塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 ｢ら」から始まる塗装用語「ラス網」、｢ラッカー」、｢欄間」等を記載しています。
ライニング（らいにんぐ）
ライニングとは、金属やコンクリートの表画を保護する為、その表面に塗料などを比較的厚く被覆させる事を言います。
ラシン（らしん）
ラシンとは、ラッカーシンナーの略語です。
ラス網（らすあみ）
ラス網とは、モルタル仕上げの下地材の事です。
下地の板（ラス板）にラス網（金網）を打ち付けてその金網に抱かせ込む様にモルタルを塗りこみます。
ひび割れ箇所から雨漏りし、ラス網が腐食してモルタルが剥がれ落ちる事があります。
ラスタータイル（らすたーたいる）
ラスタータイルとは、タイルの表層に錫やチタンの様な薄い皮膜を生成させて、真珠の様な光沢を持たせたタイルの事の事を言います。
ラッカー（らっかー）
ラッカー（lacquer）とは、一般的には無色または着色された塗料の一種です。
ラッカーは、溶剤を揮発させる事によって乾燥すると硬くて耐久性の高い塗面を与え、磨き上げる事によって、非常に強い光沢と深みが得られます。
狭義にはナフサ、キシレン、トルエン、ケトン（＝アセトン）など揮発性の高い溶媒に樹脂を溶かしたものを指します。
ラッカー系塗料（らっかーけいとりょう）
ラッカー系塗料とは、硝化綿ラッカーの様に､溶剤の蒸発だけで､化学反応を伴わないで乾燥します。
ラッカータイプ塗料の総称です。
ラッカーテープ（らっかーてーぷ）
ラッカーテープとは、マスキングに使う紙テープの事です。
ラッカーパテ（らっかーぱて）
ラッカーパテとは、硝化綿､アルキド樹脂､顔料､可塑剤､溶剤からなる1液型のパテです｡
ラッカーパテは、溶剤の蒸発で乾燥するので､一度に厚くラッカーパテを盛りすぎると中うみや肉痩せするので､薄く付ける最終補正用のパテとして使われます。
パテの有機溶剤がプラスチック（スチロール樹脂）の表面を溶かす為、プラスチックに対する食い付きは抜群です。
ラッカーパテは、気泡の処理や表面のキズ埋めなどに適しています。
但し、硬化後の収縮が大きいので、ポリパテやエポキシパテの様に造型そのものには使用しません。
ラッカープライマー（らっかーぷらいまー）
ラッカープライマーとは、硝化綿ラッカー系の下地塗料です｡
ラッカープライマーは、速乾性で､防錆効果や付着性を向上させます。
ラップ（らっぷ）
ラップとは、2重ね合わせ部分の事を言います。防水層の取り合い部分など
落書き防止塗料（らくがきぼうしとりょう）
落書き防止塗料とは、ラッカー等で書かれた絵や文字が付着しにくく、専用の除去剤で簡単に拭き取る事のできる塗料の事です。落書き防止塗料は、シリコーン樹脂等、塗料が付着しにくい樹脂をベースにしています。
ラティス （らてぃす）
ラティスとは、斜め格子の事を言います。
数センチの幅木を斜め格子に組み上げた板状のもので、仕切や目隠しとして使われます。
枠をつけたり、スタンドと組み合わせて使われる事が多い様です。
ランニングコスト（らんにんぐこすと）
ランニングコストとは、建物を運用している時に継続して掛かる保守・維持管理・修繕等に必要な費用の事で、建設費や設計費等、初期に必要な「イニシャルコスト」と対比してい用いられる事が多いです。
欄間（らんま）
欄間とは、日本建築において、鴨居と天井との間に開口した部分で、透かし彫りの装飾が納められます。部屋間の通気性も高める事ができます。