「塗装・塗料用語」のよくある質問
エフロレッセンスとは何ですか?

エフロレッセンスとは、セメントの成分がコンクリート表面に染み出た白色の物質の事で、「エフロレッセンス」、「白華」とも言います。
エフロレッセンスは、コンクリートに含まれる水酸化カルシウムや硫酸ナトリウムが躯体の乾燥に従って水分と共に表面に析出したものです。
エフロレッセンスには、コンクリートの打設時に使用した水分に溶解した成分が析出する一次白華と、一旦乾燥したコンクリートに水が浸入し、乾燥過程で白華成分が析出する二次白華の2種類があります。
エフロレッセンスが発生しやすい条件は、低温、多湿、適当な風速、日陰、材令が若い場合‥が挙げられ、漏水箇所やクラック部分に出やすく、特にコンクリートの養生不足や冬場にコンクリートを打設した場合、よく発生します。
なお、エフロエッセンスは、塗膜へ透過して、塗装の仕上がりや付着性、耐久性に悪影響を与えます。