外壁塗装をDIYで行う事のメリットとデメリット 小林塗装

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外壁塗装をDIYで行う事のメリットとデメリット

外壁に使われる塗料は、建物を風雨や紫外線から守る重要な存在です。
しかし、月日が経過すると、次第に塗料は樹脂が劣化して、塗装が白ぼけてしまったり、剥がれたりしてしまいます。

建物を維持するためには、定期的に外壁塗装をする必要があります。
そんな外壁塗装を専門業者に依頼するのではなく、DIYでやってみたいと思う方もいるかと思います。

今回は、DIYで外壁塗装をするメリット、デメリットの他、「外壁塗装はDIYできるのか?」など「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えしていきます。

このコラムで分かる事
  • ・外壁塗装をDIYする場合に知っておくべき危険性
  • ・外壁塗装のDIYで必要な12個の道具 , 材料について
  • ・外壁塗装のDIYする際に作業手順 , 作業中に注意すること

1. 外壁塗装をDIYで行うメリットとデメリット

外壁塗装DIYでやることのメリットとデメリット イメージ

まずは、外壁塗装DIYで行う事のメリットとデメリットをお伝えします。

1-2 外壁塗装をDIYで行うメリット

外壁塗装をDIYで行うメリット イメージ

外壁塗装をDIYでやる最大のメリットは、工事費用が節約できる点です。

DIYは、使用する塗料や道具の費用などは掛かりますが、業者に依頼しないので、作業をする職人の人件費や交通費などを支払わなくて済みます。
単純に考えれば節約できるコストの分だけ、DIYは安上がりと言えます。 また、外壁塗装の作業内容について言えば、お客様自身で好きな様に決められる点もメリットと言えます。

例えば、様々な色の塗料を混ぜ合あわせて色を作る調色では、自分のセンスで塗料の配分を決められます。
外壁塗装のスケジュールに関しても、業者と打ち合わせする必要は全く無いですし、工事をする日程も都合の良い時に合わせる事ができるので全く自由です。

1-3 外壁塗装をDIYで行うデメリット

外壁塗装をDIYで行うデメリット イメージ

外壁塗装をDIYでやるデメリットは、塗装の品質とスピードが職人と比べて劣りやすい事です。

外壁に塗料を塗るなんて簡単だと思う人もいるでしょうが、均一の厚みで塗りムラが無い様に塗るためには、相当な経験と技術が必要となります。
ましてや、スケジュール通りに完成する様に、手早く作業をするのは素人の方には難しい話です。
それでも、DIYに挑戦するとなれば、家の維持に必要なレベルの外壁塗装にならない可能性があるだけでなく、作業期間が長引いてしまい、日常生活に支障をきたしてしまう恐れもあります。

1-4 外壁塗装をする事の危険性も、デメリットの一つです。

はしごや足場を使って、高所での作業をする際には、転落事故の危険性が生じます。

例え、命綱を付けていたとしても、落ち方によっては大怪我をしたり、最悪亡くなってしまう事もあり得ます。
また、外壁塗装に用いる塗料の有機溶剤(シンナー)は、揮発すると 体内に入る可能性があります。
その際に起きる吐き気や目まいなどといった健康被害もあり得ます。

ただ近年では塗料も健康に配慮され、有害物質の含有量は大変少なくなりました。
しかし、アレルギー体質を持っている人の場合、僅かに含まれる有害物質に敏感に反応してしまう恐れがあります。

1-5 自分で塗る前に知っておきたい!DIY外壁塗装の弁償トラブル

外壁塗装にはそれなりの費用がかかるため、DIYでコストを抑えたいという思いは理解できます。
しかし、この塗装作業をDIYで行う場合、多くのリスクが伴い返って高額な請求をされるトラブルに発展する可能性があります。
中でも、養生が不十分で隣家に塗料が飛ぶというトラブルは、高い確率で発生する問題の一つです。

養生とは、塗装作業中に塗料が飛び散らないようにするための準備作業のことを指します。
プロの塗装業者は、長年の経験と技術を持っており、養生を満遍なく行うことができます。
しかし、DIYではそのような経験や技術がないため、養生が不十分になりがちです。
技術面だけではなく、養生の大切さがまだ一部で十分に理解されていない事により、軽視してしまう事もあるようです。

この結果、ご自身のお宅だけでなく、隣家や車、バイクなどの周囲の物にも塗料が飛び散るリスクが高まります。
ご自身のお宅で本来塗装するはずのない箇所に塗料がつくのは(残念な仕上がり)だけで済みますが、隣家や隣家の車、バイクなどに塗料が飛んでしまった場合、その後の近隣トラブルや弁償問題が発生する可能性が非常に高くなります。

その場合の除去や修復には相応のコストがかかります。
車やバイクへの愛着は深いものがあり、近隣との良好な関係を保ちたいと思う方が多い中で、単なる賠償では解決できない問題が発生するリスクもあります。
これらの塗料による汚損トラブルを避けるためにも、DIYでの外壁塗装を検討する際は、養生作業の重要性を十分に理解して、適切な対策を講じることが大切です。

2. 外壁塗装をDIYする道具、手順、塗料

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2-2 外壁塗装をDIYする際に必要な道具

DIYでの外壁塗装に必要な主要な道具と材料、その役割や選び方について解説します。

・ 家庭用高圧洗浄機
 外壁の汚れや古い塗料を効率的に取り除くための道具です。

・ バケツ
 塗料を混ぜたり、希釈したりする際に使用します。

・ ブラシ
 ナイロンタワシ、ハンドパッド、ワイヤーブラシなど、外壁の状態に応じて選びます。汚れやさびを取り除くのに役立ちます。

・ 中性洗剤:
 外壁の汚れを落とすために使用します。

・ 養生シート(養生用テープ)
 塗装時に周囲を保護するためのものです。

・ サンドペーパー
 外壁の凹凸を整えるためや、古い塗料を削り取る際に使用します。

・ コーキング・シーリング材
 クラックや隙間が発生した場合に、これで補修します。

・ ローラー
 広い面積の塗装に適しています。
 外壁塗装用のローラーの種類は沢山ありますが、ナイロン繊維ローラーのスモールタイプが扱いやすくておすすめです。

・ 刷毛(ハケ)
 外壁の角や端部などローラーで塗装しづらい細かい部分に使用します。
 最近では使いやすい化繊の刷毛があるので、それらの刷毛がおすすめです。

・ 下塗り塗料
 シーラー、フィラー、さび止め塗料など、外壁の状態に応じて選びます。
 溶剤系または水性系で総合的な塗装仕様として適したものを選びます。

・ 上塗り塗料
 仕上げ塗料は、耐久性、汚れ強さなどを考慮しながら、好みの色の塗料を選びます。

・ シンナー:
 溶剤系の塗料を使用する場合、希釈や道具の洗浄に必要です。

2-3. 外壁塗装をDIYする際の手順

外壁塗装をDIYで行う際の基本的な手順を分かりやすくお伝えします。

1. 足場組立
 安全な作業環境を確保するため、足場の組立は必須です。
専門家に依頼することをおすすめします。足場工事の費用は15~20万円程度が一般的です。
足場を組み立てたら、高圧洗浄水の飛散を防止する養生メッシュシートを掛けて養生をします。
養生メッシュシートは、塗装の飛散防止にもなって、隣家や車、バイクなどの貴重品に塗料が飛ばないよう、しっかりと養生することが重要です。

2. 高圧洗浄
 外壁の汚れや古い塗料を効率的に取り除くため、家庭用の高圧洗浄機を使用します。
埃や汚れをしっかりと取り除く事で塗料と建材の密着が強くなります。

3. 外壁の乾燥
 高圧洗浄後、外壁を十分に乾燥させます。
乾燥時間は気温や湿度によって変わるため、注意が必要です。

4. 下地補修
 外壁のクラックや隙間などのダメージ部分をシーリング材で充填補修します。

5. 養生
 外壁塗装時に周囲を塗料ミストから保護するため、マスカーや養生用テープで養生を行います。
窓ガラスや植木、地面の床など塗料がついてしまうと不都合な部分をビニールやテープでしっかりと覆います。

6. 塗装(下塗り)
 外壁の状態に応じて、シーラーやフィラー、さび止め塗料などの素材に合った適切な下塗り塗料を選び、塗りムラや塗り忘れが無いように均一に塗布します。
下塗りは仕上がりの色になる上塗りと、外壁を密着させる接着剤の役割を果たします。

7. 塗装(中・上塗り)
 下塗りが完了したら、中塗りと上塗りを行います。仕上げの質感や色を選んで、下塗り作業と同様に塗りムラや塗り忘れが無いように均一に塗装します。
塗料の性能を発揮させる為に、基準塗布量とインターバル(乾燥時間)を厳守して重ね塗りをします。

8. 確認、手直し
 塗装が均一に行われているか、色ムラ、塗り残し、塗装しない部分の汚れなど不具合がないかをしっかり確認します。もし不具合がある場合は、手直しを行います。

9. 養生剥がし
 一連の塗装が完了したら、養生した部分のビニール、マスキングテープや布テープを取り忘れが無い様に確認しながら、撤去します。

10. 足場解体
 作業が終了したら、足場を解体します。
専門家に依頼することをおすすめします。

11. 清掃
 建物周りの清掃を行い、使用した道具や材料を片づけます。

以上が、外壁塗装をDIYで行う際の基本的な手順です。
安全面や品質担保に必要な工程ですので、省くと後々問題が出て来る事があります。
各工程での注意点や詳細な作業方法を理解し、安全に作業を進めることが大切です。

2-4. DIY外壁塗装で使う塗料

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外壁塗装を行う際には、適切な塗料の選択が非常に重要です。
外壁塗装で使用される塗料には、さまざまな種類や特性があり、それぞれの住宅や環境に合わせて選ぶ必要があります。

ホームセンターなどで販売されているDIY用の塗料は、一般的にプロが使用する塗料に比べて品質が劣ることが多いです。
例えば、ウレタン樹脂が1%しか含まれていない塗料も市販されていますが、プロが使用する塗料はその比率が高く、耐久性や仕上がりに差が出ます。
それらを踏まえて、耐用年数の参考にしてください。

外壁塗装で使用される主な塗料の種類と特徴について詳しく解説していきます。

1. 下塗り用の塗料

■ シーラー: 塗装面と塗料の密着性を強化するための下塗り材です。
水性と油性の2つのタイプがあり、水性は外壁に吸収されやすいので、劣化が少ない箇所に適しています。
一方、油性は劣化が激しい箇所に適しています。

■ フィラー: 外壁のデコボコや傷を平らにするための下地材となります。
特にモルタル外壁の下地に使用されることが多いですが、DIYでの使用は難しい場合があります。

2. 上塗り用の塗料

■ アクリル: カラーバリエーションがとても豊富で作業性もよく、塗装の初心者にも扱いやすい塗料です。
しかし、紫外線に弱く、耐用年数は3~8年程度と短めです。

■ ウレタン: 外壁塗装によく使用される塗料で、弾性や伸縮性が優れています。
耐用年数は5~10年とやや短めです。

■ シリコン: 汚れにくく、耐熱性や耐水性に優れた塗料です。
外壁塗装で最も人気があり、耐用年数は8~13年と長持ちします。

■ フッ素: 紫外線のダメージを受けにくく、耐久性や耐汚染性が優れているので、海辺の近くや日差しの強い地域に適した塗料です。
耐用年数は15~20年と非常に長いのですが、材料価格が高めです。

外壁塗装を行う際には、自宅の環境や予算、希望する耐用年数などを考慮して、最適な塗料を選ぶことが大切です。
また、塗料の選択だけでなく、塗装の手順や方法も正しく行うことで、外壁の美観を長く保つことができます。
外壁の状態に適切な塗料と正しい塗装方法を組み合わせることで、建物の価値を高め、長く快適に過ごすことができます。

2-5. 外壁塗装の塗り方

外壁塗装の正しい塗り方を知り、適切に施工することで、外壁の寿命を延ばし、住まいを長持ちさせることができます。
以下に、外壁塗装の基本的な塗り方について詳しくお伝えします。

■ ローラー工法
ローラー工法は、原液に近い状態で手塗りする方法です。この方法は、環境問題や騒音対策の面で問題が少なく、吹付塗装よりも、厚い膜厚をつけることができます。
そのため、吹き付け工法よりも耐久性が高くなります。
使用するローラーにはウールローラーや砂骨ローラー(マスティックローラー)などがあり、塗膜の厚さや仕上がりの質感に応じて選ぶことができます。

■ 吹き付け工法
吹き付け工法は、スプレーガンやコンプレッサーを使用して外壁に塗料を吹き付ける方法です。
この方法は、一気に大面積を塗装することができるため、作業効率が良いと言えます。
しかし、吹付け工法は、塗料を水やシンナーで希釈して使用するため、塗布量が少なくなることがあります。
そのため、塗料の本来の性能を発揮させるためには、丁寧な施工が必要です。

2-6. DIY外壁塗装の塗装作業だけでも最低3連休はとりましょう

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■ 塗り重ね時の乾燥時間を守る事の重要性
外壁塗装を行う際、特に重要なのが、塗り重ねる際の塗料の乾燥時間です。
塗料にはそれぞれ推奨される乾燥時間があって、この時間を守ることで塗料の性能を最大限に引き出すことができます。
基本的に、下塗り、中塗り、上塗りの各工程で、建築塗料の場合3~12時間程度の乾燥時間が必要です。
この乾燥時間は、気温や湿度によって変わるため、各塗料の取り扱い方法に従って、適切なインターバルを取ることが大切です。

■ 連続して作業する
お仕事がある場合は来週に持ち越したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、塗装の途中で放置すると埃や汚れがつき、その上に塗装をすると塗膜が弱くなります。
下塗り・中塗り・上塗りは汚れがつかないうちに、日数をあけずに行いましょう。
その為には塗装だけでも最低3連休が必要です。

外壁塗装は、家の保護をする大切な作業です。
正しい塗り方を知り、決まったインターバルをとり、適切な方法で施工しましょう。

2-7. DIY外壁塗装 塗り方によるトラブル例

DIY外壁塗装 塗り方によるトラブル例 イメージ

外壁塗装をDIYで行う際、知識や経験が不足していると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
以下に、塗り方に関連した一般的なトラブル例とその原因、対処法について詳しくお伝えします。

■ 厚く塗れば長持ちするという勘違い
一般的に「厚く塗れば長持ちする」と考えられがちですが、一概には言い切れません。
実際には、一度に塗料を厚く塗りすぎると、ひび割れや塗装のめくれの原因となることがあります。
プロの塗装は、塗料の性能を最大限に活かすための均等な塗り方になるようマニュアルと経験に基づいて施工を行います。
適切な塗膜の厚さを均一に保つことで、外壁の保護性能を維持し、長持ちさせることができます。

■ 塗装面の仕上がりの光沢差
塗装後、一部分だけ光沢が異なる場面が見受けられることがあります。
これは、塗料の量やローラーの向きの方向が異なる事で起こります。

■ 塗装の白かぶり
塗膜の白かぶりとは、塗装が白く濁ってしまう状態の事です。
特に水性塗料を使用する際、塗膜が白く濁ることがあります。
晴天時に一時的に白濁が消えても雨天時に再発する事もあります。
これは、塗装時の気温や湿度が主な原因となることが多いです。
塗料が完全に乾燥する前に結露の影響を受けない様に、適切な気象条件下での塗装を心掛けることが重要です。
また、塗料の混合不足も白濁の原因になりますので、塗料を十分に混ぜて成分を均一にしてから塗装をしましょう。

■ 塗膜剥離
塗膜剥離とは、塗装が外壁から剥がれてしまうトラブルです。
塗装前の下地処理が不十分であったり、下塗り材の塗布量不足が原因で発生しやすいです。
下地の補修や既存の塗膜の除去をしっかりと行うことで、このトラブルを防ぐことができます。
また、剥離が起きてしまった場合は問題の箇所を中心に塗膜を完全に除去し、吸い込みが止まるまでたっぷり下塗りを塗布してから上塗りを塗布しましょう。

■ 塗膜の膨れ
塗膜の膨れとは、塗装の一部が膨らんでしまう現象です。
膨れの原因の一例としては、外壁内部に水が入ってしまい、水分が塗膜や素地と塗膜の間に侵入すると、その水分が温度上昇した際に気化し、膨れを引き起こすことがあります。
また、塗装の乾燥時間が不十分だと前に塗った塗料が乾燥しないまま次の塗料を塗る事になり、塗料内の水分や溶剤が蒸発し、膨れの原因となります。
塗料の付着が不十分であったり、外壁材の問題、古い塗膜が残っている場合も考えられます。
膨れが起こってしまった場合は除去し、下塗り材を塗り、膨れを樹脂モルタルで補修し壁の模様を付けてから塗装しましょう。

最後に、外壁塗装は家の大切な保護壁としての役割を果たします。
トラブル例は一例で、ご自身で安くDIYをするはずが家の基礎まで被害が及ぶまで気づかず、高額な修繕費がかかってしまったり最悪修復不可能になってしまうケースもあります。

長期的な視点で考えると、プロによる外壁塗装の方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
正しい知識と技術を持ったプロに依頼することで、安心して外壁塗装を行うことができます。

3. 外壁塗装のDIYで失敗しやすいポイント

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次に外壁塗装のDIYで失敗しやすいポイントを具体的にお伝えします。

3-2 下地処理

外壁塗装において、下地処理は重要な工程です。

外壁についたホコリやカビを落とし、外壁材のひび割れや欠損している部分を補修して表面を整えます。
下地処理を十分に行っていないと、ホコリやカビが外壁材と塗料の間に挟まった状態です。
また、ひび割れや剥離の原因となる凹みがあれば、塗料をしっかりと塗る事ができません。

そのため、新しく塗った塗料がすぐにひび割れたり、剥がれたりする事があり得ます。

下地処理の失敗は些細な様で、外壁の見た目や性能を損なう原因となるので注意しなければいけません。
最悪の場合、外壁のひび割れた部分から雨水が入り込み、柱や梁が腐ってしまい、建物の寿命が短くしてしまいます。

DIYの塗装で下地処理に失敗する可能性が高いのは、技術も経験も無い素人が作業するからです。
慣れない作業をする事は非常に疲れるので、最後まで集中力が持たない事があります。
小さい外壁材のひび割れや欠損の場合は、確認をしたつもりでも見逃してしまう事もあり得ます。

一方で、専門業者でしたら作業の流れを熟知しているので、最後まで集中して作業する事ができます。
また、専門業者は高圧洗浄機などの必要な機材は揃っており、取り扱いに困る事もありません。
外壁補修が必要な発見も、業者なら適切に補修する事ができます。

3-3 塗装作業

外壁を美しい見た目に整え、自然から建物を守るには、きれいに仕上げなければいけません。

しかし、外壁塗装のDIYにおいて、塗装作業は特に失敗しやすいです。
DIYで塗りを失敗しやすいのは、素人なので上手な塗り方を知らない事が大きな原因です。
外壁塗装をきれいに仕上げるためには、1回の塗りで使う塗料の分量や刷毛やローラーの動かし方が重要な鍵となります。

仮に塗り方を本で学んだとしても、実際に刷毛やローラーを使って塗る際の微妙な調整まで簡単にできる訳ではありません。
自分では上手く塗れるイメージを持っていても、外壁塗装した一部分だけ塗料が厚すぎたり、刷毛やローラーを動かす方向が不規則で凹凸ができてしまったりします。

上手く塗りができる様になるには、相応の経験が必要です。
外壁塗装のDIYでも、作業を進めていくうちに上手い塗り方ができる様になるかと思います。

しかし、最初に塗った部分の仕上がりが良くないと、その部分をやり直しをしなければいけなくなります。
その点、専門業者に依頼すれば技術を持った職人が塗るので、見た目も美しく塗料の機能も損なわれる事はありません。

素人らしい仕上がりがDIYの魅力ではありますが、建物を守るという目的で考えるのでしたら、専門業者に任せるのが安心です。

3-4 外壁塗装のDIYで足場はどうするの?

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特に足場が必要な場合のDIYはお勧めできません。

業者が複数階の建物で外壁塗装をする際、安全な作業をするための足場を組みます。

足場の組み立て・解体は、それ自体が危険を伴う作業ですし、確実に組み立てられていなければ崩れて事故が起きてしまいます。

そのため、安全に足場の組み立て・解体ができる様に、技能講習資格を受けた有資格者が作業主任者となって、作業の指揮を取らなければいけません。
それが外壁のDIYではどうなるのかというと、足場の組み立て・解体をする際に有資格者が必要だとする労働安全衛生法の対象外になります。

したがって、お客様自身で足場材を揃えて、足場の組み立てて解体しなくてはなりません。 

もし足場の組み立てや解体もDIYで行なう事は、問題無いとしても実際にそれができるかどうかは、全く別の話です。

足場の材料は、個人相手にレンタルする業者もいるので探して依頼すれば調達できるでしょう。
しかし、材料を現場に運んで組み立て・解体をするのは大変な作業です。
足場作業を安全に作業を進めるだけでなく、足場が崩れる事がない様に組み立てなければいけません。

DIYは作業の責任を自分で負う事になるので、足場の事故で人や物に被害が発生した場合の損害も自分が支払う事になります。
ですから、もし仮に足場のDIYが可能だととしても、デメリットが大きいので専門業者に任せる方が良いかと思います。

劣化が激しい建物へのDIY外壁塗装は失敗して費用がかさむ事も!

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外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、住まいを守る大切な役割を果たしています。

特に、劣化が激しい建物の場合、外壁塗装は単なる「見た目のリフレッシュ」以上の意味を持ち、専門的な知識や技術が求められます。
その後の重大なトラブルを考えると、外壁のプロとしてDIYは特におすすめできません。

外壁塗装の主な目的は、外壁を保護し、さらなる劣化を防ぐことです。
これは、お化粧をする際のスキンケアに似ています。
もともとのお肌が荒れている状態で化粧をしても、綺麗に仕上げることは難しいです。
それと同様に、外壁が劣化している状態で塗装をしても、期待する効果を得ることは難しいのです。

外壁塗装の中でも、下地補修は非常に重要な工程となります。
特に劣化が進んでいる建物の場合、下地の状態が悪いと、新しい塗料がしっかりと定着しづらくなります。
また、下地補修を適切に行わないと、雨漏りやさらなる下地の劣化が進行するリスクが高まります。

DIYでの外壁塗装を検討する際、コストの面から見ると魅力的に感じるかもしれません。
しかし、専門的な知識や技術が必要な作業を自分で行うことで、逆に費用がかさむことも考えられます。
例えば、下地補修を適切に行えなかった場合、後からプロに修正を依頼すると、本来必要でなかった部分の修理費用が発生する可能性があります。
結果として、最初からプロに依頼するよりも高額な費用がかかることも考えられます。

劣化が激しい建物の外壁塗装は、専門的な知識や技術が必要です。
DIYの魅力は理解できますが、長期的な視点で考えると、プロに依頼することが最もコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
安易なDIYで後悔しないためにも、間違いのない判断をしましょう。

雨天時期や湿気の多い季節はDIYは避けましょう

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塗装作業は適切な条件下で行うことが重要です。

特に、雨天時期や湿気の多い季節には、DIYでの外壁塗装は避けることをおすすめします。
以下に、その理由と注意点について詳しく解説します。

1. 塗料の乾燥が遅れる
湿気の多い日や雨天時期に外壁塗装を行うと、塗料の乾燥が遅れるリスクが高まります。
乾燥が遅れると、塗料がしっかりと定着しづらくなり、塗膜の品質が低下する可能性があります。
また、次の塗装工程に移るタイミングが難しくなるため、塗装の作業効率も低下します。

2. 雨による塗料の流れ
雨が降ると、まだ乾燥していない塗料が流れ落ちる可能性があります。
これにより、均一でない塗膜ができるだけでなく、塗料が無駄になるリスクも高まります。

3. 湿気による塗装の白濁
湿気の多い日に塗装を行うと、塗装が白く濁ってしまうことがあります。
これは、塗料中の水分や溶剤が蒸発しにくくなるためです。
白濁した塗膜は、外観の低下だけでなく、塗膜の耐久性も低下するリスクがあります。

4. 塗装の膨れや剥がれ
湿気や雨水が塗装の裏側に入り込むと、塗装が膨れたり、剥がれたりすることが考えられます。
これにより、外壁塗装の保護機能が低下し、さらなる劣化を招いてしまう可能性があります。

5. 作業の安全性の低下
雨天時期には、作業場所が滑りやすくなるため、作業の安全性が低下します。
特に、高所での作業は危険が伴うため、十分な注意が必要です。

外壁塗装は、適切な条件下で行うことが重要です。
雨天時期や湿気の多い季節には、上記のようなリスクが高まるため、DIYでの外壁塗装は避けることをおすすめします。

安全に、そして高品質な仕上がりを目指すために、適切な時期や条件を選んで作業を行いましょう。

4. DIY外壁塗装 色選びについて

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外壁塗装をDIYでやる時、色は自分の好きな様に決められます。

しかし、イメージしていた色が、実際とは大きく違う事があるので注意しなければいけません。
なぜなら見本帳で色を確認したつもりでも、外壁という大きな場所に塗ると色合いが異なって見える事があります。

さらに、お客様自身でイメージしていた色と現実のギャップは、日当たりや周囲の家との対比によっても生じやすいです。
ですから、外壁塗装をすべて塗り終わった後に、イメージしていた色とのギャップに気が付いても間に合いません。

塗り直す事もできますが、塗料代や足場のリース代‥の費用が上乗せされますし、スケジュールを組み直さなければいけないので、あまり現実的とは言えません。

外壁色を業者に任せる事で、コンピューターで完成イメージをシミュレーションしてくれる業者がいます。

また、施工実績を確認させてくれる業者もいますので、イメージと現実のギャップは起こりにくいです。
他にも、専門業者は外壁塗装の事をよく知っている事が強みと言えます。
周囲にある建物の色と調和できるのか‥と言った悩みがあれば、適切なアドバイスをして貰えるかと思います。

ですから施工実績が豊富な外壁塗装業者に依頼する事で、色に関する失敗は未然に防ぐ事ができます。

5. 外壁塗装はDIYでやるべきか

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先にお伝えした事を踏まえ、外壁塗装はDIYでやるべき専門業者に任せるべきかどちらが良いか専門業者の視点でお伝えします。

5-2 品質の良い外壁塗装はDIYでなく、業者に依頼しましょう

外壁塗装をDIYでやりたいと考える人は少なくないかもしれませんが、現実にDIYの外壁塗装は、多くの問題があるので注意が必要です。
まず安全性を考えると、足場の組み立て・解体は、転落事故や崩落事故の危険性があります。
足場を専門とする業者に任せた方が賢明です。
外壁塗装の仕上がりについても、業者なら失敗は無いかと思います。

しかし、素人のお客様が行う塗装は、下地処理が不十分で施工直後に塗装が剥がれたり、一部分だけ塗り忘れたりと言ったりする事も起こりえます。
それに対して、専門業者は技術も経験もありますし確認作業も行うので、高い質の仕上がりを期待できます。
ちゃんとした業者が外壁塗装をすれば、キレイな見た目と建物の保護は、長期に亘って続くかと思います。

もし、お客様DIYを検討しているなら、ちゃんとした塗装技術を持つ信頼できる業者に依頼する事をおすすめします。

6. 外壁塗装の信頼できる業者選び

外壁塗装の信頼できる業者選び イメージ

現在では、外壁塗装を請け負う業者は数多くいます。

ですが残念ながら、中にはちゃんとした工事をせずに高額請求をしてくる悪徳な外壁塗装業者もいるので、信頼できる外壁塗装業者をお客様自身でじっかり見極めなければいけません。

一般のお客様が信頼できる外壁塗装業者をどうやって見極めるのかというと、業者や業者で働いている職人の免許・資格を確認すると良いかと思います。

外壁塗装は、基本的に免許や資格が無くても営業する事はできますが、500万円以上の高額な工事を請け負う為には建築業許可が必要です。

建築業許可は各業種ごとに区別されており、外壁塗装でしたら、塗装工事業許可になります。
建設業許可の審査では、経営業務の経理責任者の実績などが問われます。

ですから、外壁塗装を依頼したお客様からお金を騙し取って音信不通となる様な悪徳業者は、建築業許可の審査に通る事は困難です。

信頼できる外壁塗装業者はこちら

次に、現場で作業する職人の資格についてお伝えしますと、外壁塗装で多くの実績を残し優れた技術を持っているのであれば、塗装技能士や職業訓練指導員などの資格を取得できます。
資格を持つ職人が多く在籍している業者は、高い質の仕上がりを期待できますし、お客様を騙してお金を稼ぐという可能性も低くなります。
また、腕の良い職人を雇用している外壁塗装業者でしたら、下請け業者に仕事を丸投げせずに、自社で対応できるというのもメリットです。

外壁塗装業者の比較検討をしていく中で、業者を絞り込んでいったら最後の決め手は業者との話し合いになります。

外壁塗装の内容をどうしたいのか、費用はいくらになるのかという話し合いで、本当に誠実な業者かどうかを見極めていきます。
またその際には、お客様の疑問・質問に対して分かりやすく説明してもらえる、外壁塗装のデメリットも隠さずにちゃんと説明してくれる誠実な業者でしたら、信頼性が高いと思います。
そして、見積書を提示してもらい、お客様が適正な価格であると納得できた場合、工事契約をします。

なお、お客様が断ってもしつこく営業をしてくる外壁塗装業者がいるのでしたら、消費者センターなど相談窓口などに話をしてみましょう。

7. 外壁塗装はDIYできるのか? まとめ

外壁塗装はDIYできるのか? まとめ イメージ

外壁塗装をDIYで行う事には、色々なメリット、デメリットがありますが、長持ちさせたい、仕上がり感をよくしたいと思うのでしたら、業者に任せましょう。

お客様が選んだ好みの色できれいに塗られた外壁塗装は、お客様自身満足する事ができますし、風雨や紫外線から建物を長く守ってくれます。
また、業者に工事依頼する際には、悪徳業者かどうかに気を付けていれば失敗する事はないかと思います。

満足できる外壁塗装の事なら、小林塗装にお任せ下さい

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名古屋市周辺で、外壁塗装塗装を検討中のお客様は「名古屋の塗装店」小林塗装にお任せ下さい。
当店は、2003年の創業以来、名古屋で「塗装専門店」として豊富な知識・技術・経験で、品質本位の外壁塗装を行っています。
塗装工事の見積りはもちろん無料です。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装 店主 小林ゆず

小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁・屋根・室内‥塗装工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。

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