
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「ね」から始まる塗装用語「ネタ場」、「熱膨れ」、「粘度」等を記載しています。
根がらみ(ねがらみ)
根がらみとは、足場の建地や柱、支柱等の下を横に連結して足場の根元を固める為の水平部材の事です。
NEXCO 塗料規格(ネクスコ とりょうきかく)
NEXCO 塗料規格とは、東日本、中日本、西日本高速道路株式会社(旧日本道路公団)の橋梁塗装に用いられる塗料の規格の事を言います。
ネタ(ねた)
ネタとは、塗装業界用語で塗料の事です。
ネタ場(ねたば)
ネタ場とは、塗装職人さんが使う用語の一つで、材料置き場の事です。
熱可塑性(ねつかそせい)
熱可塑性とは、熱を加えると柔らかくなり、冷却すると硬化する事を繰り返せる性質ノ事を言います。
代表的な熱可塑性樹脂には、酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などがあります。
熱硬化性(ねつこうかせい)
熱硬化性とは、熱によって化学反応して架橋し、網目構造が高まり、硬化する性質の事を言います。→熱硬化性樹脂には、 エポキシ樹脂・アミノ樹脂・フェノール樹脂・メラミン樹脂等があります。
熱伝導(ねつでんどう)
熱伝動とは、熱が物体の内部を伝わっていく(移動する)現象の事を言います。
熱反射塗料 (ねつはんしゃとりょう)
熱反射塗料とは、太陽光の赤外線をなるべく反射する様な塗膜を形成し、温度上昇の抑制効果を持たせた塗料の事です。
「遮熱塗料」、「高反射率塗料」とも呼ばれます。
赤外線の反射効果は顔料によって異なります。
遮熱顔料では白色顔料、体質顔料、黄鉛、マラカイトグリーン、カドミウム黄、カドミウム赤、モリブデートオレンジ等が知られています。
熱膨れ(ねつぶくれ)
熱膨れとは、塗膜欠陥の一つです。
外壁素材や仕上げ塗材の中に蓄えられた水分が、急な温度上昇によって水蒸気となって、軟化した塗膜を押し上げて膨れを発生させます。
特に単層弾性型仕上げ塗材に多く発生し、濃色ほど温度上昇が大きい為、膨れが発生しやすいです。
なお、熱膨れの予防には、塗装する色の選定も大事な要素となります。
ネトロ(ねとろ)
ネトロとは、塗料を長時間保存して、粘度が高くなりドロリとした状態の調合ペイントの事を言います。
粘着性(ねんちゃくせい)
粘着性とは、物質の接着表面に生じるネバツキの事です。タックと同じ意味です。
粘度(ねんど)
粘度とは、流体のせん断応力とせん断速度の比の事を言います。
粘度の事を簡単に説明しますと「どろっとした、ネバネバ状態」の事です。
粘度は、塗装における塗料の粘土調整は非常に大切な事項です。
作業しやすく希釈液(水やシンナー)をどの位の割合で混合するか決めます。
塗装方法、気温、塗料の種類など考慮して決めます。
希釈しすぎると塗膜性能が低下しますし、濃すぎても仕上がりに影響します。
粘土調整は職人の経験と勘によるところが大きいです。
粘土瓦(ねんどがわら)
粘土瓦とは、屋根葺き材料の1つで、粘土を混練、成形、焼成した屋根材の総称です。単に瓦と示す場合、大抵は粘土瓦の事を指します。