもモダンで高級感のある印象になります。ただし、全面に使うと重たく見えたり、圧迫感が出たりする場合があります。
品よく使うなら、チャコールにする、木目や白と組み合わせる、付帯部やアクセントとして使うなど、少し抜け感をつくることが大切です。
どちらが上品かは、建物の雰囲気や外壁材によって変わります。艶ありは清潔感や新しさが出やすく、艶消しや3分艶は落ち着きや素材感が出やすいです。
品よく見せたい場合は、強い艶よりも、5分艶や3分艶など自然な艶感が合うこともあります。ただし、塗料性能や汚れにくさも確認しましょう。
はい、とても関係します。雨樋、破風、水切り、軒天などの付帯部は、外観の輪郭を整える大切な部分です。
外壁色が上品でも、付帯部の色が合っていないと、全体がちぐはぐに見えることがあります。外壁と付帯部はセットで考えることが大切です。
外壁全体はグレージュ、アイボリー、ベージュ、ウォームグレーなどの落ち着いた色にして、玄関まわりや付帯部で少しアクセントを入れる方法がおすすめです。
全体はなじませ、細部で個性を出すことで、品よくおしゃれな外観に仕上がります。
小林塗装では、流行色をそのままおすすめするのではなく、建物の形、屋根色、サッシ、玄関ドア、外構、周辺環境、お客様の好みを丁寧に確認し、その家に似合う色と質感をご提案することを大切にしています。
品のある外壁塗装は、色だけでなく、艶、質感、細部の仕上げ、施工品質まで含めて整えることで生まれます。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主 小林ゆずは、名古屋を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事・シーリング工事などを行う塗装工事の専門家です。
これまでの現場経験をもとに、塗料の性能だけでなく、下地処理、下地補修、シーリング、細部の仕上げ、色彩提案まで大切にした、長持ちする住まいの塗装工事をご提案しています。
外壁塗装の色選びでは、流行だけに流されず、建物の形、周辺環境、お客様の好み、屋根やサッシとの相性まで丁寧に考え、品よく、長く愛せるカラーコーディネートを心掛けています。
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