
「大切な住まいだからこそ、しっかりとした塗り替え工事や防水工事をして欲しい。」
そんなお客様の思いがこもったお話を当店では、よくお聞きします。
そこで、大切な住まいを長く快適に住み続ける為、塗り替えリフォームを成功させるポイントを『塗り替え工事の豆知識』として小林塗装の主観と本音でまとめてみました。外壁・屋根等塗り替え工事をご検討のお客様は是非ご覧下さい。
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塗り替え時期の目安について 塗り替え工事の施工方法について 塗料の種類・性能について 信頼できる
ペンキ屋さんの選び方(見方) 外壁や屋根等の色選びについて 外壁・屋根の提案色 ケレン作業・下地調整作業について 塗装工事の見積書 内容について 塗装工事の流れについて 相見積りより、お値打ちに
塗り替え工事を行う方法とは? 塗装工事の施工トラブルと
その対策について 塗り替えリフォーム
業界の現実(必読) ご依頼、ご契約の際、
必ず注意しなければいけない事
※「塗り替え工事 豆知識」の内容は、随時加筆します事をご了承ください。
塗装工事の流れについて
1.足場仮設工事
塗装工事の準備作業です。この準備作業が、工事全体の効率と塗り替え品質・安全性を向上させます。
足場仮設

小林塗装では、シンワキャッチャーやアルインコ足場という『クサビ足場』を使用しています。一般的に、外壁の塗装工事の足場面積は、建物面積(塗装面積ではありません。)より、15~20%前後多くなります。
足場の養生ネットは、塗料の飛散防止や落下物防止の為に取り付けます。
必要に応じて、昇降階段・仮囲い防犯ライト等も取り付けます。見積り単位は、㎡・基・個所等で記載します。(小面積=50㎡未満の場合は、一式となる場合があります。)
又、足場工事の際には、転倒・接触事故防止の衝撃緩和材なども足場に取り付けます。 品質の高い施工には、安全な足場が欠かせません。
資材搬入・運搬
塗料・機材の運搬・搬入・設置費用です。
当店では、資材搬入・運搬・設置につきましては、通常代金を頂いてはおりません。
2.下地調整・養生作業
下地調整・養生とは、塗装に適した素地・環境を作る作業の事です。
高圧洗浄

高圧洗浄=高圧洗浄=外壁や屋根等、塗装する部分を高圧洗浄機で入念に洗浄します。当店の場合は、12~15Mpaの高水圧で洗浄します。見積書の項目には、洗浄する範囲(外壁・屋根・土間・サッシ等)と洗浄する水圧を必ず記載します。
ケレン・清掃作業

塗装の前に脆弱な塗膜やサビ・油汚れ・シミ・ヤニ・エフロエッセンス(白華)・カビ・コケ等を清掃・除去する作業の事です。
よく、このケレン・清掃作業を記載していない業者さんの見積もり書を目にしますが、このケレン作業や清掃作業が、塗装後の美観や塗装の耐久性に大きく影響しますので、とても重要な項目と言えます。
養生作業

いくら品質の優れた塗料で塗り替えをしても、細部の仕上がり具合が悪かったり、塗装しない部分に塗料が付いたりしていては、塗り替え工事の魅力が半減してしまいます。
当店の場合、養生費用は、養生資材(マスカー・ガムテープ・マスキングテープ等)の費用とその養生に掛る人工で見積りさせて頂いております。
3.下地補修作業
下地補修=外壁などの不具合を塗装の前に補修します。
シーリング材充填

シーリング材の充填とは、外壁部分のひび割れ(クラック)・躯体の隙間・目地部分・サッシ周り等に各種シーリング材(コ―キング材)を充填する作業です。シーリング工事の工程は、既存撤去(既存のシーリング材の上から被せる事もあります。=増し打ちマスキング)→プライマー塗布→バックアップ材充填→シーリング充填→ヘラ仕上げ→清掃と言った順です。
シーリング工事の場合、見積りの明細や項目には、どの様なシーリング工法・シーリング材(ウレタン・変性シリコン等)を使用しているかチェックする事が必要です。当店の見積り単位は、メートル・個所・一式で記載します。
フィラー処理(フィラー刷り込み)
フィラー処理とは、外壁モルタルやALCのひび割れ(ヘアクラック0.2~0.4ミリ程度)塗膜の亀甲クラック・ピンホールなどの補修の際、フィラー材(微弾性フィラー)をラスター刷毛で刷り込みします。見積り単位は、㎡・メートルで記入します。見積り表記の単位は、㎡・メートル・個所・一式で記載します。
Uカット補修
Uカット補修とは、躯体のひび割れ幅が1mm以上、若しくは躯体に深い亀裂が発生している場合、Uカット補修を行います。Uカット補修の作業工程は、ディスクサンダーによるカット(切り込み)→清掃→プライマー→シーリング材の充填→樹脂モルタルによる埋め戻しです。見積り単位は、メートルで記載します。
樹脂モルタル形成
樹脂モルタルによる形成補修とは、躯体が爆裂や欠損した壁面を補修する作業の事です。脆弱な壁面を撤去し、錆び止めプライマーを塗布塗布し、樹脂モルタルによる形成補修を行います。見積り表記の単位は、箇所・㎡・一式で記載します。
パターン補修
パターン補修とは、既存の吹き付け模様等が無くなってしまっている場合に、周りの模様に合わせたパターン補修工事を行います。見積り表記の単位は、箇所・㎡・一式で記載します。
エポキシ樹脂注入
エポキシ樹脂注入とは、経年によるモルタル・タイルの・浮き部分に液体のエポキシを注入し、モルタルの強度を回復させる工事の事です。作業工程は、調査→マーキング→穴あけ→清掃→エポキシ樹脂注入→ステンレスピン挿入→埋め戻しです。エポキシ樹脂注入の見積り表記の単位は、箇所・㎡・一式で記載します。
4.塗装工事
塗装工事=塗り替え工事のメインとなる作業です。一般住宅には、次の様な塗装する部分があります。
屋根塗装

屋根塗装は、通常下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗り(但し、素地が脆弱な場合は、下塗りを2回塗ります。)で仕上げます。
塗装方法はローラー塗り・刷毛塗り・吹き付け工法があります。見積り単位は、㎡で記載します。
軒天・上げ裏塗装
軒天・上げ裏塗装は、通常下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗りで仕上げます。(但し、仕様塗料より塗装回数が変わる場合があります。)塗装方法はローラー塗り・刷毛塗り・工法があります。見積り単位は、㎡で記載します。
破風・ハナ隠し・化粧胴差し塗装
破風・ハナ隠し・化粧胴差し塗装は、通常、下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗りで仕上げます。塗装方法は、ローラー塗り・刷毛塗り・工法があります。見積り単位は、メートルで記載します。
雨樋塗装
雨樋塗装は、通常、上塗り2回(但し、付着性を向上させる場合には、プライマー塗り1回を追加して塗ります。)の合計2回塗りで仕上げます。塗装方法は刷毛塗り・ローラー塗り工法があります。見積り単位は、メートルで記載します。
外壁塗装

外壁塗装は、通常下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗りで仕上げます。(但し、素地が脆弱な場合は下塗りを1回追加、防水・断熱仕様の場合は、中塗り工程2回が追加されます。)
塗装方法は、ローラー塗り・刷毛塗り・吹き付け工法があります。
見積り単位は、㎡で記載します。
水切り・笠木・庇・霧除け・巾木塗装
水切り板・笠木・庇・霧除け・巾木塗装の塗装は、通常下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗り(但し、素材により塗装回数が変わります。)で仕上げます。塗装方法は、刷毛塗り・ローラー塗り工法があります。見積り単位は、メートル・㎡で記載します。
雨戸・戸袋塗装
雨戸・戸袋塗装は、通常下塗り1回、上塗り2回の合計3回塗りで仕上げます。塗装方法は、ローラー塗り・刷毛塗り・吹き付け工法があります。見積り単位は、㎡・枚・個所・一式で記載します。
その他塗装
その他部分(建物に付帯する手摺り・門扉・ラティス・玄関ドア・シャッター・シャッターボックス・フラワーボックス・外構・擁壁等)は、素材の状態に合わせた各塗装仕様で塗装します。見積り単位は、㎡・枚・基・個所等で記載します。