

よくわかる 超高耐久性シーリング材、オートンイクシードの特徴・費用
外壁塗装と同時に行われるにシーリング工事(コーキング工事)があります。
一般的なシーリング(コーキング)は8~12年ほどの耐用年数ですが、耐久性を重視するお客様はもっと長持ちするシーリング材を希望しているお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
通常のシーリング材に比べて2倍以上の超高耐久性を誇るオート化学工業から発売されている1成分形ポリウレタン系シーリング材「オートンイクシード」は耐用年数が20〜30年と従来品と比べると長寿命なシーリング材です。
ハイグレードなシーリング材だからこそ、その工事費用も気になるかと思います。
そこで今回は、一般的なシーリング工事の施工価格の比較も含め、オートンイクシードの価格について「名古屋の塗装店」小林塗装が外壁塗装を検討中のお客様に詳しくお伝えします。
外壁塗装でどんなシーリング材を使おうか迷っているお客様やオートンイクシードを使用した外壁塗装を検討中のお客様はぜひこのコラムをご覧ください。
- オートンイクシードの特徴
- オートンイクシードの工事費用
1. 外壁塗装でオートンイクシードが使われる理由とは?
一般的なシーリング材の耐用年数は8〜12年くらいだと先にもお伝えしましたが、建物の環境によってはそれよりも早くに劣化症状が出てしまうことが度々あります。
例えば、日当たりが良い南面、西面、隣接する建物が少ない環境は、太陽の紫外線や風雨に強く曝されるため、短いと7~8年でシーリング自体の性能が低下してしまうことがあります。
シーリング工事は外壁塗装と一緒に行うのが一般的です。
外壁塗装とシーリングを一緒に行う大きな理由は、作業内容が重なることと塗装が必要な状態になっているとシーリングも同じように劣化してメンテナンスが必要になっているからです。
そのため、シーリングの性能が塗料と見合っていないとシーリングの方が先に劣化してしまうという問題が発生します。
ですから、シーリング工事をするときは、なるべく塗料の耐用年数に合わせてシーリングも選定することが大事です。
最近ではフッ素塗料、無機塗料など耐用年数の長い塗料も多数発売されているので、シーリング材と外壁塗料の耐用年数によるバランスも意識して材料を選ぶ必要があります。
そのような条件を勘案すると、オートンイクシードは超耐候塗料を使った外壁塗装に打ってつけのシーリング材といえます。
2. 一般的なシーリング材とオートンイクシードの違いとは?
シーリング材は、建物の防水性と気密性を保つことやサイディングやALCなどの緩衝を防ぐ目地材として使用されています。
シーリングが劣化すると雨漏りのリスクや外壁材の損傷などを招く恐れがあるため、なるべく長期間柔軟性を失わずに保っていることが大切です。
従来品のシーリングは5〜10年ほどの耐用年数ですが、それに比べてオートンイクシードは20〜30年と2~3倍近く長持ちします。
それでは、従来品とオートンイクシードはどんな違いがあるのでしょうか。
オートンイクシードは、オート化学が新たに独自開発した特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」が配合されたことで、従来のシーリング材にはない超耐久性、超耐候性を実現させました。
一般的なシーリングは柔軟性を与えるために可塑剤が含まれています。
この可塑剤は経年劣化に伴って表面に析出し、徐々にシーリング材の柔軟性が失われていきます。
柔軟性を失ったシーリング部分は、徐々に収縮してひび割れが生じ、接着破壊を起こし、最終的にシーリング部分が剥がれ落ちてしまいます。
しかし、オートンイクシードは可塑剤を配合せず優れた柔軟性を実現しています。
オートンイクシードは可塑剤を配合していませんから、可塑剤の析出の心配がなく、経年による硬質化を防ぎ、長期間にわたってシーリング材の柔らかさ(弾力)を維持することができます。
さらにオートンイクシードは耐候性も優れています。
なぜなら、オートンイクシードは促進耐候性試験機で検証を行っており、過酷な条件下でも「600時間」突破という驚異的な耐候性を発揮しているからです。
外壁部分に使われるシーリング材は建物の動きに強い耐久性と紫外線などの劣化要因に強い耐候性の両立が重要になってきます。
オートンイクシードは「超耐久性」と「超耐候性」という2つの優れた性能を兼ね備える非常に優れたシーリング材と言えます。
しかし、そんなオートンイクシードにも欠点はあります。
それは他のシーリング材に比べ乾燥に時間が掛かることが挙げられます。
硬化が早い一般的なシーリング材は2~3日程度に対し、硬化が遅いオートンイクシードは4~5日掛かります。
そのため、工事日数も施工するシーリングの長さによっては工期期間は長くなります。
特に冬場は完全に硬化するまで1週間くらい掛かることがあるので、外壁塗装の工期が短い場合、オートンシールドライヤーをオートンイクシードの表面にスプレーして(硬化)をスピードアップさせる必要があります。
3. 外壁塗装 オートンイクシードと一般的なシーリングの費用比較
高性能で長寿命なオートンイクシードですが、気になるのは価格ではないでしょうか?
「高性能だからこそ、費用が高いのでは?」と思われるかと思います。
ですから、ここではオートンイクシードと一般的なシーリングの価格比較をお伝えします。
外壁塗装でオートンイクシードを使って打ち替えした場合の費用
オートンイクシードと一般的なシーリング材の打ち替えした場合の工事費用の比較です。
オートンイクシード: 950円〜1,200円/m
一般的なシーリング: 700円〜1,200円/m
シーリング工事は「打ち替え」と「増し打ち」の2種類の工法があります。
一般的にシーリング工事は「打ち替え」で工事を行うのが基本です。
特にサイディングやALCなどの板間目地を充填するときは、シーリング材の厚みを十分確保する必要があるからです。
価格比較では、オートンイクシードの方が材料価格自体が高いため施工単価は高くなります。
外壁塗装でオートンイクシードを使って増し打ちした場合の費用
オートンイクシードと一般的なシーリング材を増し打ちした場合の工事費用の比較です。
オートンイクシード: 650円/m〜850円
一般的なシーリング: 450円/m〜650円
増し打ちとは既存シーリングの上に新しいシーリングを充填する工法です。既存シーリングを残すため、打ち替えよりもシーリングの充填量が減って、施工単価が安くなります。
また増し打ちもオートンイクシードの方が価格が高いため、単価は一般的なシーリングよりも高くなります。
なお、シーリング増し打ち工法は、既存のシーリング材を撤去しないため、もオートンイクシードで想定される耐用年数よりも早く劣化してしまう可能性もあります。
なぜなら、本来なら撤去しなければならないシーリング材は、すでに古く劣化しており、新しいシーリング材を重ねたとしても、シーリング材の弾力性の相違などが原因となって、シーリングにひび割れや隙間ができる可能性があるからです。
シーリングの増し打ちと打ち替え どっちがいいの?
4.一般的な2階建て住宅 外壁塗装 オートンイクシードシーリング工事 費用例
【オートンイクシードと一般的なシーリング材 戸建て住宅費用比較】
オートンイクシード ¥950円〜1,350円/m x200m(シーリング部分の総延長)=19万円〜24万円
一般的なシーリング材 ¥750円〜1,100円/m x200m(シーリング部分の総延長)=14万円〜22万円
上記でお伝えした内容で価格を比較すると差額は5万円~10万円くらいです。
通常のシーリング工事でしたら、打ち替えの他に増し打ちも一部入りますから、すべて「打ち替え」で計算するよりも価格は安くなるかと思います。
(ただし、品質を重視する小林塗装では、シーリング部分はすべて打ち替えを推奨しています。)
上記の価格比較で検討するとオートンイクシードは5万円~10万円の違いで3倍近く耐用年数を延ばすことができるメリットがあります。
もし、お客様が外壁塗装で寿命の長いフッ素塗料、無機塗料など超耐久塗料を検討している場合は、耐用年数の短い一般的なシーリングよりもオートンイクシードの方が費用対効果のバランスが良いと言えます。
5. オートンイクシードと同様、優れた耐久性を持つ外壁塗装のシーリング材
化粧仕上げのオートンイクシードと同様、優れた耐久性を持つシーリング材です。
優れた耐久性を持つ建築用変成シリコン系シーリング材 一例 | ||
---|---|---|
東郊産業 | Premium MSシーラントNB | 高耐候タイプ |
シャープ化学 | シャーピーシール DrySara(ドライサラ) | 高耐候タイプ |
シャーピーシールM-2 NB | 高耐候タイプ | |
シャーピーシールM-2 | JIS F-25LM-9030・ノンブリード | |
コニシ | ボンド MSシール超耐久 | 耐久性区分10030相当・ノンブリードタイプ JIS F-25LM-9030 |
ボンド MSシール | JIS F-25LM-9030・ノンブリードタイプ | |
サンスター技研 | ペンギンシールMS2500 | JIS F-25LM-9030・ノンブリードタイプ |
シーカ・ジャパン | Hamatite SC-MS2NB/SUPER II | JIS F-25LM-9030・塗料非汚染 |
セメダイン | POSシールタイプII NB | JIS F-25LM-9030・ノンブリードタイプ |
POSシールタイプII | JIS F-25LM-9030 | |
POSシールタイプII 超耐候S-525 | 応力緩和形・高耐候タイプ | |
サンライズ | SRシールH100 | 高耐候タイプ |
優れた耐久性を持つ建築用ウレタン系シーリング材 一例 | ||
---|---|---|
シーカジャパン | Hamatite SC-AU7 | ノンブリードタイプ・JIS F-25LM-9030 |
オート化学 | オートンスマートシールWJ | ノンブリードタイプ JIS F-20LM-9030 |
オートンイクシード | 高耐候タイプ |
6. 外壁塗装で人気の超高耐久性シーリング材、オートンイクシードについて まとめ
今回は、超高耐久性のウレタンシーリング材、オートンイクシードの特徴と費用についてお伝えしてきました。
どうでしょうか?オートンイクシードは期待耐用年数が20年と長寿命で、高性能、高耐久の塗料を検討しているお客様に、ぜひ一緒に検討してほしいシーリング材です。
オートンイクシードを使ったシーリング工事の実際価格は、建物を見て積算する必要があるので、オートンイクシードに興味のあるお客様は、お気軽にお問い合わせください。
外壁シーリングの耐用年数について
オートンイクシードを使った外壁塗装なら、小林塗装にお任せください。
外壁塗装のお見積・
ご相談は無料です。
お問い合わせはコチラから
名古屋市周辺で、高品質な外壁塗装を検討中のお客様は、小林塗装にお任せください。
いつも安心、品質本位の外壁塗装を行っています。
外壁塗装の調査とお見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、名古屋「塗装工事の専門店」小林塗装ホームページのコラムを作成しています。
塗装工事のエキスパートとして、外壁、屋根、室内など塗り替え工事を検討している一般のお客様にとって分かりやすく、役立つ情報発信をいつも心掛けています。
このコラムは役に立ちましたか?
このページに関連するコラムはこちら