アスファルトシングル屋根の特徴について
アスファルトシングルとは、今から100年以上前にカナダで開発された屋根材です。開発された当初は火に弱いという欠点がありましたが、現在では、防火材認定されるまでに進化しており、アメリカでは一般住宅の80%が「アスファルトシングル」を屋根材として使用していると言われています。
一般的にアスファルトシングルは、ガラス繊維を原料として、ガラス繊維にアスファルトを浸透・塗布して、表面に粒子の粗い顔料で焼き付け塗布して作られている屋根材です。
また、アスファルトシングルは、粘土瓦に比べ、軽量な為、地震の時に揺れを大きく低減する事が可能です。
現在のアスファルトシングルは、耐候性・耐久性・防水性等に優れており、20~30年と長持ちし、防火認定もされています。また、価格も他の屋根材に比べ、安価と言えます。
また、カッターやハサミでも切れるので加工も容易な為、複雑な屋根の形状にも施工する事が可能です。
この様な理由から、アスファルトシングルは、これから日本でも多く普及すると考えられています。
アスファルトシングル屋根の種類について
アスファルトシングル屋根は、製造方法から性能や見た目が大きく変わる事がありません。
軽くて丈夫で長持ち。飛び火(防火)認定を受けているものが多く、防火性もあります。
各社製造メーカーは、ある程度防水性や施工性に重点を置いて、差別化を図り商品ごとに差をつけていますが、アスファルトシングルの特徴的な事は、工法の豊かさが挙げられます。
各製造メーカーは、断熱工法やその他工法を、建物に適した施工方法を提案しています。
製造メーカーにより、マルエスシングル、三星シングルとも呼ばれます。