
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「の」から始まる塗装用語「野地板」、「軒先」、「野垂木」等を記載しています。
野地板(のじいた)
野地板とは、屋根の下地材で、垂木の上に張る下地板材の事です。
野地板には主に構造用合板で、9mmあるいは12mmの厚さのものを使用します。
なお、野地板をそのまま天井仕上げにする事もあります。
軒先(のきさき)
軒先とは、軒の最先端の事で、鼻隠し、広小舞等で構成されます。
軒樋(のきとい)
軒樋とは、軒下に敷設して屋根からの水を集めて流す役割を担います。
軒天 (のきてん)
軒天とは、屋根の軒の裏側にある天井の事です。
野垂木(のだるき)
野垂木とは、表に出された垂木の事を化粧垂木(けしょうだるき)と言います。
野丁場(のちょうば)
野丁場とは、街中の仕事場の事を「町場」と言い、野丁場はその反対の意味で「郊外の現場」と言う意味です。
伸ばす(のばす)
伸ばすとは、塗料を薄める事を言います。
伸び(のび)
伸びとは、最適状態で塗装する為の薄め液の添加量を言います。
また、別に一定量の塗料で塗り得る面積を被覆力(ひふくりょく)と言います。
上る(のぼる)
上るとは、塗料が乾燥後、濃くなる事です。
乗り込み(のりこみ)
乗り込みとは、作業初日の事です。
ノロ(のろ)
ノロとは、セメントを水で溶いたものです。
ノロの強度は低いです。
ノンスリップ塩ビシート(のんすりっぷえんびしーと)
ノンスリップ塩ビシートとは、滑り止め加工をした塩ビシートで、床や階段等に貼り付ける部材です。
ノンスリップ工法(のんすりっぷこうほう)
ノンスリップ工法とは、床材、防水材等に用いられる工法です。
塗料に骨材を混合して塗膜表面にざらつきを造り滑りにくくする方法です。
下塗りした未硬化の塗膜にザル等を使用して骨材をちりばめて、乾燥後、上塗りをする方法もあります。
ノンブリード(のんぶりーど)
ノンブリードとは、シーリング材に含まれる可塑剤が滲み出てくるのを抑制させる効果を言います。
ブリードとは、シーリング箇所が数年経つと黒ずんでくる事ブリード汚染と言います。
この滲みをなくす為には、可塑剤を含まないタイプをノンブリード型のシーリング材・ノンブリードプライマー(可塑剤移行防止プライマー)を使用する必要があります。