外壁塗装の手抜き工事が起こりやすい工程を徹底解説!
外壁塗装を検討されるとき、多くの方が気にされるのが「本当にきちんと塗ってくれるのか」という不安ではないでしょうか。
とくに初めての塗り替えだと、金額も決して小さくありませんし、「失敗したくない」というお気持ちはごく自然なことです。
インターネットで「外壁塗装 手抜き工事」「外壁塗装 トラブル」「塗装業者 悪質」などで検索すると、不安になる情報が次々と出てきます。
読めば読むほど、「うちも同じ目にあったらどうしよう…」と心配が増してしまう方も少なくありません。
まず結論から申し上げます。
手抜き工事は、知識がないことにつけ込んで、「見えない部分」で行われることがほとんどです。
しかも、完成直後はどの会社でも一見きれいに見えてしまうため、「ちゃんと工事されたかどうか」を施主様が外から判断するのは難しいのが実情です。
外壁塗装で本当に差が出るのは、派手な仕上がりではなく、次のような完成後には分かりにくい工程です。
- ■ 下地処理(高圧洗浄・補修・ケレン)
- ■ 塗料の希釈率(薄めすぎない管理)
- ■ 規定の塗布量(膜厚)と乾燥時間(インターバル)
- ■ 見積書の内訳や仕様の透明性(材料名・工程が明確か)
たとえば、外壁塗装の手抜き工事では次のようなケースが見られます。
- ■ 本来3回塗りのはずが、実際は2回しか塗らない
- ■ 塗料を過度に薄めて、使用量を減らす
- ■ 高圧洗浄を短時間で済ませる、または十分に洗わない
- ■ 下地補修をせずに、そのまま上塗りしてしまう
- ■ 「足場代無料」と見せかけ、別項目で上乗せする
こうした手口は、工事中に立ち会っていなければ気づきにくいのが現実です。
だからこそ、契約前に「どんな材料を使い、どんな工程で、どこまで施工するのか」をきちんと説明できる業者を選ぶことがとても大切になります。
ただし、もちろんすべての塗装店がそうではありません。
当店のような地域密着型の塗装店にとって、信用は何より大切な財産です。
短期的な利益のために手を抜くことは、長年積み重ねてきた信頼を自ら壊す行為に他なりません。
「また次もお願いしたい」と言っていただける仕事を、当たり前に積み重ねていく――それが本来の塗装店の矜持だと考えています。
大切なのは、価格の安さだけで判断しないことです。
「なぜその金額なのか」、「工程は具体的にどう行うのか」を丁寧に説明できる業者かどうかを見ること。
見積書の「数字」だけでなく、その裏側にある「中身」まで確認できると、失敗のリスクはぐっと減ります。
このコラムでは、実際に起こりやすい外壁塗装の手抜き工事の手口を、名古屋の塗装店「小林塗装」が専門的な視点から分かりやすく整理してお伝えします。
後悔しない塗り替え、そして大切なお住まいを守るための知識として、ぜひ最後まで読んでみてください。
- ■ 外壁塗装の手抜き工事が起こりやすい工程
- ■ 高圧洗浄・下地処理・塗り回数・乾燥時間で確認したいポイント
- ■ 価格だけで判断せず、信頼できる塗装業者を選ぶ考え方
1. 外壁塗装の手抜き工事① 安全対策を行わない(これは「手抜き」以前に、モラルの問題です)
外壁塗装の手抜き工事で、意外と見落とされがちなのが「塗る工程」ではなく、「安全の工程」を削るケースです。
正直に申し上げれば、これは技術不足というよりも、現場の倫理観(モラル)と責任感の問題。
しかも怖いのは、仕上がりの見た目では気づきにくいという点です。
- ■ カラーコーン・コーンバー・バリケードの設置(作業範囲の明確化)
- ■ 誘導員(警備員)の配置(歩行者・自転車・車両との接触防止)
- ■ 注意喚起表示(「頭上注意」「立入禁止」など)
- ■ 資材の仮置き管理(道路・通路を塞がない、転倒リスクを作らない)
- ■ 飛散・落下対策(養生、ネット、工具の管理)
- ■ 近隣への事前説明(車両停車位置・作業時間・騒音の出やすい日程)
公道に関わる作業では、現場状況により次のような確認や手続きが必要になりやすくなります。
| 項目 | 目的 | 省略した場合のリスク |
|---|---|---|
| 道路使用許可(所轄警察) | 足場材搬入・クレーン作業・一時的な道路占用等を適法に行うための確認です。 | 工事停止・指導・近隣トラブル、事故時の責任増大につながる恐れがあります。 |
| 誘導員の配置 | 第三者(通行人・車両)を安全に通すための配慮です。 | 接触事故・クレーム・現場の危険度上昇につながる恐れがあります。 |
| コーン・バリケード設置 | 危険区域の境界を明示するための対策です。 | 立入・転倒・子どもの接近など、事故を誘発する恐れがあります。 |
外壁塗装は、生活道路に面した建物で行われることが多く、足場材の搬入・搬出、高圧洗浄、塗料缶の運搬など、作業中は人も車も動きます。
本来ここでは、「塗る前に、現場を整える」が鉄則。安全対策は飾りではなく、工事そのものの品質を支える「下地」のような存在です。
ここを削るのは、料理で言えば「火を通す工程を省く」くらい危険な行為だと私たちは考えています。
安全対策を省略すると、起きるトラブルは現実的です。
車が足場や資材に接触する、通行人が危険範囲に入り込む、子どもが興味本位で近づく、さらには足場が「はしご代わり」となり侵入リスクが高まる可能性もあります。
つまり、安全対策を削るという行為は、お施主様だけでなく、近隣の方や通行人まで危険に巻き込むことを意味します。
これは「工事の品質以前の話」です。
また、公道に面した建物で足場を設置する場合、状況によっては道路使用許可(所轄警察への申請)が必要になります。
ここを取得せずに工事を進めれば、工事停止や行政指導だけでなく、近隣からの不信感も一気に高まります。
そして万一、落下物や接触事故が起きた際に「適切な手続きを踏んでいなかった」と判断されれば、責任の重さは想像以上に大きくなります。
一見安く見えても、実は一番高い「ツケ」を払うことになりかねません。
外壁塗装は本来、家を守るための工事です。
その工事が原因で周囲の安全を損なうようでは本末転倒。
家がきれいになる前に、まず現場がきれいで安全であること。ここに施工店の品格が表れます。
小林塗装では、足場を組む前から「近隣への配慮」と「第三者の安全」をひとつの工程として組み込みます。
見た目は地味ですが、こうした部分にこそ職人の矜持と、店の誠実さが表れます。
安全対策を削って安くするのは「節約」ではなく「責任放棄」。
私たちはそう考えています。
2. 外壁塗装の手抜き工事② 簡便な足場で作業しようとしている(「塗る前の環境」で品質が決まります)
外壁塗装の現場で見落とされがちですが、足場は「ただの骨組み」ではありません。
足場は、職人が安全に、ムラなく、規定の膜厚で塗るための「作業ステージ」です。
ここを簡便にすると、仕上がりも安全も、まとめて崩れやすくなります。
- ■ 簡易足場の代表が「単管足場」(鋼管パイプをつないで組むタイプ)
- ■ 単管は作業床の安定性や手すり等の墜落防止が不十分になりやすい
- ■ 足場が不安定だと、職人は丁寧に「止まって塗る」ことができない
- ■ 結果として起きやすいのは、塗りムラ/塗り残し/膜厚不足
- ■ 足場費は工事全体の約17〜22%が目安。極端に安い見積りは要注意
足場の違いは、安全性だけでなく、職人の姿勢・塗り込みやすさ・仕上がりにも影響します。
| 観点 | 単管足場(簡易)で起きやすいこと | 適正な足場(くさび緊結式など)だと |
|---|---|---|
| 安全性 | 手すり・幅木・作業床の確保が甘くなりやすいです。 | 墜落防止措置を組み込みやすく、作業中の安全性を確保しやすくなります。 |
| 作業性 | 足元が不安定で、体勢が崩れやすくなります。 | 安定して「止まって塗れる」ため、細部まで丁寧に作業しやすくなります。 |
| 仕上がり | ムラ・塗り残し・膜厚不足のリスクが高まります。 | 膜厚管理・ライン出しがしやすく、仕上がりの美しさにもつながります。 |
| 工期 | 無理な体勢で効率が落ち、手直しが増えることがあります。 | 動線が良く、品質とスピードを両立しやすくなります。 |
| 近隣配慮 | 資材の仮置きや動線が雑になりやすい傾向があります。 | 整理整頓しやすく、事故防止や近隣配慮にも有利です。 |
外壁塗装でいう「簡便な足場」とは、たとえば鋼管パイプを組み合わせただけの単管足場のように、最低限の形だけ整えて高所作業を進めようとするケースです。
確かに単管足場は、条件によっては組めてしまいます。
ですが、問題はそこから先。
職人が安心して体を預けられるか、刷毛やローラーを「狙った角度」で当てられるかが、仕上がりと直結します。
足場が不安定だと、職人は無意識に「怖さ」を避ける動きをします。
たとえば、ほんの少し身を乗り出さないと届かない入隅(いりすみ)や、サッシ周り、換気フードの裏側。
こういう場所ほど丁寧さが必要なのに、足元が頼りないと――「届く範囲で済ませる」という心理が働きやすいのです。
結果、塗り残しや膜厚不足が起き、数年後に差が出ます。
外壁はウソをつきません。
ツヤや色より先に、耐久が先に折れてしまうことがあります。
また近年は、墜落・転落防止に関するルールが強化され、手すり・幅木(つま先板)・十分な作業床などの安全措置が強く求められています。
単管を「とりあえず組んだだけ」では、こうした要件を満たしにくく、現場としてのリスクも大きい。
ここを軽く見る業者は、残念ですが品質よりコスト優先の発想になっている可能性が高いです。
費用面での目安として、足場は工事金額全体の約17〜22%がひとつの基準になります。
もちろん建物形状や立地で上下しますが、相場より著しく安い場合は、「どこが削られているのか」を必ず確認してください。
- ■ 足場の種類(単管か、くさび緊結式か)
- ■ 安全設備が含まれているか(手すり、幅木、メッシュシート等)
- ■ 見積書の内訳(足場が別項目で削られていないか)
小林塗装では、足場は「コスト」ではなく、品質と安全を守るための必須設備として扱います。きれいに塗るには、まず「きれいに動ける現場」から。
地味ですが、ここがプロの矜持どころです。
3. 外壁塗装の手抜き工事③ 外壁塗装前の高圧洗浄をいい加減に行う(または、ほぼ省略する)
外壁塗装では、塗る前に高圧洗浄で汚れ・粉・カビ藻をきちんと落とし、十分に乾燥させることがとても重要です。
ここが甘いと、どんなに良い塗料を使っても「土台」が弱いので、塗膜は長持ちしません。
ところが残念なことに、悪質な業者の中には、高圧洗浄を短時間で済ませる、あるいはほぼ洗わずに塗装工程へ進めてしまうケースがあります。
一見すると分かりにくい手抜きですが、後から不具合が出やすい典型例です。
外壁には、経年劣化で出てくる白い粉(チョーキング)や、排気ガス・砂ぼこり・コケやカビなど、目に見えない汚れが想像以上に付着しています。
これらをきれいに洗い流さないまま下塗りをしてしまうと、下塗り材が本来持つ密着力が発揮できず、塗膜が「外壁にくっつく」のではなく、「汚れの上に乗っている」状態になってしまいます。
その結果、数年で塗膜の膨れやはがれ(捲れ)、雨だれ筋の再発、部分的な浮きなど、重大な不具合につながることがあります。
せっかく塗り替えたのに、外壁が「パリッ」とめくれてくる···これはお客様にとって本当にショックな手抜き作業です。
高圧洗浄は、派手さはありませんが、塗装品質を支える”縁の下の力持ちです。
工事中は、洗浄にかける時間、洗い残しの有無、そして乾燥期間(天候によって調整しているか)まで確認できると、手抜き防止につながります。
4. 外壁塗装の手抜き工事➃ 丁寧に下地処理(下地調整)をしない
外壁塗装の手抜き工事で意外と多いのが、下地処理(下地調整)を省略・簡略化するケースです。
下地処理とは、外壁を「塗装に適した、きれいに整った状態」に仕立てる作業のこと。
いわば、メイクでいうならファンデーション前のスキンケア。
ここを端折ると、仕上がりは一瞬きれいでも、長持ちしにくくなります。
下地処理の基本は、汚れの除去だけではありません。
サビ・旧塗膜の浮き・粉化(チョーキング)・脆弱な部分など、塗膜の密着を邪魔する要因を取り除き、塗れる状態に整える工程がセットになります。
その中でも代表的なのが、外壁についたサビや汚れ、浮いた旧塗膜を落とし、表面を目荒らしして密着性を高める「ケレン」という作業です。
鉄部(手すり・シャッターボックス・水切りなど)はもちろん、旧塗膜が劣化している外壁面でも、状態に応じてケレンや補修が必要になります。
もし下地処理をきちんと行わないまま塗装をしてしまうと、塗料は外壁にしっかり「噛みつけず」、剥がれ・膨れ・早期劣化の原因になりやすくなります。
「数年でポロポロ」「部分的にペリッ」――こうした症状の背景には、下地処理不足が隠れていることも少なくありません。
下地処理は地味で時間もかかりますが、塗装工事の寿命を左右する“要(かなめ)”。
見積書の中で下地処理の内容が具体的に書かれているか、現場でケレン粉や削りカスが出ているか、補修箇所を写真で説明してくれるか――。
こうした点を押さえると、手抜き工事のリスクをぐっと減らせます。
5. 外壁塗装の手抜き工事⑤ ひび割れなど、適切な外壁補修を行わない
外壁塗装の手抜き工事で見逃せないのが、ひび割れ(クラック)などの補修をせずに、そのまま塗ってしまうケースです。
ぱっと見は塗れているように見えても、下地の傷みを抱えたまま塗ってしまうと、数年どころか数カ月〜1年程度で不具合が出ることもあります。
外壁に生じたひび割れは、塗装前にきちんと補修してから塗らないと、塗装後にひびが再び浮き出る(割れ筋が出る)可能性があります。
「せっかく塗り替えたのに、また線が見えてきた…」というケースは、お客様のショックも大きいところ。
実はこれ、塗料が悪いというより、補修設計や下地調整が不足していることが原因になりがちです。
さらに怖いのは、ひび割れを放置することで雨水の侵入口になってしまう点です。
雨水がクラックから入り込むと、下地材の劣化や構造体内部の腐食が進み、雨漏りの原因になる恐れがあります。
腐食が進めば、木部が湿った状態が続き、シロアリが寄りつきやすい環境をつくってしまう可能性もゼロではありません。
ひび割れ補修は、ただ埋めれば良いわけではなく、ひびの種類・幅・深さに応じて方法を変える必要があります。
たとえば、細いヘアークラックなら下塗り材やフィラーで追従性を確保する、構造クラックが疑われる場合はシーリング材や樹脂注入などを検討する――というように、見立てがとても大切です。
外壁にひび割れがある場合は、必ず補修してから塗装工事を行ってもらいましょう。
見積書に「クラック補修一式」だけでなく、補修方法や想定数量の記載があるか、施工前後の写真で説明してくれるかを確認できると安心です。
6. 外壁塗装の手抜き工事➅ シーリング工事がいい加減(コーキング処理が甘い)
外壁塗装の手抜き工事で多いのが、シーリング(コーキング)処理が雑というケースです。
シーリングとは、主にサイディング外壁の板と板のつなぎ目(目地)や、サッシまわりに入っている伸縮性のある目地充填材のこと。
見た目のラインを整える役割だけでなく、雨水の侵入を防ぐ「止水(しすい)」の要でもあります。
もしシーリング処理が不適切だと、雨漏り被害につながる可能性があり、外壁塗装の仕上がりもガタついて見えてしまいます。
つまり、シーリングは「おしゃれのため」ではなく、住まいを守るための防水ラインなんですね。
外壁塗装では、既存のシーリングを撤去して新しく打ち直す「打ち替え」が一般的です。
打ち替えとは、劣化したシーリング材をカッター等で撤去し、プライマー(接着剤のような下塗り材)を塗布した上で、新しいシーリング材を充填して整える作業を指します。
ところが手抜き工事では、打ち替えをせず、劣化したコーキングの上から充填して済ませてしまうことがあります。
いわゆる「増し打ち(部分補修)」です。すべてのケースで増し打ちが悪いわけではありませんが、目地の状態が悪いのに増し打ちだけで済ませている場合は要注意。
材料費と手間を減らして、上から塗装して「それっぽく」見せる――残念ながら、こうした誤魔化しが起こりやすい工程でもあります。
さらに、シーリング充填時には、サイディング面を汚さないようマスキングテープで養生するのが基本です。
テープを使わず、充填後にシーリング材がはみ出していたり、ラインが波打っていたりする場合は、施工が粗い可能性があります。
また悪質な場合は、見えにくい部分(入隅・裏側・狭い取り合い)でそもそも充填されていないこともあり得ます。
雨漏りを防ぎ、仕上がりの美しさを保つためにも、シーリング工事で手抜きがないかは必ず確認したいポイントです。
見積書で「打ち替え」か「増し打ち」かが明記されているか、プライマー工程の記載があるか、施工前後の写真で説明があるか――。
こうした点を押さえると、後悔のリスクをぐっと減らせます。
7. 外壁塗装の手抜き工事➆ 養生を雑に行う
外壁塗装の手抜き工事で見落とされがちなのが、養生(ようじょう)を雑に行うケースです。
養生とは、塗装をしない部分や、塗料の飛散・付着を防ぐために、ビニールテープや養生シート(マスカーなど)を使って保護する作業をいいます。
窓・サッシ・玄関ドア・換気フード・給湯器まわり・土間やタイル、植栽など、塗らない場所は意外とたくさんあります。
こうした部分を丁寧に養生できているかどうかで、塗装のラインの美しさや仕上がりの清潔感が大きく変わります。
いわば養生は、「はみ出さないための保険」であり、仕上がりを上品に整えるための土台です。
ただ、養生には資材費も手間もかかります。
そのため残念ながら、ここで手を抜く業者も少なくありません。
特に、次のような雑さは現場でよく見られます。
- ■ 足場の飛散防止ネットがたるんでいたり、すき間が多く風でバタついている
- ■ 窓まわりの養生がシワだらけで、テープが浮いている(塗料が入り込みやすい)
- ■ 換気フード・配管カバーなど細かい部材が中途半端に覆われている
- ■ 床や植栽の保護が薄く、塗料の飛沫が付着しやすい状態になっている
養生が雑だと、塗料が余計な場所に付いてしまうだけでなく、塗り分けラインがガタつき、見た目も安っぽくなりがちです。
そして何より、養生を丁寧にできない現場は、作業全体の意識が低い可能性が高いんですね。
「段取りが雑な現場は、仕上げも雑になりやすい」——これは正直、現場あるあるです。
だからこそ、養生は「汚れ防止」だけでなく、塗装品質を見抜くチェックポイントでもあります。
足場ネットの張り方、窓まわりのテープの貼り方、部材ごとの覆い方が丁寧かどうか。
もし現場で違和感があれば、遠慮せずに確認し、説明がきちんと返ってくる業者かどうかも見極めましょう。
8. 外壁塗装の手抜き工事➇ 専用の下塗り材を使用しない(下塗りの材料をケチる)
外壁塗装の手抜き工事で、実はかなり重要なのが「専用の下塗り材(プライマー・シーラー・フィラー等)を使わない」というケースです。
下塗りは、外壁と上塗り塗料を「つなぐ接着層」のような役割を持ち、塗装の耐久性を大きく左右します。
通常は、使用する塗料メーカーが推奨している専用の下塗り材を選定し、外壁材や劣化状況に合わせて使い分けます。
たとえば、吸い込みが強い下地には浸透性の高いシーラー、旧塗膜が脆い場合は強化型のシーラー、凹凸や微細なひびが多い場合はフィラーを…というように、「下塗りで下地を整えてから上塗りを乗せる」のが基本です。
ところが悪質な業者の中には、材料費を抑えるために、安価な汎用品の下塗り材を使ったり、極端な場合は上塗りと相性の悪い下塗り材で済ませたりすることがあります。
見積書では「下塗り一式」としか書かれていないと、施主側が気づきにくいのが厄介なところです。
上塗り塗料に適した専用下塗り材を使わないと、下地への密着が弱くなり、数年経たないうちに塗膜の剥がれ・膨れ・早期退色などの不具合が起きるリスクが高まります。
どんな高級な上塗り材でも、下塗りが合っていなければ「性能を出し切れない」のです。
手抜きを防ぐためには、見積書や仕様書で下塗り材の商品名(メーカー名・品番)まで明記されているかを確認しましょう。可能であれば、現場で使用缶の写真を見せてもらう、材料の納品書を確認する、といった方法も有効です。
下塗りは地味ですが、住まいを長持ちさせるための「縁の下の主役」。
ここは決して軽視できません。
9. 外壁塗装の手抜き工事➈ 規定の塗装回数を省略される(3回塗りを守らない)
外壁の耐久性を高めるためには、塗料メーカーが定める仕様どおりに「3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)」を行うことが非常に重要です。
ここを守るかどうかで、塗装の寿命は大きく変わります。
具体的には、最初に下塗りで下地と塗料の密着性を高めます。
次に中塗りで塗膜に厚み(膜厚)をつくり、耐久性と防水性を底上げします。
そして最後に上塗りで色ムラを整え、表面の仕上がりと保護性能を完成させます。
3回塗りは「見た目のため」ではなく、性能を発揮させるための基本設計です。
ところが悪質な業者の中には、手間や材料費を削減する目的で、この工程を省略するケースがあります。
たとえば下塗りを行わずにいきなり上塗り材を塗ってしまったり、中塗りと上塗りを1回で済ませたように見せたりする手口です。
塗った直後はキレイに見えることもありますが、塗膜の「厚み」と「密着」が足りないため、長持ちしません。
もし規定の塗装回数を行わなかった場合、期待していた耐用年数よりも早く塗膜の剥がれや色あせ、ひび割れが起こる可能性があります。
「数年で劣化が目立つ」「触ると粉が出るのが早い」といったトラブルは、塗装回数不足が原因の一つになり得ます。
さらに、工事期間もひとつの目安になります。
通常、一般住宅の外壁塗装は、各工程の乾燥時間も含めて外壁だけでも3〜4日程度はかかることが一般的です(※天候・下地状況・付帯部範囲で前後します)。
それなのに、外壁塗装が極端に短期間(例:1〜2日程度)で終わってしまう場合は、工程の省略がないか注意して確認しましょう。
手抜きを防ぐには、契約前に「下塗り・中塗り・上塗りの工程が明記された仕様書」があるか、施工中に「各工程の写真(塗り回数が分かる記録)」を出してくれるかがポイントです。
きちんとした業者ほど、工程を隠さず、むしろ「見せて安心してもらう」姿勢を大切にしています。
10. 外壁塗装の手抜き工事➉ 見積り時の塗料を使わない(契約と違う塗料にすり替える)
外壁塗装の手抜き工事の中には、見積り・契約時に提示した塗料とは別の塗料を使うという悪質なケースがあります。
つまり、契約した内容よりもグレードの低い(安い)塗料を使い、材料費を浮かせようとする手口です。
塗装工事中は、お仕事や外出でご自宅を留守にしている方も少なくありません。
たとえ在宅でも、ずっと工事を見張っているわけにはいきませんよね。
その「目が届きにくい時間」を狙って、依頼者の知らないところで塗料をすり替える業者がゼロではないため、注意が必要です。
もし見積りと違う塗料を使われてしまうと、期待していた耐候性や低汚染性などの性能が得られず、「思ったより早く色あせた」「汚れが付きやすい」といった不満につながることがあります。
しかも一度塗ってしまうと、外から見ただけでは塗料名までは分かりません。
だからこそ、事前にチェックできる仕組みづくりが大切です。
手抜きを見抜くために有効なのは、現場に搬入された塗料缶を確認することです。
缶には、メーカー名・商品名(品番)などが記載されていますので、見積書・仕様書に書かれた塗料名と一致しているかを確認しましょう。
可能であれば、缶の写真を撮っておくと安心材料になります。
また、見積書の段階で「シリコン塗料 一式」のように曖昧な表記ではなく、メーカー名・商品名まで明記されているかも重要なポイントです。
きちんとした業者ほど材料を隠さず、むしろ「これを使います」と明確に示し、納得していただくことを大切にしています。
11. 外壁塗装の手抜き工事⑪ 過度に塗料を薄めて使用する(希釈率をごまかす)
外壁塗装の手抜き工事として要注意なのが、塗料を必要以上に薄めて使うケースです。
塗料は、水性塗料なら水で、溶剤(油性)塗料ならシンナーで希釈(薄める)しますが、塗料ごとにメーカーが定めた希釈率があります。
この希釈は「塗りやすさ」や「仕上がり」を整えるために必要な調整で、きちんと守れば問題ありません。
ところが悪質な業者の中には、シンナーや水の計測をきちんと行わず感覚で薄めたり、材料費を削減する目的で規定よりも多く希釈してしまうことがあります。
つまり、塗料を「水増し」して、同じ缶数でも塗れる面積を増やそうとする手口です。
過度に薄めた塗料で塗装すると、塗膜に必要な厚み(膜厚)が確保できず、塗料が本来持つ耐候性や防水性が発揮できません。
その結果、期待した耐用年数を保てず、早い段階で色あせ・チョーキング(粉化)・剥がれ・ひび割れなどの劣化症状を招くリスクが高まります。
また、薄めすぎた塗料は隠ぺい力(下地を隠す力)が弱くなるため、仕上がりがムラっぽく見えたり、発色が冴えなかったりすることもあります。
「なんだか透けて見える」「塗ったのに締まらない」――そんな違和感の背景に、過度な希釈が潜んでいる場合もあります。
こういった手抜きを防ぐには、使用塗料のメーカー・製品名が明記された仕様書に加えて、施工中に材料缶や希釈の管理状況を説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
きちんとした現場ほど、希釈や攪拌(かくはん)を「当たり前の品質管理」として扱い、記録や説明も丁寧です。
見えない部分ほど誠実に――これが、長持ちする外壁塗装の基本です。
12. 外壁塗装の手抜き工事⑫ 塗料ごとの指定の乾燥期間を守らない(乾燥時間を削る)
外壁塗装の手抜き工事として見逃せないのが、塗料ごとに指定されている乾燥時間(インターバル)を守らないケースです。
「乾かす時間」は、ただ待っているだけのように見えますが、実は塗膜の性能を完成させるために欠かせない工程。
ここを削ると、仕上がりの寿命が短くなります。
塗料をきちんと乾かさないまま次の工程に進むと、塗膜の内部が安定しない状態で上塗りが乗るため、密着性が弱まる可能性があります。
その結果、数年以内に塗膜の膨れやひび割れ、剥がれといった不具合を招く原因になってしまいます。
乾燥時間は塗料によって差がありますが、一般的には1回塗りと2回塗りの間、2回塗りと3回塗りの間で、2〜8時間程度の乾燥(気温・湿度・日射・風で変動)が必要とされます。
特に、曇りや雨上がり、冬場、北面など乾きにくい条件では、同じ塗料でも乾燥は遅くなります。
つまり、乾燥時間は「固定の数字」ではなく、天候に合わせてきちんと調整することが品質管理そのものです。
なお、外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りを行うため、1日で全工程が完了することは基本的にありません(※部分補修やごく小規模を除く)。
工事期間が極端に短い場合は、塗り回数の省略だけでなく、乾燥時間を削っている可能性も疑い、確認する価値があります。
手抜きを防ぐには、工事日報や工程表の提示、各工程(下塗り・中塗り・上塗り)の写真記録があるかどうかをチェックしましょう。
「今日は下塗りまで」「明日は中塗り」など、工程が分かる説明が丁寧な業者ほど、乾燥時間も含めてきちんと管理しているケースが多いです。
仕上がりを長持ちさせるためにも、「乾かす時間」を大切にしてくれる会社を選びたいですね。
13. 外壁塗装の手抜き工事⑬ 塗り分け部分が雑で汚い(ラインがガタガタ・はみ出し)
外壁塗装の手抜き工事で、完成後すぐに分かりやすいのが色の塗り分けが雑なケースです。
塗膜の性能ももちろん大切ですが、外壁塗装は住まいの「顔」を整える工事でもあります。
だからこそ、見た目(仕上がり)の丁寧さは重要なチェックポイントになります。
たとえば、軒天と外壁の見切り部分、外壁と付帯部(破風・帯板・水切りなど)の取り合い、ツートンの境界ラインなど、塗り分け箇所は意外と多いものです。
ここをきれいに仕上げるためには、マスキングテープで真っ直ぐなラインをつくり、塗料のにじみ・はみ出しが起きないように丁寧に塗り進める必要があります。
しかし、手抜きのある現場では、テープをきちんと貼らない、貼っても押さえが甘く隙間がある、剥がすタイミングが雑でラインが欠けるなどの理由で、境界線がガタガタになったり、塗料がはみ出したりすることがあります。
一度目につくと、毎日見える場所だけに、じわじわ気になってしまうのがこのタイプの不具合です。
また、塗り分けが雑な業者は、養生や段取りも粗い傾向があり、結果として他の工程(下地処理・塗り回数・乾燥管理)まで雑になってしまうリスクがあります。
つまり、塗り分けの美しさは、現場全体の丁寧さを映す「鏡」でもあるんですね。
14. 外壁塗装の手抜き工事⑭ 細かい塗り残しが多い(見えにくい場所ほど要注意)
手抜き工事をする業者は、細かい部分の塗り残しが多い傾向があります。
なぜなら外壁には、ローラーが入りにくい・姿勢がきつい・時間がかかるといった「塗りにくいポイント」がいくつもあり、手抜き業者ほどそこを丁寧に施工しないからです。
とくに塗り残しが出やすいのは、普段の生活ではあまり目に入らない場所です。
たとえば――
- ■ 配管の裏側(雨樋の縦樋・エアコン配管カバーの裏など)
- ■ 雨樋の裏側(軒樋の影になる部分)
- ■ 鼻隠しの裏側(軒先の「裏面」)
- ■ 給湯器や室外機の側面・背面(本体に近くて作業しづらい部分)
こうした部分は、作業者が少し体を入れて刷毛で拾う必要があり、手間がかかります。
しかし丁寧な業者ほど、最後に全体を見回して塗り残しをチェックし、必要に応じてタッチアップ(拾い塗り)まで行い、仕上がりを整えます。
仕上がった直後は気づきにくくても、数カ月〜数年たつと塗り残し部分だけ色あせが早かったり、旧塗膜が残って目立ったりして、「あれ?」となることもあります。
可能であれば完工前に、建物の北面・配管まわり・軒先など「見えにくい場所」を一緒に確認してもらうと、手抜きの予防にもつながります。
15. 外壁塗装の手抜き工事⑮ 見積りに書いてあることをやらない(工事項目の省略)
手抜き業者にありがちなのが、見積書に記載されている内容を、実際にはやっていないケースです。
たとえば「付帯部塗装込み」と書かれているのに一部が未施工だったり、「下地補修」と記載があるのに補修がほとんど行われていなかったり――。
お客様から見ると、どこまでが「本当に施工された範囲」なのか分かりにくいのを利用した、悪質な省略です。
こうしたトラブルを防ぐためには、契約前の段階で、施工範囲(どこを塗るか)と仕様(何を使い、何回塗るか)が明確になっているかが重要です。
「一式」表記が多い見積書は要注意で、できれば部位ごとに数量や塗装回数、材料名が記載されていると安心です。
また、工事中〜完工時に、工程写真(施工前・下地処理・下塗り・中塗り・上塗り・完了)を提出してくれる業者は、隠し事が少なく信頼性が高い傾向があります。
「やりました」と言うより、「見て分かる形で残します」――この姿勢があるかどうかが、業者選びの大きな判断材料になります。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、見積書の内容が現場で確実に実行される仕組み(写真・報告・立ち会い確認)がある業者を選び、納得できる形で工事を進めましょう。
「見積書には書いてあるのに、下塗り塗装をしていない」「外壁と一緒に外構も洗ってくれると書いてあるのに洗っていない」などがあります。
工事中すべて業者任せで、作業の確認をしないでいると手を抜かれやすくなってしまいますので、注意しましょう。
16. 外壁塗装の手抜き工事⑰ 雨天でも塗装を行う(雨でも強行する)
外壁塗装の手抜き工事で分かりやすい危険サインが、雨が降っているのに塗装作業をしているケースです。
塗装工事は、基本的に少しの雨でもNG。ここを無理に進める業者には注意しましょう。
なぜ雨天塗装が危険なのかというと、理由はシンプルで、塗料の性能が発揮できないからです。
雨の影響を受けると、たとえば次のような不具合につながります。
- ■ 雨で塗料が流れ、塗膜の厚み(膜厚)が薄くなる(=耐久性が落ちる)
- ■ 塗料が十分に乾燥せず、密着不良や剥がれを起こしやすくなる
- ■ 表面に水分が残り、膨れ・ムラ・艶引けなど仕上がり不良が出やすい
特に、雨が当たっていなくても湿度が高い日は乾燥が遅くなり、メーカーが指定する乾燥時間(インターバル)を守れなくなることがあります。
「塗ったその日」はきれいに見えても、数年後に不具合が出やすい――雨天塗装は、そういうリスクを抱えています。
それでも雨の中で作業を続けるのは、品質よりも自分たちの工期短縮や段取り優先になっている可能性が高いと言えます。
本来、きちんとした業者ほど天候を見て工程を調整し、「今日は無理に塗らない」を当たり前に判断します。
塗装は「塗る技術」だけでなく、「塗らない判断」も品質のうち。
ここができる会社は信頼できます。
もし雨の日に塗装作業が進んでいたら、「今日は何の作業ですか?」と確認し、塗装をしている場合は理由と対策を必ず聞きましょう。
納得できる説明がない場合は要注意。
大切なお住まいだからこそ、天候に逆らわず、品質を優先してくれる業者を選びたいですね。
外壁塗装の手抜き工事に関するまとめ|「安い」より「根拠のある適正価格」を
外壁塗装の手抜き工事は、仕上がった直後は一見きれいに見えることが多く、数カ月〜数年後に「早すぎる劣化」として表面化しやすいのが特徴です。
高圧洗浄の省略、下地処理不足、補修の未実施、シーリング不良、塗り回数や乾燥時間の省略、塗料のすり替え、過度な希釈、雨天塗装――。
どれも共通しているのは、材料費と手間(工数)を削って利益を出そうとする点です。
だからこそ、「相場より安いからお得」とは限りません。
外壁塗装は、下地づくり+規定工程+乾燥管理で寿命が決まる工事。
価格だけでなく、見積書の中身・説明の丁寧さ・記録の残し方まで含めて判断することが、後悔しない最大の近道です。
もし「手抜きかもしれない」「業者と話し合いが進まない」と感じた場合は、ひとりで抱え込まず、第三者機関に相談することも大切です。国民生活センターでは、消費生活相談の受付や、ADR(裁判外紛争解決手続)と呼ばれる制度も行われています。
ADRとは、裁判を起こさずに、当事者同士の話し合いを第三者が仲介し、和解を目指す制度です。
実際に、外壁塗装工事で明らかな手抜きが認められ、消費者が業者に対して工事費の全額返金を求め、解決に至ったケースもあります。
「自分だけではどうにもならない」と感じたときは、こうした公的な窓口を頼ることも選択肢のひとつです。
近年、塗装工事の市場にはリフォーム会社や塗装専門店だけでなく、大手企業も参入し、選択肢は広がっています。
その一方で、価格競争が激しくなり、質の差も見えにくくなっているのが現状です。
業者選びは「価格」だけでなく、工事品質・工程管理・保証内容・アフターフォローの充実度まで含めて判断する時代。
お客様にとって業者の質が向上しているのは喜ばしいことですが、残念ながら手抜き工事が完全にゼロとは言い切れません。
だからこそ、今回ご紹介したチェックポイントをぜひ参考にしていただき、「きちんとした説明ができる会社かどうか」を基準に選んでいただければと思います。
大切なお住まいを守る工事だからこそ、納得のいく判断を――。
外壁塗装の手抜き工事に関するQ&A
- Q1.外壁塗装で手抜き工事は本当にあるのですか?
- A.残念ながらゼロとは言い切れません。
ただし、多くの塗装店は誠実に仕事をしています。問題になるのは「見えにくい工程」を省略するケース。
下地処理や乾燥時間、塗布量管理など、完成後に分かりづらい部分こそ注意が必要です。
- Q2.手抜き工事は素人でも見抜けますか?
- A.事前確認で防げる可能性は高まります。
見積書に材料名・メーカー名・塗り回数が明記されているか、工程表があるかを確認しましょう。
写真報告を出してくれる業者は透明性が高い傾向にあります。
- Q3.極端に安い見積りは危険ですか?
- A.安さの理由が説明できない場合は要注意です。
足場・下地処理・塗布量のどこかが削られている可能性があります。
「なぜこの金額でできるのか」を具体的に説明できるかが判断基準です。
- Q4.3回塗りをしているか確認する方法はありますか?
- A.工程写真と塗料使用缶数の確認が有効です。
下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの写真記録を提示してもらいましょう。
塗料の使用量が適正かどうかも重要なチェックポイントです。
- Q5.塗料を薄めすぎるとどうなりますか?
- A.耐久年数が大きく低下します。
塗料には適正な希釈率があります。
膜厚が不足すると、数年で色あせや剥がれが起こる可能性があります。
- Q6.高圧洗浄を短時間で終わらせると問題がありますか?
- A.密着不良の原因になります。
チョーキングや汚れを十分に除去しないまま塗装すると、膨れや剥がれにつながります。
洗浄後の乾燥時間も重要です。
- Q7.足場が簡易な場合、仕上がりに影響しますか?
- A.影響します。
足場が不安定だと、細部まで丁寧に塗ることが難しくなります。
安全と品質はセットで考えるべきです。
- Q8.雨の日に塗装しても大丈夫ですか?
- A.基本的にNGです。
湿度や降雨は塗膜形成に悪影響を与えます。
無理に作業を進める業者は品質より工期優先の可能性があります。
- Q9.シーリング工事の手抜きはどう見分けますか?
- A.打ち替えか増し打ちかを確認しましょう。
本来は劣化したシーリングを撤去して打ち替えるのが基本。
上から埋めただけでは耐久性が落ちる可能性があります。
- Q10.万が一手抜きが発覚した場合はどうすればよいですか?
- A.まずは証拠を整理し、第三者機関に相談を。
写真・契約書・見積書を保管し、話し合いで解決しない場合は消費生活センターなどの公的機関を活用しましょう。
早めの相談が解決の近道です。
手抜き工事のない丁寧な外壁塗装なら、「外壁塗装のプロ」小林塗装へ
名古屋の塗装専門店「小林塗装」は、決して手抜きの無い、丁寧な施工を信条としています。
よくある外壁塗装の手抜き工事は、工事直後には一見きれいに見えてしまうことが多く、本当の差は数カ月後から数年後にあらわれるものだと感じます。
とくに高圧洗浄や下地処理、ひび割れ補修、シーリング、下塗り、塗り回数、乾燥時間といった見えにくい工程ほど、仕上がりの美しさだけでなく塗装の寿命を大きく左右します。
そのため、外壁塗装を検討するときは、単純に金額の安さだけで判断するのではなく、見積書の内容が具体的か、使用する塗料や工程が明確か、写真や説明で進捗を共有してくれるかといった点まで確認することが大切です。
丁寧な業者ほど、こうした見えにくい部分を曖昧にせず、なぜその工事が必要なのかをきちんと説明してくれます。
大切な住まいを長く守るためには、「安いかどうか」よりも「根拠のある適正価格かどうか」を見る視点が欠かせません。
表面的なきれいさだけではなく、その裏側にある工程や誠実さまで確認しながら、安心して任せられる業者を選ぶことが、後悔のない外壁塗装につながるのではないでしょうか。
「こんな色の組み合わせって、外壁でもできますか?」、「トレンドを取り入れつつ、長く飽きない色にしたいんです」、「他社では色の話が少なくて、イメージが湧きにくかった…」など、どんな小さなことでも大丈夫です。
相談・現地調査・お見積りはすべて無料です。
10年後にふと振り返ったときに「あの色にしてよかった」と思える塗装を、一件一件大切に施工しています。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装の手抜き工事の手口教えます」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上にわたって培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多くの経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
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