外壁塗装の際の壁のツタについて
外壁にツタを這わせてあり、外壁塗装の際、ツタを撤去すべきかどうか悩んでいるお客様もいるのではないでしょうか?
外壁に這わせてあるツタは、一見おしゃれな雰囲気ですが、そのまま放置するとデメリットも生じます。
外壁に這わせてあるツタのメリット及びデメリットを把握した上で、適切に管理することがとても大切です。
今回は、外壁塗装の際、外壁に生えたツタの撤去方法や費用について「名古屋の塗装店」小林塗装が分かりやすくお伝えします。
外壁のツタでお悩みのお客様はぜひご覧ください。
- ・外壁にツタを生やすメリット&デメリットについて
- ・外壁のツタの撤去方法と費用について
1. 外壁にツタを生やす メリット

まず、外壁にツタが生えている場合に得られるだろうといったメリットについてお伝えします。
まずは、良い点から知ることも大切です。
では、メリットについてお伝えします。

海外の住宅や映画のワンシーンなどで、外壁一面にツタが這っているにもかかわらず、
どこか上品で趣のある「とてもおしゃれな家」に見えることがありますよね。
「人と同じような外観は少し物足りない」「個性のある住まいにしたい」「ナチュラルで雰囲気のある家に憧れる」そうした想いから、あえてツタを生やしてみたいと考える方も一定数いらっしゃいます。
実際、ツタがバランスよく生え、外壁と調和している状態であれば、建物全体に柔らかさや奥行きが生まれ、無機質になりがちな外観を自然で味わい深い印象に見せてくれることもあります。
ただし、美観についてはどうしても個人の感性によるところが大きいのも事実です。
「おしゃれ」と感じる方もいれば、「管理が大変そう」「少し雑然として見える」と感じる方もいます。
そのため、ツタを生やすことは明確なメリット・デメリットというよりも、ご自身の好みや住まいへの価値観に左右される要素といえるでしょう。
ツタが外壁に生えていることで、省エネ効果(断熱・遮熱効果)が期待できると言われることがあります。
ツタは外壁の表面を覆うように成長するため、夏場は直射日光を和らげ、外壁が直接熱を受けるのを抑える“簡易的な日除け”のような役割を果たします。
その結果、室内に伝わる熱量が減り、冷房効率の向上につながる可能性があります。
また冬場についても、ツタが外壁と外気の間に一層の空間をつくることで、外気の影響をやわらげ、室内の暖気が逃げにくくなると考えられています。
こうした理由から、条件が合えば冷暖房の使用量がわずかに抑えられ、
光熱費の節約につながるケースもあると言われています。
ただし、効果の大きさは建物の構造・外壁材・ツタの量や生え方によって差があり、必ずしも大きな省エネ効果が得られるわけではありません。
あくまで「副次的な効果」として捉え、見た目の好みや管理面と併せて検討することが大切です。
外壁に生えているツタが伸びきってしまい、そのまま放置したままにすると、
エアコンの室外機、雨樋、配管、換気フードなどにまでまとわりついたり、内部に入り込んだりすることがあります。
その結果、排熱・排水の妨げになったり、ツタの重みで配管や雨樋に負荷がかかったりして、建物まわりの設備が傷む原因となる場合があります。
特に室外機は、周囲の風の流れ(通気)が悪くなると効率が落ち、負担が増えて故障リスクが上がることもあります。
雨樋も同様で、ツタの侵入や落ち葉の溜まりで詰まりやすくなり、雨水があふれて外壁を汚したり、雨だれ跡・凍害(冬場)につながるケースもあるため注意が必要です。
「ツタは外壁だけの話」と思われがちですが、実は付帯部(設備・樋・配管)トラブルにも波及しやすい点がデメリットと言えます。
ここでは「害虫」と表現していますが、簡単に言うと「虫が寄りやすくなる環境ができる」ということです。
ツタはあくまで植物なので、葉が茂って密度が高くなるほど、外壁まわりに日陰・湿気・隠れ場所が生まれます。
この「暗い・ジメジメ・隠れられる」は、虫にとっては居心地が良い「発育条件がそろった場所」になりやすいのです。
たとえば、落ち葉や枯れ葉が溜まると小さな虫が集まりやすくなり、そこを餌にする虫も増えて連鎖的に虫の気配が濃くなります。
また、ツタの根や茎が絡んだ部分は清掃もしづらいため、汚れが残りやすく、結果として虫が定着しやすくなる面もあります。
さらに注意したいのが、いわゆる「見かけたくないランキング上位」の虫たちです。
害虫と呼ばれるゴキブリをはじめ、クモ・ムカデ・ダンゴムシ類、そして条件によってはスズメバチなどが寄ってくる可能性もあります。
もしスズメバチが巣を作ってしまうと危険度が一気に上がり、駆除には手間と費用がかかるため、早めの対応が必要になります。
(蜂は気合いでは勝てません。ここは専門業者さんの出番です。)
ここでは「害虫」と表現していますが、簡単に言うと“虫が寄りやすくなる環境ができる”ということです。
ツタはあくまで植物なので、葉が茂って密度が高くなるほど、外壁まわりに日陰・湿気・隠れ場所が生まれます。
この「暗い・ジメジメ・隠れられる」は、虫にとっては居心地が良い“条件がそろった場所”になりやすいのです。
たとえば、落ち葉や枯れ葉が溜まると小さな虫が集まりやすくなり、そこを餌にする虫も増え…と、連鎖的に虫の気配が濃くなります。
また、ツタの根や茎が絡んだ部分は清掃もしづらいため、汚れが残りやすく、結果として虫が定着しやすくなる面もあります。
さらに注意したいのが、いわゆる「見かけたくないランキング上位」の虫たちです。
害虫と呼ばれるゴキブリをはじめ、クモ・ムカデ・ダンゴムシ類、そして条件によってはスズメバチなどが寄ってくる可能性もあります。
もしスズメバチが巣を作ってしまうと危険度が一気に上がり、駆除には手間と費用がかかるため、早めの対応が必要になります。

外壁にツタが多く繁茂している住宅では、塗装工事そのものよりも、「事前の処理不足」や「ツタ特有の影響」を見落としたことが原因で、施工後にトラブルが起きやすくなります。
ここでは、実際の現場でよく見られる代表的な施工トラブルを、原因とあわせて分かりやすくご紹介します。
ツタの吸盤や根は、長年かけて塗膜や外壁表層に入り込みます。
そのため、撤去した直後に塗膜の剥がれ・モルタルの欠け・サイディング表面の荒れが一気に現れることがあります。
これは施工不良ではなく、ツタに隠れて見えなかった劣化が露出した状態です。
しかし、ここで十分な下地補修を行わずに塗装してしまうと、数年で再剥離する原因になります。
ツタの吸盤跡は、単なる汚れではなく、外壁表面に物理的な凹凸を残している場合があります。
高圧洗浄だけで済ませてしまうと、塗装後にポツポツ・まだら模様として浮き出て見えることがあります。
本来は、下地調整(研磨・フィラー処理・模様合わせ)を行い、吸盤跡をならしてから塗装する必要があります。
ツタが生えていた外壁は、長期間にわたり湿気がこもりやすい状態が続いています。
そのため、見た目はきれいに塗れていても、内部に湿気が残っていると、数か月〜1年以内にカビや藻が再発することがあります。
防カビ・防藻処理や、乾燥期間を十分に取らないまま施工すると、こういったトラブルが起きやすくなります。
見積り時にツタの量や影響を十分に確認していないと、
・撤去作業が想定以上に大変だった
・補修範囲が広がった
といった理由で、工事途中に追加費用が発生することがあります。
トラブルになりやすいのは、「撤去範囲」「補修の有無」が見積書に明確に書かれていないケースです。
ツタが長年覆っていた外壁では、外壁材自体が水分を含み、反り・浮き・脆弱化していることがあります。
特に古いサイディングやモルタル外壁では、塗装だけでは対応できず、部分張り替えや補修工事が必要になる場合もあります。
これは「塗装の失敗」ではなく、ツタが外壁に与えてきた長年の影響が表面化したケースです。
ツタが多い家の外壁塗装では、「剥がす → 確認する → 補修する → 乾かす → 塗る」という工程を丁寧に踏むことが何より大切です。
見た目をきれいにするだけでなく、下地の状態や再発防止まで考えた施工を行うことで、塗装後のトラブルは大きく減らせます。
3. 外壁のツタの撤去方法と費用について

外壁に生えるツタの種類もご紹介してきました。
ここで本題に入ります。
実際に現在、外壁にツタが這ってしまっている方の中には、どうにか撤去できないかと悩んでいる方もいるはずです。
今から、そのような方に向けて撤去方法と費用についてご紹介していきます。
ツタの撤去は、基本的には手作業で行います。
簡単に剥がれてくれれば手で除去して終わりですが、ツタの根が深く這ってしまっていて中々撤去できない場合には、
ヘラやスクレーパーなどを使用して外壁面を傷つけないように慎重に撤去していきます。
ここで丁寧な作業ができないと後々、塗装をする際に目立ってしまいます。
手作業でツタの撤去ができない場合には、ガスバーナーを使って焼き取るという方法があります。
外壁に根を這ったツタをしっかりと除去できないとまたそこから繁殖してしまうので、
丁寧にバーナーで焼き切る必要があります。
ツタの撤去作業として、場合によっては除草剤を使用することもあります。
まずは、ツタを枯らせてから除去するという手法になります。
ただし、使い方を間違えてしまうと、庭の花なども一緒に枯れてしまうので大変注意が必要な作業となります。
4. 外壁のツタの撤去費用はいくらかかるの?

多くの方が気になるのは、やはりツタの撤去費用かと思います。
と言いましても、この費用というのはなく、あくまでどの程度の面積なのか、ツタの状態などを含めて費用が決まります。
概ね、一般的な2階建ての戸建住宅でしたら、ツタの撤去費用は、一般住宅の場合4万円〜15万円(処分費用別途)程度になります。
ただし、あくまで一例になので、足場の仮設などによって費用が大きく変わるため、費用相場に差があります。

外壁にツタが伸びていると、見た目は自然で素敵に感じる一方で、外壁塗装のタイミングでは意外と悩みのタネになりやすいです。
「このまま塗れる?」「剥がしたら外壁が傷まない?」「また生える?」など、気になるポイントはたくさんあります。
ここでは、外壁塗装の現場でよく相談を受ける「ツタ関連のQ&A」を、できるだけ分かりやすくまとめました。
A. 基本的には、そのまま塗装することはできません。
ツタが外壁に張り付いた状態では、外壁表面の状態を正確に確認できず、下地処理も十分に行えないためです。
また、ツタの裏側は湿気がこもりやすく、カビ・藻・塗膜の剥がれ・外壁材の劣化が進んでいるケースも少なくありません。
「見えない部分ほど傷みが進みやすい」のがツタのやっかいなところなので、塗装をするなら原則として撤去が必要です。
撤去後に外壁の状態を確認し、補修の必要があれば先に整えてから塗装工程へ進むと、仕上がりと持ちが安定しやすくなります。
A. 外壁材によっては、傷みが表面化することがあります。
特にモルタル外壁や塗り壁、築年数の経った窯業系サイディングでは、ツタの吸盤や根が塗膜や表層に入り込みやすく、撤去後に塗膜の剥がれ・欠け・色ムラが出ることがあります。
ただしこれは「剥がしたから壊れた」というより、ツタの下に隠れていた劣化が表に出てきたと考えるほうが近いケースが多いです。
だからこそ、撤去後は焦って塗らず、下地補修(ひび割れ補修・欠損補修・シーリング処理など)を丁寧に行うことが重要です。
きちんと整えてから塗装することで、見た目も耐久性も「ちゃんと長持ちする塗装」になりやすくなります。
A. 業者や現場状況によって異なりますが、別途費用になることが多いです。
ツタ撤去は通常の高圧洗浄や下地処理よりも手間がかかり、作業時間も読みにくいのが特徴です。
実際には、手作業での除去、吸盤跡の清掃、再発しやすい根元まわりの処理などが必要になり、見積書では「ツタ撤去費」「外壁付着物除去」などの名目で計上されることがあります。
見積りを見るときは、どこまで撤去するのか(範囲)/撤去後の補修は含まれるかを確認しておくと安心です。
ここが曖昧なままだと、後から追加費用になったり、仕上がりに差が出る原因になりやすいので、遠慮せずに質問して大丈夫ですよ。
A. 適切な処理を行わないと、再発する可能性があります。
ツタは生命力が強く、根が残っていたり、地面付近の株が生きていると、時間をかけてまた伸びてくることがあります。
そのため、単に「表面のツタだけ取る」ではなく、根元まわりの処理や、再発しやすい隙間・取り合い部(基礎際、配管まわり、フェンス際など)を確認することが大切です。
また、外壁側は防藻・防カビ性や低汚染性のある塗料を選ぶことで、ツタが張り付きやすい環境を抑えやすくなります。
“撤去+再発予防”までセットで考えると、塗装後の安心感がぐっと上がります。
A. 見た目以上に、外壁の劣化を進めていることがあります。
ツタが生えていると外壁が乾きにくくなり、雨のあとも湿気が残りやすい状態が続きます。
その結果、カビや藻が発生しやすくなったり、塗膜が早く傷んだり、外壁材がもろくなるなどのリスクが高まることがあります。
一見「緑があっておしゃれ」に見えても、外壁の保護という観点では、じわじわ負担が積み重なっているケースも少なくありません。
特に北面や日陰になりやすい場所は影響が出やすいので、ツタの量が増える前に状態確認をしておくと安心です。
A. 外壁に直接ツタを残したままの塗装は、基本的におすすめできません。
外壁塗装は外壁を保護するための工事なので、ツタが付着している部分は塗膜の密着が不安定になりやすく、性能を十分に発揮しにくいからです。
どうしてもグリーンを楽しみたい場合は、外壁から距離を取って、フェンスや格子に誘引する方法がおすすめです。
こうすると「緑の雰囲気」は残しながら、外壁自体は乾きやすくなり、メンテナンスもしやすくなります。
外壁を守りつつ、おしゃれも両立させたい場合は、外構側で工夫するのがいちばん安心です。
A. 必ずしも遅いとは限りませんが、早めの確認がおすすめです。
ツタが繁茂していると外壁の状態が見えにくく、ひび割れや塗膜の浮き、シーリングの切れなどの劣化サインを見落としやすくなります。
そのため「気づいたときには傷みが進んでいた」というケースも、実は珍しくありません。
「ツタが気になり始めた」「最近、壁が湿っぽく見える」など、ちょっとした違和感の段階でも一度確認しておくと、補修範囲が小さく済む場合があります。
無理に急がなくても大丈夫ですが、先に状況を把握しておくと、落ち着いて計画を立てやすくなります。
6. 外壁塗装の際、ツタが生えているメリット&デメリットと撤去方法について まとめ

今回のコラムを読んでもらったお客様にお伝えしたいことはツタを外壁に這わせることは、メリットもありますが、それ以上にデメリットも生じます。
当店からのアドバイスをするとしたら、外壁にツタを生やすのはあまりおすすめできません。
なぜなら、外壁、雨樋などメンテナンスや費用もかさみますし、しっかりと管理できないと余計に汚く見えてしまうからです。
外壁塗装前のツタの撤去も「塗装工事の専門店」小林塗装にお任せください
名古屋市周辺で、高品質な外壁塗装を検討中のお客様は、小林塗装にお任せください。
いつも安心、品質本位の外壁塗装を行っています。
外壁塗装の調査と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。
外壁塗装の見積り・
相談は無料です。
お問い合わせはコチラから
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主小林ゆずは、コラム「外壁塗装の際、壁のツタは撤去したほう良いのでしょうか?」の筆者で、名古屋を拠点に「塗装工事の専門店」としてこれまで数多くの現場に携わり、30年以上に亘って培ってきた豊富な知識と経験を大切にしてきました。
当店のホームページでは、そうした多く経験の積み重ねから得た確かな技術やノウハウを、外壁・屋根・室内など塗装を検討されている一般のお客様に分かりやすくお伝えできるよう、コラムというカタチで発信しています。
塗装工事は、多くのお客様にとって一生のうちに何度も経験することではなく、「どの塗料を選べば安心なのだろう?」「そもそも何年くらいで塗り替えるのがいいの?」といった疑問や不安が尽きないものだと思います。
だからこそ、自分自身が専門家としての知識を惜しみなく共有しながら、どなたにも気軽に読んでもらえる言葉で、少しでも安心や納得につながる情報をお届けすることを心掛けています。
これからも初めて塗装工事を検討される方はもちろん、ちょっとした疑問を感じている方にも、肩ひじ張らずに読んでもらえる情報を発信し続け、住まいに寄り添う塗装の専門家としてお役に立てたら嬉しいです。
このコラムは役に立ちましたか?
このページに関連するコラムはこちら












