塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 ｢よ」から始まる塗装用語「洋瓦」、｢養生」、｢擁壁」等を記載しています。
洋瓦（ようがわら）
洋瓦とは、フランス瓦、イタリア瓦、S型瓦、スペイン瓦など、釉薬かけした瓦の事です。
瓦の葺き方は、日本瓦葺と同じ施工方法です。
窯業系サイディングボード（ようぎょうけいさいでぃんぐぼーど）
窯業系サイディングボードとは、主原料として、セメント質原料及び、繊維質原料を用いて板状に形成し、養生、硬化させたものです。主に建築物の外装材に用いられます。
溶剤（ようざい）
溶剤とは、塗料を薄め塗装し易くする物の事です。代表的な物は、水・塗料用シンナー・ラッカーシンナー等です。
樹脂、顔料、添加剤などを溶解・分散し、取扱いを容易にする発揮性の液体です。
溶剤の主成分は、アルコール、ケトン、エステル等が使用されます。
溶出（ようしゅつ）
溶出とは、塗膜を液体に浸した際、塗膜から塗料の成分の一部が溶けて出る現象の事を言います。
養生（ようじょう）
養生とは、塗装しない部分を、シートやビニールなどで覆い、汚れない様にする事です。
養生の良し・悪しで塗装の仕上がりが大きく変わります。
養生メッシュシート（ようじょうめっしゅしーと）
養生メッシュシート とは、足場に取り付ける網目（メッシュ）状のシートの事です。風
通しが良く、風の抵抗を少なくする事で足場への負担を抑えます。
窯変瓦（ようへんがわら）
窯変瓦とは、粘土瓦の一種で釉薬を使わずに備前焼と同じ製法で色調を出す瓦です。
窯変瓦は無釉薬瓦に分類され、酸化炎と還元炎の焼き具合のみで色調を出し、1枚の中にも連続的に色調が変化するのが特徴で風合いのある瓦に仕上がります。
また窯変瓦は、素焼きと還元焼成の2度焼きが必要となるので高価な瓦となっています。
窯変瓦はS型瓦の商品が多いです。
洋風（ようふう）
洋風とは、和風と対比されて使われる言葉です。建築的な洋式で言えば、俗に言う西洋建築の事を指します。
現在の住宅のあり方、仕上げは日本建築の造りとは異なっています。
例えば、畳で仕上げられていた床がフローリング主流となった事も、日本建築が洋風化したと言えます。
擁壁（ようへき）
擁壁とは、法面や段差の崩壊を防止する為に設置される構造物の事です。
自立式土留構造の土留の事です。コンクリートで作られる事が多いです。
横樋（よこどい）
横樋とは、屋根のすぐ下に横方向へ取り付けられた雨樋の事です。雨だけでなく砂や葉等も受けます。
汚れ（よごれ）
汚れとは、塗膜の不具合の一つと言えます。
埃、鉄錆のもらい錆、手垢、油脂類、カビやコケ等の付着通常の洗浄では除去できない汚れの状態の事を言います。
寄棟（よせむね）
寄棟とは、屋根が四方向にある形の建物の事です。
呼び樋（よびとい・よびどい）
呼び樋とは、軒樋と竪樋を接続する横または斜めに繋ぐ樋の事です。
ルーフドレンと竪樋を接続する樋の事も言います。
ヨレヨレ（よれよれ）
ヨレヨレとは、職人さんが津活用語の一つで、疲れ切って元気がない様子ややる気のない様子の事を言います。