
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「な」から始まる塗装用語「内部足場」、「中塗り」、「波板」等を記載しています。
内装(ないそう)
内装とは、室内の装飾やそれに付随する照明、家具、壁面の仕上げ、床、天井等、室内空間の装飾や仕上げの事を指します。「インテリア」の事。
建築基準法により、キッチン等の火気使用室等、下地や仕上げ材に注意しなければならない場所があります。
内部足場(ないぶあしば)
内部足場とは、室内の壁・天井等の工事の為、建物内部に設置する足場の事を言います。
内部結露(ないぶけつろ)
内部結露とは、建築物内部に生じる結露です。
表面結露に対して言います。
ナイロン研磨布(ないろんけんまふ)
ナイロン研磨布とは、絡み合ったナイロン繊維に砥材をまぶし固めたものです。ナイロン研磨布は、塗装の足付け、ヘアーライン付け、がんこな汚れ落しに使用します。
中うみ(なかうみ)
中うみとは、塗料の溶剤の蒸発が遅く、塗膜の内部に溶剤が残ったままで、やわらかい状態の事です。
乾燥の速い塗料を厚塗りして表面だけが先に乾燥したり、下地の乾燥が不十分なまま上塗り塗装を行った場合になりやすいです。
流し塗り(ながしぬり)
流し塗りとは、被塗物に塗料を注ぐか、又は流し掛けるかのいずれかで塗装してから、過剰な塗料の垂れ切りを行う塗装方法です。
仲立人(なかだちにん)
仲立人とは、他人間の契約行為の成立を媒介する者の事です。
俗にブローカーとも言われます。
中研ぎ(なかとぎ)
中研ぎとは、上塗り塗装中に付着したゴミやブツを研磨し、除去する作業の事です。
塗装面にゴミやブツが見つかった場合は、塗装を中断し、塗膜を研磨できる程度になった乾燥後に、研磨修正し、再度塗装します。
長手方向(ながてほうこう)
長手方向とは、長方形の部材等、縦横の長さが違う場合、長い方を指す意味です。
中塗り(なかぬり)
中塗りとは、塗装工事で、下塗りと上塗りの間に塗る層の事で、上塗りの補強が目的となります。
吹き付け工法(複層仕上げ)では、中塗り過程を加える事によって、整ったテクスチャーを作る事が出来ます。
泣く(なく)
泣くとは、塗装屋用語で、下塗りの色が上塗りの塗膜に透けてでる事です。
撫切仕上げ(なできりしあげ)
撫切仕上げは、左官仕上げ技法の一つです。
鏝でざらついた模様を作ったものです。
波板(なみいた)
波板とは、波形に成形された、亜鉛めっき鋼板のうち、主に建築資材として使われている物を指します。
別名はトタンです。
難燃性防火塗料(なんねんせいぼうかとりょう)
難燃性防火塗料とは、木材等の可燃性物の上に塗って着火しにくくし、延焼を遅らせる塗料です。
発泡型と非発泡型があります。
難燃塗料(なんねんとりょう)
難燃塗料とは、燃えにくい性質の塗膜を形成する塗料の事を言います。