
このページでは、「一体どんな状態が硬質塩ビ製品塗装の塗り替え時期の目安なのか?」具体的な硬質塩ビの経年による劣化症状などを、硬質塩ビ塗装を検討しているお客様に分かりやすくお伝えします。
塗り替え時期の目安 雨樋・塩ビ製品について
紫外線による劣化

塩ビ製品は、長期間、紫外線に曝されて、樹脂が白く変質します。紫外線による劣化は、塗装によって抑制する事ができます。
こういった状態がひどくなると塩ビが変形したり、塩ビが破損したりします。
チョーキング

チョーキングとは、塩ビ樋の塗膜が紫外線と水により加水分解して白い粉状のものが塗膜表面についている状態の事を言います。
塩ビ塗装の塗膜剥離

塩ビ樋の塗膜剥離する原因は、前回塗装した際の目粗しが不十分だった場合・塩ビ樋に付着している離型材を充分に脱脂していない場合・熱伸縮による場合等によって起こります。
塗料の種類による塗り替え時期の違い
前回の塗装工事に使用された塗料に種類によって、塗り替え時期に大きな違いが出てきます。同じ年数で比べた場合、耐久性の高い塗料は、耐久性の低い塗料よりも、塗り替える回数が少なく済みます。
但し、耐久性の高い塗料になる程、それに比例して施工価格も高価になっていきます。
ウレタン系塗料の塗り替え時期
ウレタン系塗料は50年間で塗り替えが約4回必要です。

シリコン系塗料の塗り替え時期
シリコン系塗料は50年間で塗り替えが約3~4回必要です。

フッ素系塗料の塗り替え時期
フッ素系塗料は50年間で塗り替えが約3回必要です。

「塗り替え時期の目安」を前回の使用塗料で考える事も出来ます。

塗り替え時期の目安は、現在塗装に使用されている塗料の性能、建物周辺の環境等によっても異なりますが、木部や鉄部を通常のペンキ(合成樹脂調合ペイント)で塗装した場合は、3年から5年を塗り替え時期の目安にして下さい。
前回、外壁をアクリル系塗料(水性アクリル・溶剤アクリル・アクリル単層弾性系塗料)で塗装した場合は、塗り替え後6年~10年を塗り替え時期の目安にして塗り替え工事を行いますと、住まいを長持ちさせる事が出来ます。
同様にウレタン系塗料(水性ウレタン・溶剤ウレタン系塗料)の場合は、塗装後8~12年を塗り替え時期の目安にすると良いと思います。
但し、屋根・鉄部・木部等は、外壁面に比べ、劣化が進行する速度が3割程速いので、注意が必要です。工事を短期間に行う事は、費用対効果の観点で考えますと、お客様にとって経済的な負担が大きく、あまり良いものではありません。
この様な問題から、塗料の高寿命化をお求めする多くのお客様のニーズによって、現在では、フッ素系塗料・無機超高分子系塗料 ・ ハルスハイブリッド塗料 ・ 光触媒塗料 ・ シリコン系塗料など優れた耐久性を持つ塗料が多数流通
しています。
したがって、優れた耐久性を持つ塗料で塗り替え工事を行った場合は、塗装のライフサイクルが長くなり、塗り替え工事の費用対効果を大きく向上させる事も出来ます。
かんたん お問い合せ
2024年塗装実績:156件
2023年塗装実績:145件

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