
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「み」から始まる塗装用語「道板」、「磨き仕上げ」、「水切り」等を記載しています。
見え掛かり(みえがかり)
見え掛かりとは、建築の部材で目に見える部分の事。
仕上げにあたっては、意匠面での配慮が必要な個所の事です。
磨き仕上げ(みがきしあげ)
磨き仕上げとは、左官仕上げ技法の一つです。鏝で磨き光沢のある壁を作ります。
塗装面を磨く際には、ポリシングコンパウンド、ポリシングワックス等を使用します。
みかげ石(みかげいし)
みかげ石(花崗岩)とは、日本全国に分布し、茨城県の稲田石、瀬戸内沿岸の万成石や北木石、香川県の庵治石などが有名です。近年、国内の産出量は減少し、輸入材が多いです。
みかげ石特徴は、他の石材に比べて、緻密で、硬く、研磨しにくく、風化に強く耐久性があります。
耐火性にはやや弱く、500度を越えると、全体に膨らみ700度を越えると崩れます。
用途は、外壁、内壁、通行量の多い床や階段などに使われます。
見切り(みきり)
見切りとは、塗装屋さんが使う用語の一つで、塗装を塗り分ける線の事を言います。
見切り縁(みきりえん)
見切り縁とは、壁の隅等、素材が変わる部分に入れる細い材の事です。
見切り縁(みきりぶち)
見切り縁とは、仕上面で、仕上げ材料や仕上方法が変わる境目にいれる細い棒状の部材を指します。
仕上げ面同士の境目の施工誤差や材料の縮みによる隙間を隠す役目も果たします。
回り縁もこの一つです。
水切り(みずきり)
水切りとは、雨水が壁面に伝わるのを防ぐのに、窓台等の下面に設ける小溝の事です。
水切り顎(みずきりあご)
水切り顎とは、防水工事の納まりとして設けられるもので、パラペットまたは壁面から突き出している部分です。
水切り溝(みずきりみぞ)
水切り溝とは、水切り顎・庇などの先端の下端に設けて、雨水が奥の方へ伝わらない様にする為に設けた溝の事です。単に、「水切り」とも呼ばれます。
水溜まり(みずたまり)
水溜まりとは、防水下地の勾配が悪く、露出防水層の上に水が溜まる事を言います。
水砥ぎ(みずとぎ)
水研ぎとは、耐水研磨紙、砥石、研ぎ炭等を使って、水を付けながら塗膜を研ぐ方法です。
道板(みちいた)
道板とは、木製・鋼製又はアルミの長尺足場板の事です。
見付け(みつけ)
見付けとは、塗装屋さんが使う用語の一つで、庇等の正面の垂直な部分の事を言います。
水路(みずみち)
水路とは、水が流れた跡の事を言います。または、水の流れる路の事を言います。
密着不良(みっちゃくふりょう)
密着不良とは、塗膜が下地や旧塗膜または鋼板から剥がれた状態の事です。
足付け研磨不足や不純物の上に塗装すると、発生の原因となります。
ミドル(みどる)
ミドルとは、「ミドルローラー」の事です。
ミドルローラーローラー筒が内径26ミリで7~8インチサイズのローラーの事を言います。
毛丈と毛質は様々です。
ミニスモール(みにすもーる)
ミ二とは、「ミ二スモールローラー」の事です。
ミ二スモールローラーは、ローラー筒が内径8ミリで1~5インチサイズのローラーの事を言います。
毛丈と毛質は様々です。
ミ二スモールローラーは、軽くて小回りが良く、抜群の作業性で狭小スペースの塗装ができます。
最近では、刷毛の代わりに使われる事もあります。
ミニ(みに)
ミ二とは、「ミ二ローラー」の事です。
ミ二ローラーは、ローラー筒が内径16.5ミリで2~6インチサイズのローラーの事を言います。
毛丈と毛質は様々です。
ミ二ローラーは、軽くて小回りが良いので、現在最も塗装工事で使用されているローラーと言えます。
耳(みみ)
耳とは、塗装屋さんが使う用語の一つで、塗装の淵部分や刷毛筋の事を言います。