

外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなるの?
外壁塗装を20年せずにそのまま放置すると、一体どうなるかをあまり知らないというお客様は意外と多いかと思います。
今回は、そんなお客様に向けて外壁塗装を20年行わずにそのまま放置すると一体どうなるかを「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
すでにどうなるかを知っているお客様は、改めて確認するつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
1. 外壁塗装の限界サイン
まず初めに外壁塗装の限界を示すサインを4つお伝えします。
1-2. 外壁塗装耐用年数 初期のサイン
外壁塗装耐用年数 初期のサインであるチョーキング現象とは、太陽の紫外線や雨水などによって塗料中の顔料が劣化することによって、塗装が粉状に変わる現象です。
もし、外壁面にチョーキング現象が起きていると、外壁を指でこすると指にチョークのような粉が付いてきます。
特に日当たりの良い場所の外壁は、太陽光中の紫外線によって塗料中の顔料や樹脂が劣化し、色褪せや変色が起こります。
また、方角によって塗装の劣化程度が異なるため注意が必要です。
なお南側、西側の塗装は劣化しやすい傾向があります。
1-3. 外壁塗装耐用年数 中期から末期まで限界のサイン
外壁塗装耐用年数 中期から末期まで限界のサインについてお伝えします。
外壁の一部が緑や黒色に変色している場所があるとします。
これらはカビ、藻、苔の繁殖による外壁塗装の劣化現象といえます。
カビ、藻、苔は、外壁の美観を損ねるだけでなく、外壁材表面の劣化が進んでいるという証でもあり、外壁材の劣化を促進させる原因にもなりかねません。
外壁の金属部分が経年劣化によって、外壁に錆びが発生することがあります。
湿気の多い場所や海の近くに住んでいる場合は特に注意が必要です。
錆びは、雨や湿気に含まれる水分や塩分が酸素と共に鉄に触れ、酸化鉄になった状態です。
鉄が錆びると、しだいに錆びが周囲に広がっていき、外壁全体に腐食が進んでいきます。
外壁塗装後、一定の年数が経過すると外壁にひび割れが生じることがあります。
小さなひび割れ(幅0.3ミリ未満、深さ5ミリ未満)は経年劣化による表面の硬化が原因で、「ヘアークラック」と呼ばれます。
大きなひび割れ(幅0.3ミリ以上、深さ5ミリ以上)は主に下地材の割れによる「構造クラック」と呼ばれます。
上記の症状がある場合は、外壁塗装を検討する目安となります。
自宅の外壁を確認して、早めに対策を考えましょう。
特に外壁の目地やサッシ枠などにあるシーリング(コーキング)部分のひび割れはそのまま放置すると、シーリングの劣化だけでなく、外壁材の傷み、カビ、雨漏りの原因となる可能性があります。
ですから、シーリングの劣化を発見した場合は、早急に外壁補修を検討しましょう。
2. 外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなる?
外壁塗装を20年以上行っていない場合、既に外壁材自体が限界を迎えている可能性があります。
その大きな理由は、外壁や塗料の寿命は一般的に10〜20年程度と言われており、外壁塗装が劣化しているサインが見られるからです。
10年未満で経年劣化が著しく進むアクリル塗料などもあるので、かなりの進行具合で劣化している可能性も考えられます。
外壁塗装を20年せずに放置した場合の最悪のケース
外壁塗装を20年せずに放置した場合の最悪のケースをお伝えします。
外壁塗装の剥がれは、外壁材の劣化の中でも特に深刻な状態です。
外壁塗料が劣化し、下塗り材の付着力が著しく低下してしまい、外壁から剥がれてしまう状態を指します。
外壁の保護が不十分なため、下地材にダメージが進行してしまい、最悪の場合は外壁の欠陥に繋がる可能性があります。
ですから、外壁塗装の剥がれが見受けられた場合は、外壁の状態が悪化してしまう前に、外壁塗装の依頼を検討することをおすすめします。
ずっと放置されたままの外壁は、表面の塗膜が劣化し水分を吸収し、外壁に反りやひび割れが生じ、外壁の一部が剥落してしまう可能性があります。
さらに外壁材の繋ぎ目やサッシ周りのシーリング部分も劣化し、割れや剥がれが生じます。
こういった場合、外壁が持つ防水機能が失われ、雨水が侵入してしまいます。
外壁から雨漏りが発生すると、当然ですが建物内に水が浸入します。
木造建築の場合、柱や土台などの構造部材が湿気を含んでしまい、白蟻が繁殖しやすい環境となってしまいます。
白蟻の被害によって、木材が食い荒らされてしまい、床材が沈んだり、建物が傾いたりしてしまうこともあります。
白蟻の発生に気付かずに放置し続けると、柱や土台などの構造部材が朽ちてしまいます。
そういった状態をそのまま放置すると、軽い地震などの衝撃で建物が倒壊してしまう恐れがあります。
ですから、外壁のメンテナンスを怠ると最悪の場合には家自体を失ってしまうことになりかねません。
住まいの外壁塗装に掛かる費用は決して安くはありませんが、外壁塗装を20年以上行っていないお客様は、まず専門業者に調査を依頼し、必要な対策を行うことをおすすめします。
3. できるだけ、外壁塗装を長持ちさせる方法
できるだけ外壁の塗装を長持ちさせるには一体どんな方法があるのか具体的にお伝えします。
① 耐用年数の長い塗料を選びましょう
耐用年数の長い塗料を選ぶことが重要です。
塗料の耐用年数が長ければ、メンテナンスのサイクルを延ばすことができます。
その際、費用は高くなりますが、無機塗料を使うことをおすすめします。
無機塗料を選ぶと、耐用年数を20年以上に延ばすことができるからです。
その中でも特に耐久性が優れる無機塗料は、関西ペイント「アレスダイナミックMUKI」、エスケー化研「スーパーセラタイトF」、日本ペイント「アプラウドシェラスターMK2」などが挙げられます。
② 信頼できる業者に依頼しましょう
外壁塗装を依頼する際には、信頼できる業者に頼むことが重要です。
未熟な業者に依頼すると、1年で塗膜が剥がれるなどトラブルが起こる可能性があります。
また悪徳な業者に頼んでしまうと、手抜き工事が行われ、数年しか持たないかもしれません。
耐用年数は業者によって異なるため、業者選びは非常に重要といえます。
業者選びの際には、相見積もりをする、見積書の具体性をチェックする、塗装技能士1級の資格を持っているか、会社の操業年数、担当者の人柄の5つをしっかり確認する事で信頼できる業者を見つけることができます。
③ 相見積もりをしましょう
相見積もりとは、2つ以上の会社に同じ工事条件で見積もりを依頼することです。
同じ条件で比較することで、各業者の特徴が明確になります。
相見積もりをする際には、価格が高すぎる、安すぎる業者には注意が必要です。
高すぎる場合は詐欺業者の可能性があり、安すぎる場合は手抜き業者の可能性があるからです。
④ 見積書の内容を精査しましょう
もし工事内容が曖昧だったり、「一式」としか記載されていなかったりする場合は、悪徳業者の可能性が高いです。
信頼できる業者であれば、塗装方法に加えて「使用する塗料の商品名」や「メーカー名」なども具体的に記載しています。
また、相見積もりを行って見積書の作業項目をじっくり比較し、お客様が信頼できる業者かどうかを選定基準にしましょう。
その際、業者が塗装技能士1級の資格を持っているか確認するのもおすすめです。
塗装技能士1級とは、5年以上の実務経験と豊富な知識を持つ職人が、学科と実技の試験に合格して獲得する国家資格です。
塗装技能士1級を持つ職人を抱えている業者は、知識と技術だけでなく社員教育にも力を入れているため信頼できます。
ですから業者選びの際には、会社に塗装技能士1級を持つ職人がいるか聞いてみましょう。
4. 外壁塗装を20年行わずに問題ない外壁の一例
20年、外壁塗装せずに問題ない外壁材の一例を紹介します。
外壁タイルは、塗装によるメンテナンスが不要で、耐用年数は30~40年です。
しかし、完全にメンテナンスを無視して良い訳ではなく、定期的にタイル目地部分や継ぎ目部分のシーリング(コーキング)補修を行う必要があります。
約10年ごとに点検を受けることをおすすめします。
打ち放しコンクリートで仕上げた外壁も塗装によるメンテナンスは基本的に不要ですが、露出した化粧仕上げのシーリング材は確実に劣化します。
周りの環境によっては、カビ、コケ、藻が発生することもありますので、約10年ごとの定期点検が必要です。5. 外壁塗装を20年行わずに放置するとどうなる? まとめ
今回は、「外壁塗装を20年行わずにそのまま放置するとどうなるか?」についてお伝えしました。
外壁塗装を20年行わずに放置すると一体どうなるかを知りたかったお客様は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
今回コラムでお伝えした内容を参考にして、今後の外壁塗装を検討してはいかがでしょうか?
外壁塗装の事なら「塗装工事のプロ」小林塗装にお任せください。
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いつも安心、品質本位の外壁塗装を行っています。
外壁塗装の調査と見積りはもちろん無料です。お気軽にお問い合わせください。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラム作成をしています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
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