

アスファルトシングル屋根塗装の施工手順
一般的なアスファルトシングル屋根塗装の施工手順を説明します。
アスファルトシングル屋根の表面に付着している接着力が低下した色砂や汚れ(ホコリ・カビ・藻等)や高圧洗浄機の12~15Mpa(1㎡当たり120~150kgの圧力)で汚れを押し流します。 前回塗装しており、脆弱な塗膜(膨れ・剥がれ)場合は、スクレイパー・ワイヤーブラシ・マジックロンなどのケレン具を用いて、ケレン作業を行います。 アスファルトシングル屋根の反り、割れ、捲れなど劣化が激しい部分は、塗装工事の前に、アスファルトシングルの貼り替え補修、シーリング補修などを行う必要があります。 アスファルトシングル屋根の塗装を行う前には、塗装しない部分に塗料が飛散、付着、潜りこまない様、マスカー・ビニル・ガムテープ・マスキングテープ(耐溶剤性・耐熱性に優れたテープ)等を用いて、しっかりと養生作業をします。 アスファルトシングル屋根の塗装に適した、バインダーコート適性と呼ばれるチヂミ抑制能力も有している水系エポキシプライマー(関西ペイント アレス水性エポレジン、東日本塗料 アスファルトシングル面用プライマーなど)を1~2回、塗装します。ローラー(厚膜塗ができ、毛抜けが少なく、毛の長さ13~18mm程度、低飛散性に優れたものが良いです。ちなみにマルテー大塚の「マルテーマックスローラー」好川産業の「新無泡ローラー」、刷毛やの「白鷹」あたりが良いです。)や筋交い刷毛を使って、丁寧に塗装します。 水性シリコン・水性フッ素等、アスファルトシングル用上塗り塗料を2~3回ローラー(反発力・耐久性・毛抜けが少ない・毛の長さ20程度・低飛散性に優れたローラーを使用すると良いです。ちなみにアスファルトシングルの仕上げ塗装には、マルテー大塚の「Wonder」、「韋駄天」PIAの「ラム」あたりがおススメです。)や筋交い刷毛を用いて、丁寧に塗布します。 アスファルトシングル屋根の塗装が完了した後は、マスカー、マスキングテープ等の養生材を手早く撤去します。
また、塗装した屋根の周囲に汚れが付着している場合は、溶剤をウェス(清掃に用いられる布)に含ませ、しっかり拭き掃除をします。(塗料汚れの清掃に使用するウェスは、メリヤス生地が、おススメです。カラーウェスは、色移りする恐れがあります。) 必要に応じて、ナイロン筆などでタッチアップ塗装(補修塗装)を行い、最後の仕上げをします。 アスファルトシングル屋根塗装の完成です。1.高圧洗浄
また、前回塗装されている場合は、チョーキングによる粉や脆弱な塗膜を洗い流す必要があります。
高圧洗浄後は、アスファルトシングルを十分に乾燥させて、後の補修作業や塗り替え作業に支障が無いようにします。2.下地調整
ケレン作業は、旧塗膜や除去することを指し、塗り替え工事の美観や耐久性に大きな影響を与えます。高圧洗浄ができない環境下の場合は、特にケレン作業を入念に行います。
劣化した旧塗膜、ホコリ等が残っていると、せっかく塗り替えをしても、塗料の機能を十分に発揮することはできず、仕上がり感もよくはありません。3.下地補修
4.養生作業
5.下塗り
なおケラバや笠木など金属部分は、必ず下塗りに錆止め塗料や防錆プライマーを使用します。下塗り工程は、アスファルトシングル屋根全体の美観を長期にわたって維持させる為には、必須の作業となります。6.上塗り
経年劣化によって色砂が剥がれている場合は、アスファルトシングル用のサフェーサーを下塗りするとおススメします。(サフェーサーの下塗りには、耐久性と厚塗りができるト」や「マックスローラー」あたりがおススメです。)
アスファルトシングルを塗装する際には、アスファルトシングルの継ぎ目に塗料の溜まりやカスレを作らないよう、一枚ずつゆっくり丁寧に塗装します。(なお、アスファルトシングル塗装の際、ローラーをあまり早く転がすと、塗料が周囲に飛び散り、塗装のカスレも多くなりがちです。)
また、一定の間隔で塗装して、アスファルトシングルに塗り継ぎ部分(吸い込み差による光沢ムラが出やすいです。)を作らないように塗装することも重要です。7.清掃
8.手直し
9.アスファルトシングル屋根の塗装の完成
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