

外壁塗装色 茶色のメリット・デメリットについて
今回は、外壁色に茶色を選ぶメリット・デメリットを「名古屋の塗装店」小林塗装がお伝えします。
外壁色に茶色系を使った外壁塗装を検討しているお客様はぜひご覧ください。
- ・ 外壁塗装色において茶色が使いやすい色である3つの理由
- ・ 外壁塗装で茶色を使用する上で知っておくべき2つの注意点
1. 外壁塗装色 茶色のメリット
外壁塗装色 茶色のメリットについてお伝えします。
茶色は木や土の色と同じ色味で、日常の生活の中でもよく目にする色のなので、自然で落ち着きのあるイメージになります。
また、茶色は暖色系のなので、暖かいイメージを持たせる事ができます。
さらに、赤・オレンジ・黄色‥明るい色と違って、派手な色にならない事もポイントと言えます。
外壁部分は、いつも日光や紫外線に曝されているので、いずれ徐々に汚れていきます。
外壁主な汚れの原因である、砂、埃、コケなどは煤けた中間色でなので、同じ様な中間色である茶色は、外壁の汚れを目立ちにくくする効果があります。
ですから、茶色を使って外壁汚れを目立ちにくくしたい場合は、ちょっと薄めの茶色を選ぶ事をおすすめします。
基本的に茶色は、外壁の塗装色で人気のベージュ系、アイボリー系、白系との相性がとても良いです。
また茶色は、寒色系、暖色系どちらとも相性が良いので、様々なテイストの外壁で使用する事ができます。
外壁塗装のカラーシミュレーション
2. 外壁塗装色 茶色のデメリット
外壁塗装色 茶色のデメリットについてお伝えします。
特に濃い茶色の場合、外壁塗装でよく使われる淡彩色に比べ、色褪せが目立つ傾向があります。
そのため、耐用年数よりも先に色褪せが目立ってしまう場合もあります。
薄めの茶色や、耐久性が高い塗料を使用する事で、茶色の色褪せを遅らせる事ができます。
茶色の外壁は光を吸収しやすく温度が上昇し、外壁の表面だけでなく、部屋の温度も上がりやすい点がデメリットです。
夏場は近年の猛暑の影響から気温もかなり高くなるため、冷房代がかさんでしまう原因にもなります。
一般的に、白に近く明るい色ほど光を跳ね返し、黒に近い暗い色ほど光を吸収しやすいです。
茶色い外壁に熱を吸収しにくくさせるには、遮熱塗料を使用すると良いかと思います。
また、明るい感じの茶色を選ぶのも良いかと思います。
塗料の艶を気にせずに、色味だけで茶色を選んでしまうと、艶で色のイメージはガラッと変わってしまうので、お客様が思い描いているイメージと何だか違う仕上がりになってしまうかと思います。
塗料の艶は、派手さや見た目の華美さを強調する性質があります。
ですから、茶色‥落ち着いたイメージの色は、塗料のぴかっとした光沢があまり似合いません。
3. 外壁塗装で人気の茶色 5選
最近の外壁塗装で人気がある茶系色5選をお伝えします。
ダークブラウンは、ブラックよりも少し明るく、ブラウンよりも黒に近いナチュラルな風合いを持つ濃くて暗い茶色の事でこげ茶色・黒茶色・憲法色などのことです。
外壁塗装でのダークブラウンは、タイル調、レンガ調、ブリック模様、板目模様のサイディング、吹付タイルにおすすめの色です。
またダークブラウンは、白や黒などのモノトーンカラー、赤やオレンジなどのウォームカラーや青、緑などアースカラーなどと相性が良いかと思います。
ダークブラウンは、蓄熱しやすい色なので外壁塗装の際には、遮熱塗料を選定するのも一つのアイディアです。
モカとは、ブラウンとベージュの中間くらいの彩度が低めの「落ち着いた少し赤みを持たせたくすんだ薄茶色」のことでモカブラウンとも呼ばれることがあります。
外壁塗装でのモカは、タイル調、レンガ調、ブリック模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシンなどの外壁材におすすめの色です。
モカと相性の良い色は、ベージュ系やシャビ―なグリーン、ブルー、オレンジ系などが良いかと思います。
ココアブラウンとは、ココアのような「まろやかな色味のブラウン」です。
外壁塗装でのココアブラウンは、タイル調、レンガ調、ブリック模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシンなどの外壁材におすすめの色です。
ココアブラウンは、黒、白、アイボリー、ベージュなどベーシックカラーと相性が良い良いかと思います。
海老茶(えびちゃ)とは、伊勢海老のような色、「赤みの茶色、もしくは紫みの暗い赤茶色」のことで葡萄茶とも呼ばれる色です。
山葡萄の葡萄茶(えびちゃ)と両者の色が近いことと葡萄(えび)と蝦(えび)と音が通じるため、近年では混同されるようになりました。
明治時代の中期から後期にかけては、女学生の袴(はかま)の色として好んで使用されていました。
外壁塗装での海老茶色は、レンガ調、ブリック模様のサイディングや吹付けスタッコなどの外壁材におすすめの色の一つです。 また海老茶色に近く、少し明るい感じの「甘栗色」、深い色味の「ガーネット」もおすすめです。
海老茶色は、ココアブラウンと同様に黒、白、アイボリー、ベージュなどベーシックカラーといった色と相性が良いかと思います。
なお、蝦茶色を外壁スタッコに使用する場合は、透湿性や可とう性がある塗料を使用する事をおすすめします。
くるみ色とは、胡桃の木の皮や実の外皮、あるいは根の皮などを使って染めた黄褐色の「かなり明るめの茶色」のことです。
外壁塗装でのくるみ色は、タイル調、レンガ調、板目模様のサイディング、吹付タイル、吹付リシン、ジョリパットなど砂壁調外壁材におすすめの色です。
またくるみ色に近く、少し赤味のある感じの「丁子茶」や「リージェンシーベージュ」もおすすめです。
外壁塗装のくるみ色と相性の良い色は、ベージュ系、アイボリー系、ライトブラウン系などが良いかと思います。
なお、くるみ色をジョリパットなど砂壁調の外壁塗装に使用する場合は、透湿性や可とう性がある塗料を使用する事をおすすめします。
4. 小林塗装が施工した 茶色系外壁塗装の施工例
小林塗装が施工した 茶色系外壁塗装の施工例をいくつか紹介します。
建物の概要 | 木造サイディング住宅 |
施工期間 | 2週間 |
使用した塗料 | 関西ペイント「アレスダイナミックTOP」ハルスハイリッチシリコン塗料 |
外壁の塗装色 | タイル外壁凸: フォーン(小鹿色)×タイル外壁凹み:ストーンハーツ 多彩仕上げ(トリプルトーン) |
小林塗装が施工したトリプルトーン外壁塗装の施工例をお伝えします。
今回、タイル調サイディングボード外壁塗装に使用しました塗料は、関西ペイント『快適生活提案塗料』の流れをくむ、ハルスハイリッチシリコン塗料「アレスダイナミックTOP」を使用したハイグレードなトリプルトーン外壁の塗り替えプランです。タイル調の外壁を生かして、茶色をメインにしたトリプルトーンで明るい印象に仕上げました。
建物の概要 | 木造住宅 |
施工期間 | 2週間 |
使用した塗料 | ロックペイント「ハイパービルロックセラ」水性1液架橋型低汚染 リアルハイブリッドシリコン 樹脂塗料 |
外壁の塗装色 | 外壁メイン:凸部分「カント」×凹部分「アッシュホワイト」 ベランダ外壁凸部分「紅消鼠」×凹 部分「サンドロットグレイ」 |
名古屋市緑区で小林塗装が施工した洋風住宅外壁塗装ダブルトーン仕上げの施工例を紹介します。
窯業サイディング外壁塗装には、従来のアクリルシリコン樹脂塗料を凌駕する性能を持つロックペイント「ハイパービルロックセラ」、破風や等の付帯部には、弱溶剤2液型アクリルシリコン塗料「ハイパーユメロック」を使用しました。
ベランダのアクセントカラーで茶色を使用。お洒落なツートンカラーで仕上げました。
5. おすすめの茶色系外壁塗装色
※ なお、ダブルトーンのサイディングには、凸部分と凹部分の色差を10%~15%ずらした配色の組み合わせにすると自然な仕上がり感になります。
また茶系の外壁色は、石積み調サイディング、ブリック、レンガ調、土壁、スタッコなどの重厚感のある外壁におすすめの色です。
6. 外壁塗装の茶色 メリット・デメリット まとめ
茶色は自然な雰囲気の色で汚れが目立ちにくい上、他の色との相性も良いです。
ただし茶色は、塗料の種類によって色褪せが目立つ可能性がある事と、違和感がある派手な感じの茶色しないためには、できるだけ艶を抑えた茶色を選ぶ事が重要です。
茶色を使った外壁塗装なら、名古屋の塗装店小林塗装にお任せください。
茶色を使った洗練されたカラーコーディネート、高い塗装技術、とってもお値打ち価格、昔ながらの飾らないアットホームなスタイルを併せ持つ、「塗装店」です。
当店は、茶色を使った外壁塗装の施工実績が多くあり、多くのお客様から喜ばれています。
外壁塗装の相談と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
このコラムは役に立ちましたか?
このページに関連するコラムはこちら