ケレン作業・下地調整作業について 名古屋市小林塗装

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塗り替え工事の豆知識

「大切な住まいだからこそ、しっかりとした塗り替え工事や防水工事をして欲しい。」
そんなお客様の思いがこもったお話を当店では、よくお聞きします。
そこで、大切な住まいを長く快適に住み続ける為、塗り替えリフォームを成功させるポイントを『塗り替え工事の豆知識』として小林塗装の主観と本音でまとめてみました。外壁・屋根等塗り替え工事をご検討のお客様は是非ご覧下さい。

ケレン作業について

ケレン作業について イメージ

ケレン作業とは、塗装工事において、錆び落としや脆弱な旧塗膜の除去等を行う事を言います。このケレン作業を行うか、行わないかで、塗装の仕上がりの美しさや塗膜の耐久性に大きな差が生じます。
プラスチックの様に、基材がつるんとした表面に塗料を塗ると、簡単に剥がれてしまう事があります。この様な場合は、基材の表面に塗膜を物理的に密着させる事がとても重要です。

ペーパー研磨作業の様に、基材の表面に凹凸を付ける事によって、塗料の接触面積を大きくする方法を「目粗し」(足付け作業)と言います。
「ケレン」と同じ意味で使われる事があります。

ケレン作業の名称と処理方法について

ケレンの名称処理方法と塗装の状態処理方法
1種ケレン錆びやミルスケールを完全に除去し、完全に下地を出した状態にする。ショットブラスト、サンドブラスト、剥離剤
2種ケレン強固に付着した塗膜は残し、錆びや浮き塗膜を完全に除去する。電動工具(ディスクサンダー、ベルトサンダー等)
3種ケレン錆びや浮き塗膜を除去する。活膜は残す。手工具(皮スキ、マジックロン、ワイヤーブラシ、スクレーパー等)、電動工具(ディスクサンダー、ベルトサンダー等)の併用
4種ケレン粉化物、汚れ等を除去する。ペーパー等

下地調整作業について

下地調整作業とは、ケレン作業の事だけを言うのではなく、高圧洗浄機による水洗い作業、付着物の除去や脱脂、塗面を平滑にしたりする塗装の準備作業の事を言います。

ケレン・下地調整作業は、住宅の塗装工事の中で、一般のお客様にはあまり注目されませんが、大変手間の掛かる作業です。
ケレン・下地調整作業は、塗装作業よりも、はるかに重要で大変な準備作業であると言えます。下地の状況によっては、塗装施工費よりも高価になる場合もあります。

高圧洗浄作業について

高圧洗浄作業について イメージ

高圧洗浄作業とは、高圧洗浄機の往復動ポンプで加圧した高圧水を洗浄ガンのノズルから噴射させた水により、建築物・設備・機器など洗浄対象物の様々な 付着物を粉砕・除去して洗浄する作業です。
洗浄作業は、汚れを落とす事に着目されがちですが、それと同じくらい重要なのが、洗い落とした汚れを流す作業です。

高圧洗浄機の基本性能について

最大圧力(MPa)101520
吸水量(L/分)131516
洗浄作業ホコリ落とし
泥落とし
瓦の黒こけ落とし
トタンの青カビ落とし
外壁の洗浄
配管内の洗浄
農機具・家畜舎の洗浄
建設機械・建設設備用具の洗浄
スレート洗浄
剥離作業密着度の弱いリシンの剥離×
樹皮の剥離×
サンドブラスト×

脱脂作業について

基材の表面に塗装する前に、塗料を弾く材料の表面の油分を取り除く表面処理の事です。
アセトン・塗料用シンナー等の有機溶剤やガソリン用いて、塗装すべき材料の表面を綺麗に拭き上げます。
小規模な修繕塗装をする場合には中性洗剤を使用する場合もありますが、中性洗剤は、有機溶剤やガソリンと違って乾きづらいので、塗装前には十分に拭き取って乾燥させる必要があります。

一般住宅における下地調整の方法について

下地調整をする部位下地調整方法
サイディング外壁高圧洗浄作業、スクレイパーケレン、脱脂、清掃(掃き掃除)
屋 根高圧洗浄作業、清掃(掃き掃除)
雨 樋高圧洗浄作業、ペーパー研磨、清掃(拭き掃除)
破風板高圧洗浄作業、ペーパー研磨、清掃
軒天・玄関ポーチ高圧洗浄作業、清掃(掃き掃除)、清掃
金属部分・その他高圧洗浄作業、ペーパー研磨、清掃

当店の下地調整の詳細について

当店の一般住宅における下地調整の一覧です。

下地調整方法下地調整の詳細
高圧洗浄作業12~15mpaの高水圧(一般家庭要高圧洗浄機の約2倍)で洗浄対象物の汚れを洗い落とします。
当店の場合、洗浄機1台ではなく、2台で入念に洗い流します。重度の汚れは、洗浄ガンをトルネードノズルに交換して洗浄します。(トルネードノズルを使用する事により、通常ノズルの1.3倍の水圧になります。)
スクレイパーケレンスクレイパーで脆弱な旧塗膜・ブツ・旧塗膜の膨れ・旧塗膜のタレ等を削り取ります。異物を削り取った後には、軽くフィニッシングペーパー(180番)で研磨します。
清掃(掃き掃除)ホウキ、ダスター、マイクロファイバーダスター、ブロア等を使用して塗装対象物及び周囲の掃き掃除を行います。
清掃(拭き掃除)メリヤスウェス、マイクロファイバーウェス等を使用して塗装対象物及び周囲の拭き掃除を行います。
ペーパー研磨フィニッシングペーパー(150~240番)で研磨します。部位によっては、マジックロン、ワイヤーブラシを使用します。
脱 脂アセトン、ラッカーシンナー、塗料用シンナーを使用して脂分を拭き取り清掃します。