
「大切な住まいだからこそ、しっかりとした塗り替え工事や防水工事をして欲しい。」
そんなお客様の思いがこもったお話を当店では、よくお聞きします。
そこで、大切な住まいを長く快適に住み続ける為、塗り替えリフォームを成功させるポイントを『塗り替え工事の豆知識』として小林塗装の主観と本音でまとめてみました。外壁・屋根等塗り替え工事をご検討のお客様は是非ご覧下さい。
塗料の種類・性能について(外壁用下塗り材)

建築用の塗料は、多くの種類がありますが、塗装する下地・部分・用途に適した塗料の正しい選定する事によって、初めて塗料の性能を発揮する事が出来ます。
ですから、塗料の選定が塗装工事の成否に大きく関わってきます。
外壁用下塗り材
水性シーラー
エマルション系シーラーとも呼ばれます。新築時、水性塗料のを使用する際の下塗りに使われます。塗り替え工事ではあまり使用しません。室内の塗装工事にもよく使われます。
水性弾性シーラー
単層弾性系塗料や水性系の弾性系塗材の下塗りに使われます。
カチオン系シーラー
水性反応硬化系塗料等の水性塗料の下塗りに使われます。付着性が良く、汎用性が高いのが特徴です。ターペン可溶塗料の下塗りにも使用出来ます。
溶剤アクリル系シーラー
水性塗料・溶剤系塗料の下塗りに使われますが、最近では環境負荷が大きい為、あまり使用されません。また、NAD系塗料との相性も良くないので注意が必要です。
溶剤合成ゴム系シーラー
溶剤系塗料・弾性系塗料の下塗りに使われますが、最近では環境負荷が大きい為、あまり使用されません。
溶剤塩化ゴム系シーラー
アクリルゴム防水タイルの下塗りとして使用されます。
エポキシ系シーラー
シーラーが素地の内部へ浸透し、脆弱な素地を補強する効果を持つシーラーです。溶剤・水性タイプがあります。カラーベスト等の屋根塗装に使われます。
水性厚膜シーラー
シーラーの性質と微弾性フィラーの性質を併せ持った高級な下塗り材です。キメの細かいきれいな仕上がりになります。2回目の塗り替えにおススメです。
日本ペイントのシルクシーラー厚膜や関西ペイントのシリコンクラフト等が該当します。
微弾性フィラー
モルタル系外壁材の塗り替えに最も使われる下塗り材です。クラック処理やパターンローラーなどでテクスチャ―を付けたりする事が出来ます。
代表的な微弾性フィラーとしましては、エスケー化研のソフトサーフSGや日本ペイントのアンダーフィラー弾性エクセル等があります。
高充填型フィラー
モルタル系外壁材の下塗り材です。クラック処理やパターンローラー等でテクスチャ―を付けたりする事が出来ます。付着性・充填性が高い為、脆弱な素地にも塗装出来ます。
高充填型の微弾性フィラーは、関西ペイントのホルダーZ等が該当します。
弾性フィラー
従来の微弾性フィラー材よりもクラック追従性・防水性に優れた下地調整フィラー材です。但し、付着性が従来の微弾性フィラーに比べ、劣る面があるので、従って脆弱な素地にはエポキシ系シーラー等の下塗りが必要となります。
エスケー化研の水性弾性サーフエポ・関西ペイントの弾性ホルダー防水形等が該当します。
塗料の種類による価格と耐久性の違い
