よく見る ダメな塗装職人の特徴
外壁塗装を検討中のお客様の中には、 「結局、塗装工事って職人さんの腕で決まるんじゃないの?」 「どうせお願いするなら、きちんとした良い職人さんに任せたい!」 と思われている方も、きっと多いのではないでしょうか。
実際、それはまさにその通りで、塗装工事の仕上がりや耐久性、さらには工事全体の満足度に至るまで、「ほとんどが職人の技術力と人柄」に左右されると言っても過言ではありません。 どれほど良い塗料を使い、どれほど立派な仕様書があっても、 最後に塗り上げるのは「職人の技術」です。
そこに心が込められているか、丁寧さがあるか、誠実さがあるか… その違いが、住まいの未来を大きく変えてしまいます。
しかし、もし運悪く「あまり良くない職人=ダメ職人」に当たってしまった場合は、仕上がりにムラが出たり、塗装がすぐに剥がれたり、場合によってはご近所に迷惑が掛かったりと、後悔の原因になるトラブルが次々と起こり得ます。 「外壁塗装ってこんなもの?」 とガッカリしてしまうお客様をできる限り、当店の現場に限らず、無くしたいと思っています。
だからこそ、塗装工事を成功させるためには、「信頼できる、きちんとした塗装職人を選ぶこと」がとても大切です。
「技術があるだけでは不十分で、丁寧な仕事をして、礼儀が正しく、周囲に気を配り、 お客様に寄り添った対応ができる」そういった職人こそ、「本当に良い職人」と呼べます。
そこで今回は、これまで数多くの現場を見てきた塗装職人のことを誰よりもよく知っている「名古屋の塗装店」小林塗装の店主が「ダメな塗装職人の特徴」を、できるだけ分かりやすく、ちょっと本音も交えながらお伝えします。
また、現場の職人のみなさんにも、「これ、自分のことかも…?」 と心当たりのある行動がないか、自分自身の普段の働き方と照らし合わせながら、ぜひ読んでほしいと思います。
お客様にとっての安心、職人にとっての成長。そのどちらにもつながる内容になっているので、どうぞご覧ください。
- ・ダメな塗装職人の特徴
ダメな塗装職人の特徴 1. あいさつができない人
塗装の仕事は、単に塗料を塗るだけの作業ではありません。 現場に入ったその瞬間から、 仲間との連携、安全確保、お客様へ安心感をお届けすることまで、ひとつの工程のようにつながっていきます。
その「始まりの合図」となるのが、実はとてもシンプルな「あいさつ」です。 難しい技術はいりません。特別な才能も必要ありません。
けれども、この基本中の基本ができない職人が、残念ながら一定数います。
たとえば、朝、材料置き場に入ってきたときに 「おはようございます。」と、何だか蚊の鳴くような声でつぶやいています。
あるいは、こちらを見もせず無言のままスタスタ通り過ぎる。その一瞬の態度だけで、現場の空気は少し重くなり、 周囲からは「あ、この人とはちょっと仕事したくないな。・・・」と距離を置かれてしまいがちです。
あいさつというのは、単なる形式ではなく、「今日もみんなで安全に気持ちよく仕事しようね」という、目に見えないコミュニケーションでもあります。
ですから、ひと声かけるだけで場をふわっと明るくし、 みんなが「さぁ今日も頑張ろう!!」と自然に思える それほど大きな力を持っているのです。
さらに忘れてはならないのが、お客様への心遣いです。
職人同士のあいさつがきちんとできる現場は、お客様が玄関先で見ても、「この職人さんたち、感じが良いな」と安心できるものです。
逆に無言で出入りされると、「礼儀や気遣いは大丈夫?」と不安にさせてしまいます。
特にベテランの職人さんには、ぜひ一度、自分自身のあいさつの姿勢を見つめ直してほしいところです。
若い職人には「あいさつしろよ」といっているのに、 本人は目も合わせない、こうしたあるあるは現場では本当に多いです。
しかし、あいさつは塗装技術と違って練習はいりません。「おはようございます」「お疲れさまです」たったこれだけの言葉が現場の空気も、お客様の印象も、そして職人としての評価までも大きく変わってきます。
気持ちのよいあいさつをする=相手を大切に思う「心遣い」を形にすることです。 これができる職人は、技術以上に信頼され、 結果として良い仕事や人生にも自然とつながっていくものだと思います。
ダメな塗装職人の特徴 2. 報告・連絡・相談ができない人
塗装の現場は、一見すると「黙々と作業する個人作業」のように思われがちですが、 実際には 多くの職人が支え合い、互いの仕事が絶妙にかみ合って初めて成立する「チーム作業」 です。
だからこそ、現場では報告・連絡・相談――いわゆる「ホウ・レン・ソウ」が生命線になります。
しかし残念ながら、この基本がまったくできない職人は少なくありません。「これくらい伝えなくても大丈夫だろう」「これは言わなくても分かるだろう」そんな小さな油断が積み重なると、後々とんでもないトラブルに発展してしまうことがあります。
たとえば ・材料が明らかに足りなくなりそうなのに誰にも言わない ・勝手に作業手順を変えてしまう ・ヒビ・欠け・雨染みなどを見つけても報告しない ちょっとした黙認が、段取りの乱れ、工期の遅れ、品質の低下、安全性の悪化へとまっすぐつながっていきます。
現場は複数の作業が連動して進むため、たった一人の「伝えなかった」が、他の全員に迷惑をかけてしまうものです。 その意味でも、ホウ・レン・ソウを怠る姿勢は、職人として致命的であり、 どうしても「ダメな職人」と評価されてしまいます。
さらに、報告や共有を丁寧に行える職人ほど、・異変に早く気づく・判断が正確・お客様の家に対する責任感が強い という特徴があります。
つまり「こまめに伝える」という行為そのものが、技術力やプロ意識の高さそのものです。
反対にそれを怠る人は、「自分さえ分かっていればいい」 という独りよがりな姿勢が強く、周囲との連携を乱し、お客様の不安や不信感を生む原因にもなってしまいます。
小林塗装では、「どんな小さなことでも気づいたらすぐ共有する」 という習慣を徹底しています。
クラック一本の情報が、塗装の耐久性を左右することもあり、ちょっとした連絡が後々の大きな安心につながることもあります。
ホウ・レン・ソウは、職人の「技術」以上に、お客様の家を大切に思う姿勢=想いそのものです。
だからこそ、これを自然にできる人こそが、本当に信頼される塗装職人です。
実際の現場では、ホウレンソウ不足が原因で、次のようなトラブルが頻繁に発生します。
材料不足で作業がストップし、工期が丸一日遅れる
「もう少しで足りなくなる」と言わずに続けた結果、午後に材料が切れ、発注も間に合わずストップ。勝手な判断で工程を変更し、上塗りの密着不良が発生
乾燥時間を守らず上塗りをし、その数ヶ月後に剥がれが発生。原因をよく調べたら何も報告なしの独断だったケースも。雨漏り跡の見落としで追加補修が必要に
「ちょっとした染み」を報告しなかったために、後日内部に水が回っていることが判明し、大きな賠償に・・・。細かな破損やキズの発見が塗装後にズレ込む
「伝え忘れ」で、塗装後にお客様が気づき、「これは塗装で傷つけたのでは?」という不信感につながることも。他職種との段取りが崩れ、現場が渋滞状態に
板金・防水・足場との連携がズレると、「誰も動けない日」が生まれてしまい、現場全体のリズムが壊れてしまいます。
どれも小さな一言の報告があれば防げることばかり。 だからこそ、小林塗装ではホウレンソウを「技術の一部」として重視しています。
それでは、ホウレンソウが自然にできる「良い職人」は何が違うのか? 分かりやすく3つの行動例にまとめました。
- ① 小さな違和感を見つけた瞬間に、必ず声に出す
「サッシのパッキンが浮いてます」 「この部分、湿気が多いので乾燥が遅れそうです」 たったこれだけで、後工程の品質も段取りも驚くほど変わります。 - ② 材料や工具の残量を常に把握し、早めに共有する
「この塗料、あと1日分しか残っていません」、「マスカーとローラーの在庫が心配なので、倉庫の確認お願いします」などといった「先読みの連絡」ができる人は、段取りが抜群にスムーズです。 - ③ 変更が生じた作業を、その場で正確に伝える
「気温が低くて、予想より乾燥が遅れているので、午後の工程を変更します」 「雨が近いため、今日はここまでで切り上げます」 現場の安全・品質・工期を守るうえで、とても重要な判断と共有です。
この3つが自然にできる職人は、技術だけでなく「現場を俯瞰できる力」を持っており、 結果的にお客様からの信頼も厚くなります。
ホウレンソウは「ただやれば良い」だけでなく、「やり方を間違えると逆効果」になることもよくありあります。
ここでは、現場で実際にある「絶対にやってはいけないホウレンソウ」を分かりやすい形でまとめました。
①「終わってから言う」のは最悪
問題が起きた後に「あ、実は…」と報告するタイプ。 これは報告ではなく、手遅れとなった残念なお知らせです。
現場が止まってしまい、手直しも増え、仲間の信頼もガタ落ちになってしまいます。② 「言わない方が早いと思った」は大間違い
勝手な判断で工程を変更し、後で不具合や手戻りが発生。 気を利かせたつもりが一番危険です。③「聞かれてないから言わない」はプロ失格です。
気付いたことを「聞かれるまで黙っている」職人は、 基本的に責任感が薄く、品質管理の意識も低い証拠です。④ 不確かな情報を自信満々に伝える
曖昧な知識を断言してしまうと、現場の判断が誤ります。 不明点はすぐ確認が絶対です。⑤ 伝え方が雑すぎて、内容が伝わらない
「なんかヤバいです」「アレ足りません」「大体、一応できました」など・・・ これでは詳細が分からず、段取りが完全にストップするので、正しい日本語から覚えてください⑥ ネガティブな情報を隠す
傷・浮き・雨漏り跡などを気まずいからと報告しないのは論外です。隠した問題はいずれ大きな問題になって返ってきます。⑦ SNS感覚で“伝えたい時だけ伝える”
現場のホウレンソウは「気まぐれな投稿」ではありません。一貫性・正確性・タイミングが重要です。
小林塗装が現場で大切にしている、 「職人なら必ず守るべき10の基本姿勢」をまとめました。 これは経験年数に関わらず、良い職人ほど自然にできています。
- 【1】迷ったら即相談、悩む前に共有
「どうしようかな」と思った瞬間が報告のタイミングです。 - 【2】小さな違和感こそ、大きなヒント
傷・浮き・湿気・匂い… 微妙な変化を伝えられる職人はレベルが高い。 - 【3】材料・道具の残量は常に把握する
“足りない”は最悪のトラブル。 余裕を持った報告が段取りの基礎。 - 【4】工程を変えるときは、必ず事前に確認
独断は事故・不良・トラブルの元。 - 【5】曖昧な情報は伝えない。不明点は必ず確認
「たぶん」「おそらく」は禁止ワードです。 - 【6】失敗したら、すぐ正直に言う
正直はプロの条件。 隠したミスは後で倍返しになります。 - 【7】伝える時は“結論 → 理由 → 必要事項”の順
分かりやすさは、現場のスムーズさに直結します。 - 【8】危険箇所・雨漏り・腐食は最優先で共有
安全・品質に関わる情報は「即時報告」です。 - 【9】その日の進捗はその日のうちに伝える
翌日持ち越しは、段取りのズレにつながります。 - 【10】「自分だけ分かっていればいい」という考えを捨てる
塗装はチーム戦です。 情報を共有する人ほど成長し、信頼され、良い職人になります。

【のぶちゃんのひとこと】
「ホウレンソウしない職人に限って、「なんで伝わってないんだよ!」って怒るんだよね…いや、それこっちのセリフにゃ。」
ダメな塗装職人の特徴 3. 間違いを認めず、謝ることより言い訳を優先する人
塗装の現場で本当に困ってしまう職人とは、じつは技術が未熟な人でも、不器用な人でもありません。
その多くは、「自分の間違いを絶対に認めない」「謝る前に言い訳が飛び出す」こうした姿勢を持つタイプの職人です。
どれだけ仕事が早くても、どれだけ経験が長くても、 この「姿勢の悪さ」があるだけで、すべてが台無しになります。
なぜなら、誠実さを欠いた職人は、どんなに技術があっても最終的には必ず現場を荒らすからです。
間違いに気づいた瞬間、普通であれば「すみません」「直しますね」と自然に言えるはずです。しかしダメな職人はそうはいきません。
まず出てくるのは、- 「いや、自分は知りませんでした。」
- 「今日は湿度が高かったから…」
- 「材料がよくなかったんですよ」
- 「段取り聞いてませんでしたし…」
こういった「苦しい言い訳のオンパレードです」。これでは、仕事の改善の糸口すらつかめません。
さらに厄介なのが、指摘を受けた時の態度です。 明らかにふてくされた顔でムスッとしたり、黙り込んで露骨に不満を出したり・・・。
こうなると、周囲の空気は一気に重くなり、 現場の雰囲気・作業効率・他の職人の集中力をすべて奪ってしまいます。
そして何より、このタイプの職人に共通しているのは、「成長しようという気持ちがゼロに近い」ということです。 どれだけ現場を重ねても、言い訳を優先する限り、 改善も反省もできず、ずっと同じ失敗を繰り返していきます。
それはまるで、いつも同じところでつまずきながら、「自分は悪くない」と言い張っているようなものです。
そんな姿勢を続ける限り、残念ですが 「一生伸びない、ダメな塗装職人」 と断言せざるを得ません。
塗装工事は、お客様の大切な住まいを扱うとても責任感と緊張感ある仕事です。 ですから、技術の良し悪しだけではなく、「誠実に向き合う心」「間違いを正す姿勢」「人としての素直さ」 これらは職人としての大切な土台になります。
ミスに気づいたらすぐに軌道修正しようとする人、 助けを求めることを恥ずかしいと思わない人、「次は絶対に同じ失敗をしない」と前向きに取り組める人。 こうした姿勢がある職人こそ、将来大きく伸び、 本当に信頼される塗装職人へと成長していきます。
逆にどれだけ年数を重ねても、 言い訳ばかりが口から飛び出し、 自分の非を認めようとしない人は、 申し訳ありませんが 「プロ失格レベルのダメ職人=それ以前に社会不適合者」 と言わざるを得ません。
ダメな塗装職人の特徴 4. 段取りが悪く、作業の優先順位が組めない人
これは、塗装工事に限らず、職人の仕事は昔からよく 「段取り八分、仕事二分」 といわれています。
これは誇張でも何でもなく、本当にその通りで、 段取りが整ってさえいれば、作業の8割は終わったも同然とも言えるほど重要な工程です。
しかし残念ながら、仕事ができない職人ほど段取りがとにかく悪いという傾向があります。「何を先に準備して、どこから手をつけて、どの順番で進めると一番効率が良いか?」その優先順位を決めるのが圧倒的に苦手なのです。
たとえば、必要な材料を事前に確認していなかったり、養生に必要な道具が足りなかったり、天候を見て工程を組み替える柔軟さがなかったり・・・。こうした小さな準備漏れが積み重なり、 現場で右往左往することになってしまいます。
塗装の仕上がりがどれほど上手でも、 期限(納期)を守れない仕事は、お客様が本当に望んでいる良い仕事にはなりえません。 美しい仕上がりと同じくらい、 スムーズな段取り・滞りない工程管理はプロとしての最低限の責任です。
そして段取りの悪さは、「不注意」や「慣れ」の問題ではなく、 準備する習慣が身についていないことが原因であることが多いです。 いくら真面目な職人でも、段取りが弱いと結果的に作業が遅れ、 体力的にも精神的にも無駄な負担が増えるだけでなく、 周囲の職人にも迷惑がかかってしまいます。
では、どうすれば段取りは良くなるのか? その答えは非常にシンプルで、「準備すべきことを、メモに書き出して共有する」 これに尽きます。
たとえば、・今日の作業内容 ・作業場所と必要時間 ・使う材料 ・必要な道具 ・天候による工程変更の予備案 これらを小さなメモに記録し、朝礼や打ち合わせで周囲と共有するだけで、 驚くほど現場の流れがスムーズになります。
段取りが良くなると、仕事が楽になります。そして、段取りが良い職人は確実に信頼されます。
当店で、若い職人に必ず伝えていることは、「まず準備、次に作業」というシンプルな姿勢です。
段取りの良し悪しは腕前と同じくらい大切な技術です。そして段取りを身につけた人から順に、「自然とできる職人」になっていくものだと思います。
ダメな塗装職人の特徴 5. 知ったかぶりをする人・嘘をついてごまかす人
塗装の仕事に限らず、どんな仕事でも、そして人としても、「分からないことを素直に分からないと言えるかどうか」は、誠実さの大きなバロメーターです。 ところが現場には時折、自分を必要以上に大きく見せようとして知ったかぶりをしてしまう職人がちらほらいます。
本当は何も理解していないのに「はい、わかりました」と返事だけは立派で、作業の意味も工程の流れも曖昧なまま、なんとなくの雰囲気で動いてしまう・・・。
こうした姿勢は、一見すると小さなズレのように見えますが、 実際には「現場全体の段取りを根本から狂わせる絶対にダメな行為」です。
そしてさらに性質が悪いのが、 できていないのに「できました」と言う虚偽報告や 作業の手間を大げさに伝えて自分を有利に見せようとする態度です。 こうなると、もう単なる仕事の問題ではありません。 人としての信用そのものが地に落ちる行動だと言えます。
なぜなら、工事は複雑なパズルのようなものです。一つの作業、一つの報告、一つの判断がそのまま次の職人に引き継がれ、 最終的な仕上がりへとつながっていきます。
そこに嘘やごまかしが混ざると、 何が本当なのか分からなくなってしまい、工程全体が揺らぎ、 最終的にはお客様の信頼を裏切る結果に直結してしまいます。
とくに「知ったかぶり」は厄介なクセで、本人は小さな見栄のつもりでも、周囲からすると 「この人、信用できない」「任せるのが怖い」 という評価になってしまいます。 これはもう、技術以前の問題で、 「人としての基本姿勢が欠けている」と言わざるを得ません。
小林塗装では、ベテラン・若手に関係なく、「分からないことは正直に聞く」「できないことはできないと伝える」「作業内容は正確、誠実に共有する」この3つを繰り返し伝えています。
これは怒るためのものではなく、むしろ 「プロとして、本当に恥をかかないための最低限の姿勢」だからです。
誠実な報告、素直な姿勢、正しい情報共有です。
これらは現場の安全度や作業効率を高めるだけでなく、お客様にとっても「安心して任せられるか」を判断する大切な要素です。
反対に知ったかぶりや虚偽の報告が習慣になってしまっている人は、どれだけ器用でも、どれだけ年数を積んでいても、残念ながら 「職人である以前に、人としてダメ」 と断言せざるを得ません。
技術は教えれば伸びますが、ごまかしの癖や嘘の姿勢は、そう簡単には治りません。だからこそ、この特徴に当てはまる職人は、職人としても、人としても、 もっとも信頼してはいけないタイプだと強くお伝えしたいのです。
ダメな塗装職人特徴6. 時間にルーズ・仕事を休みがちな職人
塗装の現場では、どれだけ技術があっても、 「時間を守る」、そして「毎日現場に行く」が大切です。 この二つが揃ってこそ、初めてお客様からの信用が成り立ちます。 むしろ、腕前よりも先に問われるのは「人としての基本」です。
まずそこでよく見かけるのが、時間にルーズなタイプです。 朝礼にのそっと数分遅刻、材料の受け取りにも遅刻、 昼休憩の戻り時間も曖昧・・・。本人は「まあ少しくらい大丈夫だろう」と思っているのでしょうが、 現場はたった5分、10分のズレで全体が狂う世界です。
塗装工事は、足場仮設→高圧洗浄→下地調整→シーリング→養生→下塗り→中塗り→上塗り…と、全てが流れ作業で成り立っています。
ひとりの遅れが連鎖し、次の工程の仲間が待たされ、 最終的にはお客様の生活にも影響が出てしまいます。
塗装は体力仕事ですから、体調不良がある日も当然あります。そこは誰も責めません。
しかしそこで問題なのは、 「突然休む」「理由が曖昧」「連絡が遅い」 これが慢性化し、クセになってしまうケースです。
現場はリレーのように進行します。そこに予期せぬ欠勤が出ると――
- 段取りが狂う
- 仕上げが遅れる
- 安全管理が雑になる
- お客様の不安が一気に高まる
特に困るのが、「仕事を休む理由を家族や子供のせいにするタイプ」です。
もちろん、本当にお子さんの体調が悪い、家族の事情がある、そんな日は誰にでもあるかと思います。 しかし、
- いつも「家の事情」で急に休む
- 同じ理由を繰り返し使う
- 家族のせいにして自分の管理不足をごまかす
こうしたケースは、正直なところ現場でもすぐ見抜かれます。本当に家庭の環境が大変なのではなく、単に本人の準備不足・生活習慣の乱れ・自己管理の甘さであることがほとんどだからです。
こういった健康管理ができない職人は、「寝坊」「頭痛」「謎の腹痛」「家族の不調」などの理由が頻出し、現場の予定を振り回してしまいます。 厳しいようですが、これはプロとしての自覚が全く足りない と言わざるをえません。
そして絶対に忘れてはいけないのは、 塗装の仕事は 天気と共に生きる職業だということです。
雨・風・湿度・気温、すべてが工事の進行に直結する、非常に繊細な仕事です。
雨が降れば現場は止まり、前夜の天気予報で急な変更が必要になることも日常茶飯事です。
真夏は気温、冬は乾燥速度、春秋は風と花粉… 常に自然と相談しながら段取りを組むのが塗装職人です。
つまり、天気仕事に向き合う覚悟・柔軟性・責任感 が備わっていない人は、残念ながら塗装職人には向きません。
もし、
- 自分のペースで働きたい
- 天気に左右される生活が嫌
- 生活リズムが乱れがち
- 体調管理がどうしても苦手
そんな想いが強いなら、無理に塗装職人を続ける必要はありません。 それは冷たさではなく、本人にも周りにも、お客様にも良い選択といえます。
塗装は天気と向き合い、段取りを積み上げながら 仕上がりと安全を守る仕事です。だからこそ、「天気仕事を受け入れる」ことは 最低限の前提条件といえます。
小林塗装では、
- 時間を守る
- 連絡を怠らない
- 天候を読み、柔軟に動く
- 健康管理をする
- 家庭の問題を「言い訳」にしない
これらを技術と同じくらい重要なスキルと考えています。お客様の大切な住まいを預かる以上、誠実さと責任感が何よりの基盤だからです。
逆に、 時間にルーズ・欠勤が多い・健康管理が甘い・天気仕事への覚悟がない という四拍子が揃えば、 どれだけ塗装が上手でも 「ダメな塗装職人」の典型です。
ダメな塗装職人特徴7. 身なりがだらしない人
塗装の仕事は屋外での作業が中心で、作業着が汚れるのは当たり前です。 現場では汗もかきますし、塗料が飛んだり、粉塵が付いたりするのも日常茶飯事です。
だからこそ、多くの職人が「どうせ汚れるんだから、見た目なんてどうでもいいでしょ」と油断してしまいがちです。
しかし実際はその逆です。「汚れる仕事だからこそ、身だしなみに気を配るべき」なのです。
作業着というのは単なる「服」ではなく、その職人自身の印象であり、所属している会社全体の信用を背負っている看板でもあります。
たとえば、破れたズボン、何日も洗わないうちに塗料でガチガチに固まった作業服、 色あせたヨレヨレのパーカー・・・。こんな格好で現場に来られたら、どれだけ腕が良くても、「本当にこの人に家を任せて大丈夫?」 とお客様が不安になってしまうのは当然です。
さらに最近は、若い職人さんを中心に 「作業服とは似つかわしくないストリート系ファッション」で現場に現れるケースも見られます。
- 脱げかけたボロスニーカー
- 極端にダボついたズボン
- 紐の長いパーカーで道具に引っ掛かる
- やたら派手な原色のアウター
- 謎の英語・タトゥー柄・トライバルマークのプリントTシャツ
もちろん、個人でファッションを楽しむこと自体は悪くはありません。
むしろ、職人の世界にもセンスの良さがあると、現場の雰囲気は明るくなります。
つまり、小林塗装としては―― 「全部、上下作業服にしなさい」というような堅苦しい話ではなく、 「社会人として恥ずかしくない・爽やかで上品なトラッド系カジュアル」を推奨です。
具体的には、
- サッと羽織れる落ち着いた色味のワークジャケット
- 動きやすくて清潔感のある無地のTシャツ、ラグランシャツ、ポロシャツ
- シンプルで軽量なワークパンツ、チノパン
- 清潔に保たれたスニーカーや安全靴
- アクセサリーや過度な装飾は避ける
この控えめだけどキレイめなトラッド寄りのスタイルは、お客様からの好感度も高く、年代・性別を問わず安心感を与える効果があります。
つまり、上から下までTHE作業服に固める必要はありません。ただし、「社会性のあるトラッド寄りのおしゃれ」であることです。
これがプロの職人としての基本姿勢であり、お客様の家に入るうえでの最低限の礼儀と言えます。
また、現場へ向かう途中でサッと身だしなみを整えられるよう、車の中には次のアイテムを常備しておくととても役に立ちます。
- 汗拭きシート
- ヘアブラシ・櫛
- 整髪料
- 予備のTシャツや靴下
- 簡易消臭スプレー
こうした小さな心遣いひとつで、 お客様の安心感は想像以上に大きく変わります。 そして不思議なことに、身だしなみが整っている職人ほど、段取り・気遣い・コミュニケーションが丁寧なのです。
反対に破れた服・奇抜な街着・長年洗っていない作業服で現場に入る職人は、残念ながら「ダメな職人」へ最短コースでまっしぐらです。
身だしなみは、技術以上に「誠実さがにじみ出る部分」です。 ちゃんとした身だしなみは、最終的に仕上がり品質にも必ず影響します。 これが、小林塗装が長年大切にしている職人の基本姿勢です。
ダメな塗装職人特徴8. 向上心がない職人・めんどくさがる職人
塗装職人という仕事は、ただ「塗料を塗るだけ」の単純な作業ではありません。 素材の特性、気温・湿度の変化、下地の状態、塗膜の厚み、乾燥時間・・・。一つとして同じ現場はなく、毎回 「どうしてそうなるのか?」を理解しながら積み重ねていくことで、技術と経験が本物の力へと育っていきます。
つまり職人とは、本来「学びが止まらない仕事」であり、向上心こそが最も重要な資質なのです。
ところが現実には、残念ながらときどき 「自分はもう十分できる」「別にこれ以上覚えなくてもいい」 という雰囲気をまとった「向上心のない職人」が現場に紛れ込んでしまうことがあります。
そういった職人には、次のような傾向が見られます。
・自己肯定感が低く、新しいことに挑戦しない
・責任感が弱く、できれば楽な方へ逃げがちです
・自分の短所に向き合わず、改善を避ける
・面倒な作業を後回しにする
・そして何より「探究心がまったくない」
・さらにめんどくさがる姿勢が習慣化している
このめんどくさがるという姿勢は、実は現場にとって非常に危険です。
たとえば 「そのくらいでいいだろう」「まぁ見えないところだし」「後で誰かがやるだろう」こうした気の緩みが、仕上がりの精度を一気に落とし、重大な施工不良の火種になってしまうこともあります。
塗装は細部が命です。 たった一手間を惜しんだだけで、 塗膜の耐久性・密着性・美観は大きく損なわれます。
つまり「めんどくさがり」は、技術云々以前に職人として致命的なのです。
また、めんどくさいという気持ちが表情や態度に出てしまうと、 周囲にまで「やる気のない空気」が伝染します。
真面目に取り組んでいる職人ほどストレスを感じ、 現場全体がどことなく重たく、前向きさを失ってしまいます。
「まあ、これくらいでいいか」 「どうせ誰も気づかないだろう」 「それ、明日でいいんじゃない?」
こうした妥協のムードがたった一人のせいで広がってしまい、段取りの乱れ・報告漏れ・品質低下などと負の連鎖が始まり、 最終的には工事全体のクオリティを確実に下げてしまうのです。
もちろん、小林塗装ではこうした状態を決して放置しません。「誰でも良くなれる」「成長できる」と信じ、技術面だけでなく、仕事への向き合い方や姿勢まで丁寧に指導しています。
職人同士が自然と刺激し合い、前向きな空気の中で仕事が進む環境づくりを大切にしています。
向上心と探究心、そしてあと一歩の手間を惜しまない姿勢は、才能ではなく習慣です。 昨日より今日、今日より明日、少しでも良くなろうとする人こそが、 最終的に「本当に信頼される、良い塗装職人」になるかと思います。
ダメな塗装職人特徴9. 後のことを全く考えない人
塗装工事の現場というのは、けっして「今日の自分の仕事さえ終わればいい」という場所ではありません。
足場屋さん、大工さん、板金屋さん、シーリング屋さん、防水屋さん、そして塗装職人。多くの専門職が関わりながら、ひとつの物語のページをバトンでつないでいくように工事が進んでいきます。
こうした「チームでつくる現場」の中で、ときどき姿を見せるのが、「今この瞬間だけ自分が良ければいい」という、非常に残念な考え方を持つ職人です。一見テキパキと作業しているようでも、実は後工程のことを全く想像できていなかったり、自分が帰ったあとの現場がどうなるかを一切考えていない―― そんなタイプの職人がいると、現場の歯車が一気に狂いはじめます。
たとえば、 ・使った道具をそのまま無造作に置きっぱなし・材料の残量を確認せず、必要数も伝えない・作業の進捗や不具合を誰にも共有しない・危険な箇所があっても「まぁいいか」と放置 こういった行動は、本人は「大したことじゃない」と思っていても、次に現場へ入る職人からすると大迷惑なのです。
ほんの一言のメモや伝言が残されているだけで、「どこまで終わっているのか」「何を優先すべきか」「注意すべき箇所はどこか」 が一目で分かり、驚くほどスムーズに仕事が進みます。
逆に何も書かれていなければ、現場を歩き回って確認したり、 推測しながら段取りを組み直したりする必要が生じ、 結果として時間・労力・品質のすべてに悪影響が出ます。
現場ではとりわけ、 「必ず自分以外の誰かがここに立つ」 という意識が、とても、とても重要です。
自分の作業のしやすさだけを考えるのではなく、「次に来る仲間が困らないように」「後工程の人がスムーズに入れるように」そんな目に見えない優しさや配慮が最終的な現場の仕上がりや雰囲気を大きく左右します。
万が一その気遣いを怠り、現場を乱雑なまま帰ってしまえば、 その状態を見た別の職人・職長・現場監督が心の中でこうつぶやいてしまうかもしれません「あぁ、この状態で平気で帰れるのか。・・・こりゃダメな職人だわ」と。
小林塗装では、こうした「現場を整える姿勢」も技術のひとつだと考えています。建物の美しさをつくるのは塗料の色だけではありません。
丁寧な引き継ぎ、周囲への配慮、誰が見ても気持ちよく作業できる環境づくり―― そういった目に見えない仕事こそが、お客様の安心につながり、ひいては本当に良い仕上がりを生み出す原動力になります。
後のことまできちんと考えて動ける職人は、仕事も、人間関係も、仕上がりも、すべてが自然と良い方向へ育っていきます。それは時間が証明してくれる確かな真実です。
ダメな塗装職人特徴9. 作業後の片づけ・掃除ができない人
外壁塗装の仕上がりに自信のある職人ほど、実は「作業が終わったあとの片づけ・掃除」にもしっかりと気を配っています。 塗装の美しさと同じくらい、この “現場の清潔さ” は、その職人がどれだけ誠意を持って仕事に向き合っているかを映し出す鏡のようなものだからです。
ところが残念ながら、世の中には 「自分が塗った部分が綺麗ならそれでいい」 と考えてしまい、周囲の状態や後片づけにまで意識が向かない職人も存在します。
たとえば、・敷地の端に乾いた塗料片が落ちている・風で飛んだマスキングビニールが庭に残っている ・サッシの隅に養生テープだけがそっと置き去りになっている。
こうした「余分な置き土産」は、毎日暮らすお客様にとって真っ先に目に入り、「最後まできちんとしてくれなかったんだな。・・・」 と残念な気持ちを抱かせてしまいます。
塗装工事は、塗り終わった瞬間がゴールではありません。
お客様が帰宅された際、朝カーテンを開けたとき、ふらっと庭に出たとき、 その一瞬一瞬を気持ちよく迎えられる状態に整えておくことこそが、本当のプロの仕事です。
さらに見過ごされがちですが、 「道具の扱い方」も、職人の腕前や人柄が如実にあらわれる部分です。
刷毛が乾いた塗料でガチガチになっている、ローラーが固まりかけている、材料置き場が散乱している。そんな状態で現場にくる職人は、残念ながら仕上がりも段取りも雑になりがちです。
昔から職人の世界では、よくこんな言葉が語られています。
「道具には魂が宿る。 丁寧に扱えば必ず応えてくれる。」
これは決して大げさな表現ではなく、 刷毛一本、ローラー一本の扱い方には、その職人の姿勢がはっきりと出ます。
手入れが行き届いた刷毛は塗料の含みも滑らかになり、鏡面のように仕上がり、作業は驚くほどスムーズになります。
反対に、道具を雑に扱う人は仕事も雑になり、「まぁ、これくらいでいいだろう」という甘さが随所に滲み出ています。 毎日使う道具を大切にできない人は、お客様の大切な家を大切にすることはできません。
そして意外と盲点なのが、「作業車の中の状態」です。
・工具が散乱している、・使い終わったウエスが丸めて放置されている、・空き缶やペットボトルがシートの足元に転がっている。そんな車で現場に来られてしまうと、「本当にこの状態で段取りは大丈夫なのかな・・・?」 と不安を抱かれても無理はありません。
反対に・工具が種類ごとに整然としまわれている
・すぐに必要な材料が取り出せる ・ゴミや無駄なものが残っていない
そんな車を見ると、誰もが 「この人は現場もきれいに仕事をするだろうな」と感じられるかと思います。
作業車は、動く作業場であって、職人の段取り力や気遣いの集大成なのです。
小林塗装では、仕上げの美しさはもちろん、「工事前より現場がきれいになっていること」を徹底しています。
現場だけでなく、工具、道具、車内の整理整頓までを含めてこそ、ひとつの工事が完成すると考えています。
塗る技術はもちろん大事ですが、それと同じくらい大切なのが 「気配り」や「思いやり」です。
道具を大切にできる職人は、お客様の家も大切にします。その積み重ねこそが、信頼できる職人の「品位」をつくっているのではないのでしょうか?
ダメな塗装職人特徴10. 周囲や後輩に対して高圧的な人
塗装の世界では、ベテランになるほど「技術の高さ」だけではなく、 人を育てる力・人に接する姿勢が問われるようになります。
しかし残念ながら、中には後輩に対して威圧的だったり、 周囲の空気を無視して高圧的な態度を取ってしまう、いわゆる「ダメなベテラン職人」が存在することも事実です。たとえば若い職人が作業に手間取ったとき、「こんな簡単なこともできないのか?」 などと、相手の気持ちを一切考えない言葉を投げつける人がいます。
しかし、塗装という仕事は手作業の連続なので、 最初から完璧になんて誰もできません。
今ベテランの人だって、若い頃には何度も失敗を繰り返してきたはずです。(むしろ、失敗談は皆さんでしかありません山ほど持っているはずです。・・・)
叱ることと怒鳴ることはまったく違います。
叱るとは、相手が前に進めるように願って伝える指導であって、 怒るとは、ただ自分の感情をぶつける攻撃でしかありません。
この二つを混同してしまう人は、結果的に後輩や同僚を萎縮させ、現場の空気を一瞬で冷え込ませてしまうのです。
そしてこれは、実は後輩だけの問題ではありません。 高圧的な態度は、周囲で見ている職人全員にも「嫌な空気」を伝染させますし、 時にはお客様の耳にも入ってしまいます。
「職人さん同士が怒鳴っていて怖い」「なんだか現場の雰囲気が悪い気がする」「この人たちに家を任せて大丈夫なのかな。・・・」
こうした不安をお客様に与えてしまえば、どれだけ塗装が上手くても、「信頼できる塗装店」とは到底思ってもらえません。
また、ご近所の方が現場を見かけることも多いので、 高圧的な態度は周囲の住民にも不快な印象を与えかねません。
外壁塗装は職人だけの作業ではなく、お客様・ご近所様・現場の職人 多くの人の安心と信頼の上に成り立つ仕事だからです。
本当に良い職人は、後輩を追い詰めて「怖がらせる」のではなく、「どうしたら、うまくできるようになるか?」を一緒に考えて、時には寄り添い、励ましながら育てることができます。
当店がいつも大切にしているのは、 一緒に良い現場をつくるという前向きな空気
です。怖さや威圧感ではなく、 安心して質問できて、いつもチャレンジできる環境こそ、高品質な工事を生み出し、お客様の信頼につながると確信しています。
まわりの誰かを不快にさせる高圧的な態度は、技術云々以前に職人としても、人としても評価を大きく下げてしまいます。
反対に丁寧で穏やかな姿勢は、現場の空気を整え、お客様への安心感にも深くつながります。
ダメな塗装職人特徴11. 和を乱す人(+空気が読めない職人)
塗装工事の現場は、一人の力だけで完結する場所ではありません。 足場、大工、板金、シーリング、防水、左官、電気・・・そして塗装。 職種の違う多くの職人が出入りしながら、まるでひとつのチームのように進んでいく「共同作業の舞台」です。
そんな中で最も現場の空気を悪くしてしまうのが、 「周囲にマウントを取る」「自分の正しさだけを押し通す」タイプの職人です。
他人の意見を聞かず、「俺の方が知っている」「俺の方が分かってる」とばかりに主導権を握ろうとする。
こうした言動が始まると、現場の雰囲気は一気にピリピリし、誰も心地よく仕事ができなくなります。
たしかに現場には、段取りが悪い場面や改善が必要な工程が出てくることもあります。
しかし、そんな時に求められるのは、相手を見下すような言葉ではなく、
「そっと寄り添う、ていねいで穏やかな進言」です。「こうするともっと良くなるのでは?」という建設的な提案です。
ところが、視野の狭いダメな職人ほど「自分のやり方こそが絶対に正しい」だと勘違いしていることがほとんどです。
「俺はこうやる。最終的に仕上がれば文句ないだろ」という自己本位な姿勢から抜け出せません。
でも、それは単独作業の仕事だけに通用する考え方です。 複数の職人が関わる塗装工事では、明らかに不適合です。
また、近年とくに増えているのが、「空気が読めない(KY)職人」です。
・皆が準備しているのに、ひとりだけスマホを触っている・足場職人が作業中なのに、真下でのんびり材料を広げ始める・先輩や親方がお客様と確認をしているのに、隣で無関係な世間話をする・狭い現場で仲間が動きにくいのに、気づかず邪魔な位置に立ち続ける
こうした「空気の読めなさ」は、直接的なトラブルを引き起こすだけでなく、周囲の人たちの集中を乱し、作業ペースを鈍らせ、最終的には品質にも影響を及ぼします。
技術があるかどうかの前に、 「今、この状況で何をすべきか」「ほかの職人がやりやすいように動けているか」を考えられない人は、 職人としての成熟度が著しく低いと言わざるを得ません。
現場というのは、ただ作業をこなす場所ではありません。安全に気を配り、助け合い、お互いの作業工程を思いやりながら進める場です。 だからこそ、和を乱す行動は、技術の良し悪し以上に致命的です。
塗装は細やかな気遣いとチームワークで仕上がりが大きく変わります。 どれだけ腕が良くても、
「現場の和を乱す人」=「信用できない職人」 これは塗装業界では揺るぎない評価です。
小林塗装では、技術だけでなく、人としてのふるまいやコミュニケーションこそ、 良い仕上がりをつくる大切な材料だと考えています。
穏やかな空気の中で仕事ができるチームこそ、最終的にお客様に最も喜ばれる施工を生み出します。
仕事を続けるうえで、一番大切なのは「人間関係」と「空気を読む力」。 これらを疎かにしないことが、「ダメな職人」に陥らないための確かな第一歩です。
ダメな塗装職人特徴12. 昔の良い部分だけを取り上げ、今を否定する職人
塗装の世界には、昭和・平成・令和と時代が移り変わる中で培われてきた、素晴らしい文化や技術の積み重ねがあります。 長年現場に立ち続けていると、その変化ひとつひとつに思い出があり、「あの頃はこうだったなぁ」と何だか懐かしくなる瞬間も少なくありません。
しかし、そんな「過去の良さ」を語ることと、 「昔は良かった」「今の若いやつはダメだ」と 一方的に今を否定してしまうことは、まるで別のものです。
昭和の時代――。 まだ塗料の性能も限られ、今ほど塗りやすい塗料もなく、とにかく気合いと根性で乗り切るのが当たり前でした。
夏は炎天下で汗だく、冬は凍える中でペンキがなかなか乾かず、 マスクも今のように性能が高くなかったため、粉塵の中で作業することもしばしばです。
そうした苦労の中で、昔の職人は本当に鍛え上げられていきました。
さらにバブル期には、新築ラッシュ、リフォームブームで仕事量は桁違い。「夜の12時まで現場」「翌朝5時集合」なんて武勇伝(?)も珍しくなく、 今では考えられない作業スピードと体力で乗り切っていたものです。 もちろん当時の社風や品質基準が今とは違って、良くも悪くも勢いで現場を回していた時代だったともいえます。
ところが「昔の武勇伝や根性論」ばかりを持ち出して、 現代の技術や安全基準を軽んじてしまう職人がときどきいます。そして、若い職人に向かっては決まってこう言ういいます。
・「俺たちの頃はこんな甘くなかった」
・「最近の道具はラクすぎてダメだ」
・「昔のやり方が正しい」
ですが実際には、塗料も工具も品質基準も、 令和の今の方が圧倒的に進化しています。 建物の構造も変わり、断熱基準も変わり、作業環境も大きく変化しました。
昔ながらのやり方に固執してしまうと、かえって仕上がりが悪くなったり、安全性を損ねてしまうリスクすらあります。
過去の良さを語るのは素敵で楽しいことです。 しかし、昔の「良い部分だけ」を切り取り、美化して、現在を否定する態度は、職人としても、人としても大きな成長の妨げになります。
昔の時代背景には確かに尊敬すべき精神があります。 昭和の不自由さの中で培われた工夫、バブル期のフル回転の体力、 親方の背中を見て技を盗む「目で覚える」風習。それらは今でも財産です。
しかし、その一方で―― 材料の品質向上、作業環境の改善、安全管理の徹底、職人育成の仕組みなど、今のほうが優れている点も数えきれないくらいあります。
小林塗装では、「昔の技術も、今の技術も、どちらも大切にする」ことを基本にしています。 どちらか一方を否定するのではなく、“お客様にとって最も良い方法”を選ぶのが、プロとしての正しい姿勢だと考えています。
過去の栄光に縋りつき、「昔は良かった」と今を否定するだけの職人は、 残念ながらダメな塗装職人と言わざるを得ません。
時代は変わって、建物も変わり、塗料も進化し、気候の厳しさも増しています。
だからこそ、職人もいつもアップデートし続ける必要があります。「昔に戻る」のではなく、「今をより良くする」という姿勢こそ、本当に信頼される塗装職人の条件です。
【のぶちゃんのひとこと】
「昭和の親方の背中もカッコいいけど、 令和の常識も大事にするのがプロだにゃ。 昔語りはほどほどに…今をサボる言い訳にしちゃダメなんだよ!」
| 項目 | 昔の塗装現場 (昭和〜平成初期) | 今の塗装現場 (令和) |
|---|---|---|
| 塗料の性能 | ・防カビ・遮熱などの機能は弱く、持ちが短い ・3回塗っても耐久が5〜7年程度 ・ニオイが強く、乾燥も遅い | ・高耐候・防汚・遮熱・防カビなど高機能化 ・耐久年数12〜18年など長寿命 ・水性塗料が主流で臭いが少なく、環境にも優しい |
| 道具・機械 | ・9インチ、7インチローラーや刷毛中心で体力勝負 ・養生テープがクラフトテープ、マスカーが高価 ・軽量工具はほとんどなく、重たい道具が基本 ・安全装備も最小限 | ・効率的な6インチ、3インチローラー、高級化繊ローラー、化繊刷毛、軽量スプレーガン、攪拌機などが普及 ・養生テープのサイズ幅広くラインアップ、マスカーが手ごろ価格に ・道具の進化で仕上がりが安定 ・安全帯・ヘルメットなど装備が標準化 |
| 現場の安全性 | ・足場の基準が甘く、今では考えられない危険な施工も多かった ・マスクや保護具は「付けないのが普通」 ・“根性論”で何とかする文化 | ・法令で安全管理が厳格化 ・落下防止・防護具・安全帯など必須 ・天候判断も徹底し、安全性が最優先 |
| 働き方の文化 | ・長時間労働が美徳 ・夜遅くまで作業、翌朝5時半集合なども ・休憩も少なめで“気合と根性” | ・無理な長時間労働はNG ・適切な休憩・水分補給などが徹底 ・職人の健康管理も会社の責務に |
| 現場のコミュニケーション | ・口頭での「勘と経験」が中心 ・記録は少なく、管理は曖昧 ・後輩は「背中を見て学べ」が基本 | ・写真・報告書・チャットで情報共有が一般的 ・工程管理も可視化 ・ていねいな指導・マニュアル化が進む |
| 技術の考え方 | ・「親方や先輩の技術を盗め」という時代 ・細かい基準は曖昧で職人による差が大きい | ・基準が細かく定められ、品質が安定 ・“技術+説明責任”が求められる時代 ・新しい材料や工法への適応が必須 |
| お客様との距離感 | ・説明は最小限で「任せてくれれば大丈夫」が通った時代 ・見積書もシンプル | ・丁寧な説明・写真付き報告が当たり前 ・透明性の高い見積りが求められる ・コミュニケーションも大切に |
【のぶちゃんのひとこと】
「“根性で塗れ!”って言ってた時代、今の気温と湿度を見たら絶対ビビるにゃ。
塗料も職人も、ちゃんと科学と休憩が必要なんだよ…ほんとに。」
【のぶちゃんのひとこと】
「昔のローラー、重すぎでしょ…。いま同じの渡されたら、ぼくなら腰じゃなくて心が折れるにゃ・・・。」
【のぶちゃんのひとこと】
「俺たちの若い頃は・・・って言う人ほど、だいたい今の塗料や道具の説明書を読んでないにゃ。まず字を読もう。そこからにゃ。」
【のぶちゃんのひとこと】
「“背中を見て覚えろ”の背中が、そもそも見本になってない問題。
背中を見せる前に、まず心を見せるにゃ。」
ここまで、「挨拶ができない職人」「報告・連絡・相談ができない職人」「言い訳ばかりの職人」、さらに「段取りが悪い職人」「安全意識が低い職人」、そして「自分を客観視できない職人」など、現場で本当に困ってしまう「ダメな塗装職人」の特徴を、少し踏み込んで詳しくしてきました。
もちろん、どんな仕事にもミスや失敗はつきものです。
しかし、大切なのは「間違いをどう受け止め、どう改善しようとするか」という姿勢です。 この姿勢が身についていない職人は、技術がどれほど優れていても、やがて周囲からの信頼を失い、結果として良い仕事を続けることができません。
反対にあいさつができる人、報告や相談をきちんと行える人、 自分の非を素直に認められる人、安全を最優先に行動できる人は、こうした一つひとつの丁寧な行動が積み重なることで、 「本当に信頼できる職人」が育っていきます。
それは技術のうまさと同じくらい、あるいはそれ以上に大切な要素かもしれません。
さらに、ダメな職人にならないために必要なのは、 「自分を客観的に見る目」です。「まぁこのくらい良いだろう」と思ったその行動が、 お客様にとっては許されないことかもしれず、一緒に働く仲間にとっても負担になっている場合があります。
ですから時々、少しだけ自分を外から眺めるような気持ちで、「自分はどう見えているだろう?」と意識してみることも大切です。
とはいいましても、あまりに考え込みすぎてしまうと 誰でも気持ちが疲れて鬱になってしまいます。 ですから、「ほどよい距離感で自分を見つめ直す」ことが重要です。適度な反省と前向きな改善ができれば、それはもう成長の証そのものです。
塗装の仕事は、ただ壁に色を塗るだけの単純作業ではありません。お客様の暮らしを守り、長く愛せる住まいを仕上げていく、とても繊細で責任ある仕事です。 だからこそ、技術はもちろんのこと、 「丁寧さ」「誠実さ」「協力し合う心」が問われます。
小林塗装でも、職人一人ひとりが日々の仕事の中でその姿勢を見つめ直し、 現場でのふるまいや気づきを大切にしながら、お客様の大切な住まいと向き合っています。 それが自ずと「気持ちの良い仕上がり」や「安心して任せられる仕事」につながると信じているからです。
これから塗装工事を検討されている方も、ぜひ「技術力だけでなく、人として信頼できるかどうか?」を塗装店選びの一つの基準にしてみてください。 安心して任せられる職人と出会うことが、 住まいを長く大切にしていくための、何よりの近道です。
最後にお客様が外壁塗装を安心して任せるための 「職人選びのポイント」をこれまでの内容に沿ってチェックリスト形式でまとめました。 「どの塗装店が信頼できるのかな…」と迷ったとき、 ぜひ活用してほしい「実用的な判断基準」です。
- □ あいさつ・礼儀がきちんとしている
- □ 報告・連絡・相談がしっかりしている
- □ 間違いを認め、素直に謝れる
- □ 段取りが良く、準備がきちんとできる
- □ 安全配慮が徹底されている
- □ 身だしなみが整っている
- □ 誠実で、嘘をつかない
- □ 後輩や周囲への態度が穏やか
- □ 現場の掃除・片づけまで丁寧
- □ 向上心を持ち、学び続けている
最初の一言や姿勢には、その人の「人間性と仕事への向き合い方」が現れます。 丁寧なあいさつができる職人は、仕事の一つひとつも誠実で丁寧です。
現場の状況、小さな変化、気になる点をこまめに共有してくれる職人は、 トラブルを未然に防ぎ、工事の安心感がまったく違います。
誰にでもミスはあります。 そこで大切なのは、問題に正直に向き合い、きちんと修正しようとする姿勢です。言い訳ばかりの職人は、工事の品質にも不安が残ります。
「段取り八割」という言葉の通り、準備が整っている現場は仕事も美しく進みます。効率的な導線で動く職人は、総合的に仕上がりの質も高いです。
足場・工具・保護具の扱いに落ち着きがあり、 危険箇所への意識が高い職人は、事故を防ぎ、結果として施工ミスも減ります。
汚れる仕事だからこそ、清潔な作業着や身の回りの整理が信頼感を生みます。 だらしない外見のまま現場に立つ職人は要注意です。
「知ったかぶり」「曖昧な説明」「話を盛る」これは危険信号です。誠実な職人ほど、お客様の安心を最優先に考えます。
現場はチームプレーです。 高圧的な態度や横柄な言動が目立つ職人は、対人トラブルの元になりがちです。人間性の良さは、仕上がりの美しさにもつながります。
良い職人は、「工事前よりきれいに」を自然に実践します。片づけに手を抜かない人は、全工程に誠実で丁寧です。
塗料・工具・施工基準は毎年のように進化します。昔のやり方だけに固執せず、柔軟に学ぶ職人ほど、仕上がりの精度が高い傾向があります。
どれも特別むずかしいことではありませんが、 この10項目を自然に実践できている職人こそ、「本物の良い職人」です。 技術だけでなく、姿勢・誠実さ・気配り・安全への配慮 それらが揃ってはじめて、心から満足できる塗装工事が実現します。
外壁塗装をどこに頼むべきか迷ったとき、 ぜひこのリストを思い出してください。 住まいを大切にしたいお客様にとって、きっと大きな助けになるかと思います。
高品質な塗装工事なら、ダメな職人がいない「名古屋の塗装店」小林塗装にお任せください
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名古屋市周辺で、高品質な外壁塗装をお求めのお客様は、小林塗装にお任せください。
外壁塗装の調査と見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。
コラム筆者
小林塗装 店主 小林ゆず
小林塗装の店主「小林ゆず」は、このコラム「ダメな塗装職人の特徴」の筆者で、 塗装工事一筋?で30年以上です。 名古屋市周辺で外壁・屋根・室内塗装と、住まいにまつわる様々な場面で、数えきれないほど多くのお客様のお家に関わらせてもらいました。
まぁ30年というとずいぶん長い年月ですが、 塗装の世界では毎日が学びの連続で、「昨日より今日、今日より明日もう少し良くしたい」と思い続けてきたからこそ、気付いたらこんなにも時が経っていた。・・・というのが正直なところです。
当店のホームページでは、こうした長年の経験の積み重ねから得てきた技術や知識、そして「お客様のお家を大切にしたい」という想いを、少しでも分かりやすく、読みやすいかたちに変えてお届けしています。
難しい言葉ばかり並べても、専門店としての自己満足で終わってしまいますから、 「はじめて塗装工事を考える方にも、すっと入ってくる言葉で」「すごく専門的だけど、堅苦しくなく」をモットーに、日々コラムを書いています。
外壁塗装は、お客様にとって人生で何度も経験することではありません。
ほとんどの方が、いざ考え始めると、「うちもそろそろ塗り替えたほうがいいのかな?」「どの塗料が本当に良いの?」「相場っていったいどれくらいなんだろう…」と、疑問や不安が浮かんでくるものだと思います。
だからこそ、自分自身が長年の現場で感じてきたこと、 たくさんのお客様からいただいた相談や失敗談、 職人としての目線で気を付けてほしいことなど、「現場のリアル」を包み隠さずお伝えすることで皆さまが少しでも安心できるようにそんな気持ちで、日々コラムを書いています。
これからも、初めて塗装工事を検討される方はもちろん、「ちょっと気になったから見てみようかな」という方にも、気軽に読んでもらえるような、時にちょっと笑ってもらえるような、そんな「ゆずらしいコラム」をお届けしてできたらと思っています。
住まいとそこに暮らす人の暮らしに寄り添った塗装専門店として、 これからもどうぞよろしくお願いします。
長く現場にいると、思わず笑ってしまうような、 でも当時の自分としては全然笑えなかった…そんなできごとが山ほどあります。
たとえば、まだ僕が見習い時代のときのできごとです。
とある現場の際 塗料のフタをちゃんと閉め忘れたまま 車を運転してしまい、 現場に到着したら・・・想像どおりの大惨事です。
車内は一面、まさかの茶色ワンカラーでした。
あのときの気持ちは、今の僕にずっと残り続けており、 自分が店を構え、人を育てる立場になった今、 「あの先輩のみたいに、まず手を差し伸べられるようになりたい」 という想いは変わりません。
塗装の技術は、練習し続ければ必ず身につきます。でも、人への寄り添い方や、失敗した人を責めずに支える姿勢は、現場で誰かに教わりながら育つ、心の技術だと思っています。
だから今でも若い職人にはこう言っています。
「失敗したら、まず正直に誤って反省すればいい。一緒に直すから。」 怒るより、その方がずっと成長の近道だからです。
こんな裏話を書くと「ゆずさん、何だか若い頃めっちゃやらかしてるじゃん。・・・」と思われるかもしれませんが、その通りです。いっぱいやらかしました。
でもそのぶん、今の自分の人としての部分は育ったのかもしれません。
これからも小林塗装は、技術と人柄の両方を大切にしながら、 お客様に安心して任せてもらえる塗装店として、ゆったり歩んでいくので、気軽に声をかけてください。
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