外壁の塗装工事をご検討されているお客様に必要な外壁塗装の基本的な知識を名古屋の「住まいの塗り替え専門店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁塗装について一般的な知識から、外壁材の傷む要因や外壁塗装の施工方法・おススメの塗料・施工価格・施工に関する注意点等について分かりやすくまとめました。
外壁塗装は、建物の見た目だけでなく、家の腐朽や雨漏りを防ぐ為にも欠かせない大切な工事です。住まいの外壁塗装をご検討しているお客様は、ぜひ一度ご覧下さい。
小林塗装の外壁塗装 施工例
1 窯業系サイディングボード外壁塗装について
窯業サイディングの外壁塗装についてお伝えします。
窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成した外壁材の事です。
窯業サイディングボードの大きな特徴は、デザインが豊富・防火性が高い・施工が容易・他の外壁材に比べ、施工期間を短縮させる事が可能と言ったメリットが挙げられます。
こう言った理由から、窯業サイディングは、最近の一般住宅では一番多く使用されている外壁材です。
しかし、外壁に使用する窯業サイディングボードは、塗装仕上げなので経年劣化によるチョーキング等の塗膜劣化によって、サイディングボード自体の耐水性や強度が低下したり、サイディング目地やサッシ周り等のシーリング材が劣化する為、定期的な窯業サイディング外壁塗装やシーリング工事によるメンテナンスが必要になってきます。

2 モルタル外壁塗装について
外壁モルタルの外壁塗装についてお伝えします。
まず、モルタルとは、「セメント」に「水」と「砂」を練り混ぜたものを『モルタル』と呼びます。
次に、モルタル外壁とは、モルタルとメタルラスや補強ネットを重ね合わせたミルフィーユ状の外壁材の事を言います。
外壁モルタルの特徴としては、モルタル外壁の塗り厚さは15〜20mmで、重さの面で住宅の外壁に適しており、また他の外壁材にはない、形状の自由度、吹き付けタイル、吹き付けリシン、スチップル模様、コテ模様、くし目模様等といった、豊富なテクスチャー、防火性、防音性に優れる点が挙げられます。
1,990年以前の一般住宅の外壁には、モルタル壁が多く使われています。
先に述べたように外壁モルタルは、基本的に吹き付けタイルやリシンなど塗装仕上げの為、チョーキング、亀甲クラック等、塗装の経年劣化が生じます。
また、モルタルは、性質上クラック(ひび割れ)が生じやすく、収縮クラックや貫通クラックは、たった1mm幅のクラックでも、壁材の中に雨水が浸透していってしまうので、特に注意が必要です。
ですから、定期的なシーリング工事、モルタル外壁塗装工事による外壁メンテナンス工事が必要になってきます。

3 ALC外壁塗装について
ALCパネルの外壁塗装の特徴について解説します。
ALCパネルとは、セメント・石灰・硅石等を主原料とした工場生産の多孔質コンクリートの外壁材で、モルタルやコンクリートよりも、比重がとても軽く(コンクリートの約4/1の軽さ)、断熱性(約1/10の熱伝導率)、耐火性にも優れています。
ALCパネルを外壁材として使用する場合、耐水性を持たせる為に塗装をする必要があり、吹き付けタイルや吹き付けリシンなどによって、ALCパネル自体に高い耐久性や耐水性を持たせます。
しかし、ALCパネルは、経年によって外壁塗装が劣化してしまうと、ALCパネルの耐水性や強度が著しく低下し、室内に漏水する恐れが生じる為、定期的な外壁塗装が必要です。
また、ALCパネルのジョイント部分は、シーリング仕上げとなるので、シーリング部分が劣化する事で室内に漏水する恐れもある為、ALCパネル外壁塗装の際には、シーリング工事もしっかり行う必要があります。

4 金属系サイディングボード・トタン外壁塗装について
金属サイディング、トタンの外壁塗装についてお伝えします。
金属サイディングとは、成型・エンボス加工された金属板と裏打材によって構成された外壁材で、窯業系サイディングと同様、施工性に優れている点が大きな特徴です。
また、金属サイディングは窯業サイディングよりも軽く、耐久性、断熱性、防火性が大変優れています。
しかし、金属サイディングも、窯業サイディングと同様に塗装による仕上げの為、金属サイディングを保護するトップコートが経年劣化してしまうので、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが必要になってきます。
トタン板は、施工性・耐食性・経済性等に優れている外壁材と言えます。
トタン壁は、築30年位の建物や海に近い沿岸地域の建物に使われている事が多い外壁材です。
トタン板も、塗装仕上げのため、塗装の経年劣化によってトタンに錆びが生じる為、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが必要です。
トタン板に似た形状の外壁材で、トタン板よりも2~3倍以上、耐候性が優れたガルバニウム鋼鈑もありますが、耐候性、耐汚染性に優れるガルバニウム鋼鈑もやはり塗装仕上げなので、外壁塗装による定期メンテナンスは必要になってきます。

5 PCパネル外壁塗装について
PC(プレキャスト コンクリート)パネルの外壁塗装についてお伝えします。
外壁PCパネルの特徴は、現場打ちコンクリートの約1.5倍以上、ALCの約10倍強度が高く、耐震性、耐火性に優れ、なおかつ品質の精度が高い点などがあげられます。
また、プレキャスト コンクリートはパネル材なので、躯体工事の施工期間を大幅に短縮させる事も可能な外壁材です。
このような理由から、地震の多い日本に適している外壁材とも言えます。
但し、プレキャスト コンクリートパネルのジョイント部分は、シーリングによる仕上げなので、シーリング部分からの漏水に対するリスクは、鉄筋コンクリート(RC)よりも高くなる為、定期的なシーリング工事が必要です。
また、PCパネルの経年劣化によって、仕上げ塗装である吹き付けタイルやリシンなどの塗膜が劣化する事によって美観性、耐水性、強度が低下する為、定期的な外壁塗装も必要になってきます。
