
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「り」から始まる塗装用語「陸屋根」、「立面図」、「リフォーム」等を記載しています。
陸屋根(りくやね)
陸屋根とは、勾配の無い平坦な屋根の事です。
リシン(りしん)
リシンとは、砕石・軽量骨材を混ぜたエマルション系塗料砂壁調の吹き付け素材の事です。
弾性リシン・シリカリシン・撥水リシン等があります。
リース資材(りーすしざい)
リース資材とは、リース会社から借りて使用する建設用資材の事です。
作業足場がその代表例で、足場を長期間設置すると、作業をしていなくてもリース料だけで費用がかさむ事になります。
理想の塗料(りそうのとりょう)
理想の塗料とは、低粘度でタレが少なく、揮発速度が施工環境に支障が無い程度に遅い塗料が、施工性に優れ、美観性の高く仕上げる事のできる塗料だと考えています。
(ちなみにそんな塗料はありません)多くの塗装方法では、素地表面に凸凹が出来ます。
例えば刷毛塗りでは、刷毛の跡が出るという様な事があります。
学説的に説明しますとこれは、刷毛の毛の硬さに関係なく、未乾燥塗膜が素地との間でスプリット(表面張力による分離)している状態によるものです。
ローラー塗装で生じるつなぎ目(凸凹)にも同様な事が言えます。
しかし、この様な凸凹を無くしたほうが、美観性は高い為、刷毛、ローラー塗装では、低粘度(高粘度の塗料は刷毛スジ、ローラー跡が出やすい)で比較的に揮発速度(乾燥時間)が遅いものが通常使われます。
話は矛盾してしまうのですが、あまり低粘度の塗料だと、垂直の面を塗装すると流れてしまい、凸凹ができます。
リターダー(りたーだー)
リターダーとは、カブリ止め、ノンブラッシングとも呼ばれる沸点の高い蒸発の遅いシンナーの総称です。
特に湿度の高い場合に、溶剤の蒸発が速すぎて塗膜がブラッシングするのを防止する為に添加します。
立面図(りつめんず)
立面図とは、建築意匠図の一つで、建物を真横から見た正投影図で描かれたものです。
通常は、東西南北の面が描かれます。
内容は、建物がどのような外観をしているかを示し、その鉛直方向の寸法や、外壁の仕上げ、開口部の位置等を表しています。
リノベーション(りのべーしょん)
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする事を言います。
リビング(りびんぐ)
リビングとは、居間の事です。住居の中で、家族が一家団欒を楽しみ、寛ぐ事を目的として設置されている部屋。
日本家屋においては、茶の間がそれに当たります。
リフォーム(りふぉーむ)
リフォームとは、居住中の住宅の改築や改装、特に内外装の改装を差す和製英語です。
英語の reform は「改心する、改正する」若しくは広く「作り直す」の意であり、日本語の「住宅リフォーム」に相当する語は Renovation であります。また、建築業者の中には「リフォーム」ではなく、「家を作り直す」との意を込めて「リホーム」(ReHome)としている所もあります。
一般的には、近在の工務店を中心にした業者に見積もりや工事を依頼します。
基本的に一品対応になるため部材の価格は比較的高めになります。また、現物合わせの作業を精度良く行う為に熟練作業が必要となり、小規模な改装であっても高くつくことも多いです。
例えばユニットバス取り付け工事では、ユニットバス自体は工業量産品のため価格は明瞭ですが、現物合わせで取り付ける作業に手間を要し作業費がかさむ事もあります。
その為、施主が材料を安価で調達し、工事会社へ支給する「施主支給」というシステムを利用し施工するケースも増えてきています。
尚、住宅リフォームを行う場合、築年数やリフォーム業者、リフォーム内容など、条件によっては自治体から補助金が支給される場合があります。
リフォーム詐欺(りふぉーむさぎ)
リフォーム詐欺とは、リフォーム工事をする意思も能力もないのに、一般のお客様に対し虚偽の事実を申し向け、材料費名目で現金を騙し取る事です。
この種の事案では、実際にリフォーム工事に入らないので、前金詐取と言えます。
リフティング(りふてぃんぐ)
リフティングとは、塗膜を重ねた時に下地や、旧塗膜が浮き上がってくる現象の事です。
旧塗膜が脆弱な場合や弱溶剤系の上から強溶剤系塗料を塗ると生じる事があります。
ですから、塗り替え工事の際には旧塗膜の確認が必要です。
リャンコ(りゃんこ)
リャンコとは、塗装職人さんが使う用語の一つで、2回塗りの事です。
硫酸バリウム(りゅうさんばりうむ)
硫酸バリウムとは、体質顔料の一種です。白色の細かくて重い結晶で化学的に安定しています。
硫酸バリウムは主にパテや耐熱性塗料等に使用されています。
両開き扉(りょうびらきとびら)
両開き扉とは、開口部が二枚の扉で構成されているもので、枠の左右両側に吊り元があって中央から左右に開きます。
両面接着(りょうめんせっちゃく)
両面接着とは、防水シート類を下地材料に張り付ける場合、下地側と防水シート裏面側に接着剤を塗布して張り付ける事です。
リユース(りゆーす)
リユースとは、まだ使える物を廃棄しないで、別の用途で使い続ける事です。
隣地境界線(りんちきょうかいせん)
隣地境界線とは、隣接する敷地(隣地)との境界線の事です。