木部塗装　塗り替え時期の目安とは？

木部塗装のチョーキングとは、塗膜が紫外線と水によって、加水分解して白い粉状のものが塗膜表面に付いている状態の事を言います。

木部塗装に生じる変色とは、塗料に含まれる樹脂が光や雨水‥によって劣化して、塗料の色が変わったりする事を言います。
ただし木は、変色を発生させる外的な要因が様々あり、単独で作用したり、複数で働いたりする為、塗装が変色する要因を完全に解明するのは困難と言えます。
木部塗装の退色とは、塗装が太陽光によって、顔料の性質が変化する事によって起こる現象です。

カビやコケは、一年間を通じて日光があまり当たらない場所、湿度の高い場所・植栽物の多い場所‥に生じ易いです。又、塗料に含まれる防かび・防藻剤の薬効成分がなくなってきた場合にも、木材にカビやコケが生じ易くなります。

木部に生じる塗膜の膨れは、木目や木の継ぎ目からの浸水した場合、木材に対し塗料の付着力がなくなった場合、仕上げ塗料に弾性塗料を使用した場合、木の塗膜や素地との蓄熱によって生じる熱伸縮‥によって生じます。

木部に生じる塗膜の剥離は、木材に対して塗料の付着力がなくなった場合に剥がれが生じます。
また、木部塗装前の足付けなどと言った下地処理が十分でない場合も早期に塗膜の剥がれが生じやすいです

木材の腐食は、湿気や腐朽菌によって生じます。 木材腐朽菌の中で、木材を白く変色させるものを「白色腐朽菌」、木材を褐色に変色させるものを「褐色腐朽菌」、白色腐朽菌や褐色腐朽菌が腐朽できない様な、高含水率の木材表面を軟化現象を起こさせるものを「軟腐朽菌」と言います。 なお、住宅や構造物の材料として使われる木材は、腐朽によって見た目や強度が劣化し、木材の乾燥重量が腐朽によって、健全な状態の50％以下になってしまうと、木材の強度は見込めないので交換する必要があります。