塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 ｢に」から始まる塗装用語「人工」、｢日塗工」、｢にじみ」等を記載しています。
2液型エポキシ樹脂パテ（にえきがたえぽきしじゅしぱて）
2液型エポキシ樹脂パテとは、金属の様に固まるパテです。
主剤・硬化剤を練り合わせて使用し、硬化後は塗装ができます。
コンクリートやモルタルの亀裂や穴埋め、金属、木部の凹み、などの補修に使用します。
２液型塗料（にえきがたとりょう）
２液型塗料とは、主剤と硬化剤（添加剤と記載している場合もあります。）を正確に撹拌させる事によって、化学反応させて硬化する塗料の事です。
施工の際には、攪拌方法、可使時間、配合比による硬化不良に注意する必要があります。
2液型ポリエステルパテ（にえきがたぽりえすてるぱて）
2液型ポリエステルパテとは、ポリエステル樹脂が主成分の、鉄部やFRP用の2液型パテです。
２液型ポリエステルパテは、使用する前に主剤と硬化剤を練り合わせて使用します。
逃げる（にげる）
逃げるとは、塗装職人さんが使う用語の一つで、避ける、ずらす、抜ける＝とんづらするという意味です。
二酸化チタン（にさんかちたん）
二酸化とは、チタン人体に無害で化粧品にも使用されています（ファンデーション）。
その光分解能力が注目されいろいろな分野で応用製品が研究されています。白色塗料に古くから使用されています。
二次シール（にじしーる）
二次シールとは、二段階防水構法において、屋内側に位置するシーリング材及び、その工法の事を言います。
にじみ
にじみとは、塗料を塗り重ねた時、下塗りの色が上塗りの塗膜に滲み出てくる事を言います。
塗料に染料や有機塗料が入っていたり、下地に油が付着していると起きやすいです。「泣く」とも言います。
日塗工（にっとこう）
日塗工とは、日本塗料工業会の略語です。
日本塗料工業会標準色 （にほんとりょうこうぎょうかいひょうじゅんいろ）
日本塗料工業会標準色とは、日塗工あるいは、JPMA標準色と呼ばれます。
日本塗料工業会が定める塗料の色標準です。
現在の日本の塗料の色標準、この標準番号を使えばメーカーからその色の塗料が購入できます。
二面接着（にめんせっちゃく）
二面接着とは、シーリング工事に於いて、サイディングの目地等のシーリング充填施工を行う場合、シーリング材充填部の底面にボンドブレイカーを貼り、底面を接着しないよう、左右部材同士のみ接着する方法です。
目地が深すぎる場合は、バックアップ材を詰めて深さを調節してからシーリング材を充填します。
乳化重合（にゅうかじゅうごう）
乳化重合とは、水中に乳化剤や界面活性剤を溶解し、重合開始剤を加えながら、単量体またはその混合物を所定の温度で反応させる重合方法を言います。
人工（にんく）
人工とは、ある一定の仕事をする為に必要な職人の人数の事です。
大工工事・左官工事・塗装工事等では、建物の規模や仕様に応じて、坪数当たりで何人工と見込んで、手間の算出がなされます。
二類シート（にるいしーと）
二類シートとは、塗装工事をする際、塗料が飛散しない為に使用する薄手の養生メッシュシートの事です。
人工出し（にんくだし）
人工出しとは、派遣会社のように、必要な日に求められる人数を現場に送る事を専門としている業種の事を、「人工出し」と呼びます。（ペンキ屋さん、足場やさん、外構屋さんに多いです。）
例えば、常用単価が２万円の場合、従業員に一日当たり12,000円の日当を支払えば8,000円の利益になります。つまり、人数が増える程、人工出しは儲かります。
但し、人工出しの会社に雇われている技術者の中で「一流」と呼べる少ない職人は少ないです。
それどころか、「一日現場にいれば給料がもらえる」と考えている人も多くいるので、ですから、現場を任せられる様な職人がほとんどいないのが現実です。