
塗装職人さんや業者さんが使う、塗装・塗り替え工事の専門用語をまとめました。
ここでは、 「せ」から始まる塗装用語「積層」、「石膏パテ」、「セメント瓦」等を記載しています。
脆化(ぜいか)
脆化とは、経年に伴い、塗膜が柔軟性を失い、小さな細片に容易に分解する様になる状態の事を言います。
生殖毒性(せいしょくどくせい)
生殖毒性とは、人為的な特定の化合物が生物の内分泌機構を撹乱し、繁殖力の低下、生殖障害を引き起こすと言われているさまざまな例が報告されています。
製造物責任法(せいぞうぶつせきにんほう)
製造物責任法とは、PL法の事です。
製品の欠陥で消費者が損害を被った場合、製造者や販売者に過失が無くても、損害賠償責任が問える制度です。
商品欠陥が証明されれば、企業には損害賠償の絶対責任が生じます。
積層(せきそう)
積層とは、単板、セメント系ボード、フイルム、布等を何枚か貼り合わせた物の事を言います。
石膏パテ(せっこうぱて)
石膏パテ(反応硬化形)とは、焼石膏を主材とした粉末パテで、水と練り合わせると所定の時間に硬化します。
接着破壊(せっしょくはかい)
接着破壊とは、シーリング材が被着体と分離した状態、若しくはシーリング材が切れている状態の事を言います。
界面破壊、界面剥離、剥離破壊とも呼ばれます。 脆弱になった素地によって、強度が低下している部位の事です。
折板葺き屋根(せっぱんぶきやね)
折板葺き屋根とは、大型の屋根用折り板を張りに溶接したタイトフレームにボルトで固定、緩勾配の屋根が多いです。
セメント(せめんと)
セメントとは、液状接着剤の事を言います。
一般的には、ポルトランドセメントを指す事が多いです。
セメント瓦 (せめんとがわら)
セメント瓦とは、セメントの型取りで作られる瓦の事を言います。
最近では高圧によるプレス成型の製品が主流です。
セメント瓦には、和風、洋風の色々なデザインがあります。
セメント系下地調整塗材(せめんとけいしたじちょうせいざい)
セメント系下地調整塗材とは、セメントフィラーと呼ばれている下地調整材の事です。
セメント系フィラーは、主剤と混和液で構成されています。
セメントフィラーの主材は、セメント、骨材、無機質粉体、混和剤等を成分にした粉体で、混和液は、セメント混和用エマルション樹脂に少量の増粘剤、消泡剤等の添加剤を加えた液状の樹脂です。
使用する際には、規定された粉体と混和液の混合比に基づき配合し、混練りしてから使用します。
セメント系下地調整塗材は2種類に分類され、1種の下地調整塗材C-1は、吹付け、コテ塗り、ローラー塗り等で0.5~1㎜程度の膜厚に塗布するタイプで、主に改修工事用に用いられる事が多いです。
2種の下地調整塗材C-2)はコテ塗り専用で1~3㎜程度塗付ける事が可能で、主に新築用で使用されます。
セメント系フィラー(せめんとけいふぃらー)
セメント系フィラーとは、コンクリート、ALC、モルタル面の塗料吹付けの下地調整の事です。
部分的な不陸、目違い、巣穴、ヘアークラック等を補修する機能もあるので、仕上げ塗装の精度を高める下地調整機能を発揮します。
セメントフィラー(せめんとふぃらー)
セメントフィラーとは、合成樹脂エマルション入りの樹脂モルタルの事です。下地補修の際に使われます。
セメント防水材(せめんとけいぼうすいざい)
セメント防水材とは、モルタルまたはコンクリートの吸水、透水を少なくする為に混和するものです。
隙間を充填するもの、不透水層、撥水層を作るもの、石灰の溶出を防ぐもの等があります。
無機質の微紛、水ガラス、塩化石灰、合成樹脂エマルション等が用いられます。
セラック樹脂(せらっくじゅし)
セラック樹脂とは、カイガラムシの一種であるセラック虫が自分の身体を守るために分泌する樹脂が成分の自然塗料です。
セラミック系塗料(せらみっくけいとりょう)
セラミック系塗料とは、塗料の一つの種類として記載されていますが、JIS規格には分類されていない特定の塗料を指す言葉です。
主に塗料の中にシリカを含んだ塗料の他、石材調塗料・断熱塗料・遮熱塗料を指す場合盛ります。
セラミック接着剤(せらみっくせっちゃくざい)
セラミック接着剤とは、無機質のガラスと類似の組成の接着剤の事を言います。耐熱性に優れた性質を持っています。セラミック接着剤には、粉末状の物が多いです。
セラミック塗装(せらみっくとそう)
セラミック塗装とは、大理石等の天然石に似た肌合いを持ち、陶磁器と同じで、砂を1200〜1400℃で焼いて発色させている為、色褪せが無く、いつまでも美しい色調を保持出来ます。
仕上げ工程に、シリコーントップコートでコーティングし汚れも付きにくく、水洗いも可能です。
外装、内装問わず使用でき、高級感がでるのが特徴です。
ゼロエミッション(ぜろえみっしょん)
ゼロエミッションとは、廃棄物の発生等、環境負荷をゼロに近づける為、循環社会を目指すという意味で、「エコタウン構想」や「ゼロエミッション工業団地」等の事業計画が構想されている。
染色(せんしょく)
染色とは、木部の色を染める事です。
せん断接着強さ(せんだんりょくつよさ)
せん断接着強さとは、シーリング材等の接合部分にせん断応力を加えた際、接合部分が破壊した時の強さの事を言います。
1,800(せんはっぴゃく)
1,800とは、養生ビニルの幅が180センチの事を言います。
類義語では「1800マスカー」とも言います。
1,100(せんひゃく)
1,100とは、養生ビニルの幅が110センチのマスカーの事を言います。