
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「め」から始まる塗装用語「銘木」、「目透かし」、「面取り」等を記載しています。
明度(めいど)
明度とは、色の明るさを尺度としたものです。
銘木(めいぼく)
銘木とは、材面の鑑賞的価値が極めて高いもの、材の形状が極めてまれなもの、材質が特に優れているもの、たぐいまれな高齢樹・樹種、入手が困難な天然木、由緒ある木、その他、極めて高価な木等の事を言います。
目くら(めくら)
目くらとは、見えていないままの状態の事です。塗装する際、見えない部分に対して言う言葉です。
目地(めじ)
目地とは、2つまたは、それ以上の接合部、隣接する部材の間の事を目地と言います。
目地割り(めじわり)
目地割りとは、予め目地を納まりよくする為に割り付ける事です。
目透かし(めすかし)
目透しとは、天井や壁の板の張り方で部材と部材の間に目地を入れる張り方を言います。
目透かしをする理由としては、意匠上の問題であったり、板の熱収縮による反りや割れ等の不具合を無くす為です。
目そう(めそう)
目そうとは、目分量の事を言います。目測で見当を付ける事です。
メタル斑(めたるむら)
メタル斑とは、光輝材(アルミ)の配列が乱れて、モヤモヤした状態の事です。
メタル斑は、塗装条件を守らずに適当に塗装すると発生する事が多いです。
目違い(めちがい)
目違いとは、板やボードを継ぎ合わせた時に、その部分面が食い違い、同一平面とならない事を言います。
メチルイソブチルケトン(めちるいそぶちるけとん)
メチルイソブチルケトンとは、ケトン系有機溶剤の一種。略してMIBKとも言います。
示性式は CH3C(=O)CH2CH(CH3)2、IUPAC命名法では 4-メチル-2-ペンタノン (4-methyl-2-pentanone) と表されます。イソプロピルアセトンとも呼ばれます。
特有の甘い匂いのする無色の液体で、沸点 116.2 ℃、融点 -84 ℃、引火点 17 ℃、発火点 457 ℃。アセトン等の他のケトン類とは異なり、水には溶けにくいです。
消防法による危険物(第4類引火性液体、第1石油類非水溶性液体)に指定されています。
日本の悪臭防止法では特定悪臭物質に指定されています。
ニトロセルロース等の溶媒として、あるいは塗料、接着剤の成分として広く用いられます。
メチルエチルケトン(メチルエチルケトン)
メチルエチルケトンは、ケトンに分類される有機溶媒の一種です。
示性式は CH3COC2H5、IUPAC命名法では 2-ブタノン 、若しくはエチルメチルケトン と表されます。
消防法による危険物(第四類 引火性液体、第一石油類)に指定されている有機化学物質です。
引火点 −9 ℃、沸点 79.5 ℃、発火点 404 ℃。 無色の液体で、特異な匂いがある。
水にかなり溶けますが、水との混合物は均一な外観を維持しない。塗料溶剤や合成樹脂の原料とります。
目弾き(めはじき)
目弾きとは、塗装した際、塗料が塗装素地から反発されて、塗料が凹んだ様な状態になる事塗装の品質トラブルの事を言います。
目はじき塗装 (めはじきとそう)
目はじき塗装とは、木材の木目を利用した塗装方法です。
● オープンポア
ポアとは「導管」の事です。オープンポアは、その導管が見える仕上げです。目はじき塗装とも言い、導管がしっかり見え、広葉樹のケヤキ、ナラ、タモなどに多く施されています。
● セミオープンポア
オープンポアとクローズドポアの中間の状態の事を言います。
● クローズポア
導管の小孔をウッドシーラーで完全に塞ぎ、塗面を平滑な状態にする仕上げです。ポリッシュしたものをミラースムーズフィニッシュ(鏡面平滑仕上げ)又は、ピアノ塗装とも言います。
目痩せ(めやせ)
目痩せとは、木材の塗装で、導管の節止めが不十分な場合、塗膜が時間の経過と共に、導管に沿って凹む現象の事をいいます。
メラミン焼付け(めらみんやきつけ)
メラミン焼付けとは、最も一般的に行われる焼付け塗装の一つです。 基本的に屋内使用です。
メラミンアルキッド(めらみんあるきっど)
メラミンアルキッドとは、ケトン系有機溶剤の一種です。略してMEKとも言います。
メラミン樹脂(めらみんじゅし)
メラミン樹脂とは、メラミンとホルムアルデヒドを縮合させて作る樹脂の事です。
アルキド樹脂やアクリル樹脂と組み合わせて、熟硬化性を持つ焼付型塗料を作ります。
面格子(めんごうし)
面格子とは、裏を板張りした格子戸の事です。窓の外の格子部分を言います。
面台(めんだい)
面台とは、窓などの下の水勾配のある部分を言います。
面調整(めんちょうせい)
面調整とは、一般的に塗装に適した素地にする事を言います。素地調整の類義語です。
メンテナンス(めんてなんす)
メンテナンスとは、一般的には、保守の事を言います。
面取り(めんとり)
面取りとは、柱や梁材、建具の框材などの角断面を持つ部材の角を、斜めの平面や他の形に削り取る事を言います。
また、それによって生じた表面の事を面「めん」と言います。
面取りせずに90度になっているものは、ピン角「~かど」と言います。
面の見付幅によって、大面「だいめん」、糸面「いとめん」、鉋面「かんなめん」等と呼ばれます。